2019年9月6日 更新

チェッコリ玉入れの起源や広まった経緯!チェッチェッコリの歌詞の意味も

チェッチェッコリ♪チェッコリッサ♪という歌詞の唄を耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか?起源や意味がわからなくても、一度耳にすると頭から離れないような中毒性のある歌が、なんと!小学校の運動会の玉入れに使われて始めているというのです。

可愛すぎる玉入れ!チェッコリ玉入れ

Sports Day Kindergarten Jade - Free photo on Pixabay (600567)

昭和までの日本では、運動会の『玉入れ』とは、みんなでお手玉のような柔らかい球を一心不乱にカゴに向かって投げ入れて数を競うという種目でした。そもそも運動会とは「グループに分かれて競うもの」という概念のものでした。

最近の小学校では、玉入れとは子供だけでなく親も楽しめる競技であり、音楽を取り入れてダンスしながらの進化系玉入れ『チェッコリ玉入れ』が当たり前になってきているようなのです。

チェッコリ玉入れががなぜ始まり広まったのか?その謎を解き明かしていきます。

チェッコリ玉入れの起源は?

Children School Laughing - Free photo on Pixabay (600608)

昭和生まれまでの人は「もちろん運動会で玉入れをするのは知っている」と思いますが、子供の頃に運動会でする種目の一つである玉入れはあくまでも玉入れで、ダンスを取り入れた玉入れを経験したことはないでしょう。

玉入れにダンスを組み合わせてみようとする発想も不思議です。しかも「チェッコリ」って何?と思う人は少なくないはずです。

ここでは、チェッコリ玉入れが行われるようになった理由や、全国に広まった経緯、始まったと思われるおおよその時期や、発祥の地についてのあれこれをご説明していきます。

玉入れにチェッコリが使われるようになった理由

Zumba Party Marathon - Free photo on Pixabay (600568)

玉入れにチェッコリが使われるようになった理由は「スタート!のピストルの音が聞こえづらいから」だとか。運動会には学校の子供達や父兄が集まり、沢山の人がガヤガヤしているのが当たり前で、よっぽど集中して見ていない限り、いつどこで何の種目が行われているのかわからないのが当たり前でした。

特に団体戦で行われる種目では、そのガヤガヤがさらに大きくなり「聞こえない」という生徒たちが多かったようです。だからといって、スタートのピストルの音を大きくすると、特にお年寄りや小さい子供たちがビックリしてしまうので、運営側が「どうすればよい?」と深刻に悩んでいたようです。

全国に広まった経緯

Sports Day Autumn - Free image on Pixabay (600569)

全国に広まった経緯は「参加者にも観客にもに受けて口コミで広がり、メディアで取り上げられるようになったから」だとか。とくに低学年の生徒達が、笑顔で腰に手を当てて左右にフリフリして踊る姿は、そこにいるすべての人を笑顔に変えてしまいました。

そのことが、テレビで取り上げられ放送されると「うちの運動会にも取り入れたい!」という声が広がっていったようです。特に今では個人でムービーで撮るのが当たり前の時代ですから「少しでも可愛い我が子を撮影したい」と思う親御さんは多いはずです。

チェッコリは始まったのはいつ?

Sports Day Relay - Free photo on Pixabay (600570)

チェッコリは始まったのは、2000~2005年くらいの間で、どこかの小学校で始まったそうです。昭和生まれまでは、学校の授業にダンスなどないのが当たり前でしたが、平成生まれからは「強制的に体を動かすのではなく、楽しく体を動かして健康的な体になるため」と、学校の授業にダンスが取り入れ始められました。

現代の日本では、なにかしらのダンスができない人はほぼ皆無であり、やたら「ダンサー」という人が増え、様々な種類のダンスを趣味で楽しむ人も増えてきています。

チェッコリ玉入れの発祥の地

Bunting Sports Day Clear - Free photo on Pixabay (600571)

チェッコリ玉入れの発祥の地は、「埼玉県である」という説と「福岡県である」という説があるのですが、どうも埼玉県内の小学校が多く採用しているらしいのです。

しかし、2014年時点で福岡市の小学校145校中で、90校でチェッコリ玉入れが導入されていたというデータもあり、チェッコリ玉入れの発祥の地は未だ定かになっていません。

チェッコリ玉入れに細かい規定は定められていないようなので、少しずつ形が変わってきていることも発祥の地がわかりにくいことの一つの要因だそうです。

チェッコリ玉入れのルール

Football Colored Sports Gear Get - Free photo on Pixabay (600572)

チェッコリ玉入れには、詳細なルールは決まっていなくても大体のルールがあるそうです。昭和の時代に「みんなで一生懸命に勝つために競う種目」だった玉入れは、今や「みんなで笑顔で楽しむ種目」に変わったようです。

世界的に「平和であることが素晴らしい」という流れになってきている現代では、グループになって意味なく競う運動会というものが「良くないもの」と言う認識に変わってきたのでしょうか。

ここではチェッコリ玉入れの基本的なルールをご紹介していきます。

チェッコリに合わせてダンス

Zumba Party Marathon - Free photo on Pixabay (600573)

チェッコリ玉入れは、普通の玉入れと同じ様に、まず生徒は玉を入れる網袋がある棒を軸に描かれた円の外に並びます。そして、チェッ、チェッ、コリー♪ チェッコリー♪という音楽が始まりだしたら一緒に踊りだします。

チェッコリ玉入れの踊り方は全国で様々なパターンがあるそうなのですが、一番シンプルな踊り方は、頭や腰に手を当ててて腰を左右に振るものだそうです。踊る小学生もノリノリになