2019年8月18日 更新

恋愛や仕事で期待しない方法は?もう辛い期待はしたくない!

恋愛、またビジネスでも受動的で、いつも他人に期待してしまう、依存心の強い人がいる。他律的に生きる、そうした依存心の強い人は他人を愛することができない。他人に期待したり、依存せずに、人を健全に愛するのはどうしたらいいか?

目次

もう辛い期待はしたくない!

Woman Happiness Sunrise · Free photo on Pixabay (73945)

こんなはずじゃなかった!せっかく恋人を見つけて、今度こそ!と思ったのにがっかり・・
そういう経験はありませんか?
それでは、期待しては裏切られてばかりいるあなたに、期待しない方法を伝授しましょう。

期待しない方法

Clouds Sky Cloudy · Free photo on Pixabay (70093)

自分の好きな人や恋人に対して、つい、不平不満や愚痴が多くなってしまう・・そんな経験は誰にでもあるかもしれませんね。
それは愚痴を聞かされる相手にとっても、そして何より好きな人に対して、愚痴や不満を言ってしまう本人にとっても、苦しいことですね。

それではどうして、つい不平不満や愚痴が多くなってしまうのか?その原因について考えてみましょう。

むやみやたらに頼らない

Romance Couple Love · Free photo on Pixabay (70098)

理想の恋人、パートナーを探す人は多いです。男性、女性問わず、優しい人、頭のいい人、何でもいう事を聞いてくれる人・・現実的な考え方をする女性でしたら、さらに相手が高収入であるとか学歴が高いとか、生活の安定を考えて、条件付きで恋愛相手を探す人がいますね。

恋愛している相手に期待し過ぎる、何でも頼りすぎる、これは期待される、頼られる側にとってどんなに重荷になるか。また、相手に期待し過ぎてるか頼りすぎて、あげくのはてに相手に幻滅して関係が壊れてしまうという話はよくあることです。

「あなたがいなければ生きていけない・・」これは一見、愛しているようで、実は相手に依存しているだけであって、愛でもなんでもないということはよくあります。相手を活かすのが愛ですが、相手を殺してしまう愛もあるのです・・

もちろん、相手を頼ったり、お互いにサポートしあうことは必要です。ところがむやみに相手に頼りすぎる、依存してしまうと、自分も相手も苦しめることになるのです。

これは仕事の場合でも、どんな場合にも言えることですが、やたらと人を頼れば、周囲の人たちに負担をかけますね。
それでは、恋人やパートナーに、あるいは仕事などで、むやみに相手に頼らないためにはどうしたらいいのか、見ていきましょう。

そもそも自分が期待に応えられているのか考える

The Thinker Rodin · Free photo on Pixabay (71000)

恋愛をしている時、相手に依存しすぎたり、期待しすぎると、どうしても不平不満が出てきます。たとえば、パートナー、あるいは仕事で、誰かの責任能力を責める前に、まず自分がどれだけ他人に対して、あるいは仕事に対して責任を持てるかを振り返ってみましょう。男であるとか女であるとかは全く関係ありません。

わが身を振り返れば、自分の無能力なところや欠点も見えてきます。特に自分にできないことを相手に要求するのはバカバカしいことに気が付きますよね。

相手に優しくされたいのなら、まず自分が優しくしたらいいのです。愛される、何かをしてもらう~という受け身で待っているのではなく、自分から愛すればいいし、相手に不平を言う前に、自分の出来ることをすればいいのです。つまり与えられる、相手が何かをしてくれるのを期待して待つのではなく、常に与える、行為する能動的な人間になればいいのです。

恋愛対象の相手に対して、常に受け身で生きていれば、愚痴や不満が多くなるでしょう。相手にどうしても愛されたいとか、何かしてもらうことを期待してしまうからです。

受け身で生きるのではなく、能動的な与える人間になるということは、成熟した大人になることなのです。もちろん見返りを期待したギブアンドテイクの「与える」では、それはまた不満や愚痴の原因になることはもうお分かりですね。

自分にしっかりと責任を持つ

Loneliness Woman Beach · Free photo on Pixabay (71429)

それでは、どうしたら成熟した大人になれるでしょうか?
それは責任を持つ、ことです。責任を持つという事は、自分の人生での選択や、仕事などのどんな行為にも主体性を持つ、ということです。

主体性を持つということは、それがたとえ失敗であったとしても、他人のせいにしない、ということなのです。そしてできる範囲での責任が持つのが大人なのです。

依存心が強ければ、他人のせいにしたり、恨んだり、過剰な被害者意識を持つことになるでしょう。

過剰な被害者意識は、「自分は正しい」の枠組みをなかなか外せないことによっておこります。そうすると平気で他人に責任転嫁したり、他人のせいにしてしまうのです。そうならないためには、まず自分自身を振り返ることができるような、内省する力を持ちましょう。

主体性は自身を内省する力によって支えられます。そして主体性のある人間は他人のせいにしたり、責任転嫁することもなくなりますし、また、他人に対して責任も持てるようになるのです。

自分の世界をつくるようにする

Hiding Boy Girl · Free photo on Pixabay (71515)

人に期待しやすい、依存心の強い人間は、どうしても他人に流される傾向にあります。
そのためには趣味を持つとか、自分の価値観をしっかり持てる人間になりましょう。

パートナーがいても、パートナーとは別の自分の趣味であるとか、友人や人間関係を持ちましょう。そうすることによってパートナーとの関係も、閉鎖的じゃなくオープンな風通しのよいものになるでしょう。

人間関係は流動的なものです、流動的だからこそ、オープンな風通しの良さが必要なのです。愛は固定された閉鎖的な関係を嫌います、愛は自由から生まれるのです。

他人を変えるのは厳しいと知る

Panorama Nature Light · Free photo on Pixabay (71679)

相手に何か問題がある場合、「私の力で変えてみせる」と思ってしまうのも、依存心の変形です。人はそんなに思い通りにならないし、また、それほど簡単に変えることもできないのです。

もちろん、人は人との出会いによって、その影響によって変わることもありますが、それは本人がもともと持っていた資質が現れただけなのかもしれません。

好きな人を、自分の力で変えようとする気持ちは、たとえそれが善意であっても、人を思い通りにしたい、支配したい、相手を自分に都合よく利用したいといったサディズムになってしまう危険があります。平気で人を自分の思い通りに利用する、支配してしまうサディズムも、あるいは相手のいいなりになる、支配されたいといったマゾヒズムも、両方とも依存心の変形です。

恋愛で期待しない方法

Romantic Hug Togetherness · Free photo on Pixabay (71782)

「恋は盲目」で、恋愛では好きな人が何しても許してしまうような、いわゆる(あばたもえくぼ)状態になってしまいがちですね。そして、相手にまったく期待しないで愛することはもちろん可能なのです。

むしろ、好きな人のの美点よりも欠点を受け入れてしまうのが、本当の恋愛だったりしますが、ここでは相手に期待しないで、恋人を愛する方法についてご紹介していきましょう。

相手と自分の気持ちは別と考える

Bird Cage · Free image on Pixabay (71797)

自分の好きな人と、感じ方や考え方が似ていたり、価値観が一致したりしているのがわかると、とてもうれしいものです。しかし、それは自己愛が拡大されたものに過ぎません。

人が自分に近いもの、似ているものを容易に受け入れることができるのはとても自然なのです。しかし、本当に愛する場合、人は自分とは違う考え方や価値観を受け入れることができるのです。好きな人に同一化せずに、相手の違いを受け入れることができるでしょうか?

それはとても難しいことかもしれませんね。

しかし、お互いに自分と違うものを受け入れて、お互いに変化していくことができるのが愛なのです。

自分が完璧じゃないという意識を持つ

Waffle Heart Waffles Icing Sugar · Free photo on Pixabay (71819)

皆さんもご存じのプラトンの「饗宴」はエロスについての対話篇です。エロス(性愛・渇愛)には欠乏、貧しさという意味もあります。つまり決して美しいものではないのです。

さて、それはどういう意味でしょうか?

例えばあなたが好きな人が、あるいは恋愛対象になっている人が、女性にとてももてる素敵な男性だったり、あるいは絶世の美人だったりします。あなたはその相手に対して劣等感を持ってしまうかもしれません。

しかし、あなたの好きな人が、どんなに素敵な男性だろうと女性だろうと、その人を愛しているあなたのほうがずっと素敵で素晴らしいのです、それは、あなたが自分が不完全であることを知っているからです。

愛するということができるのは、自分が何も知らない、不完全な人間であることを知ることから始まるのです。

そして、愛するという事は決して誰にでもできるというわけじゃないことはもうおわかりですね。愛されることばかり期待するのは、子供なのです。成熟した人間だけが人を愛することができるのです。

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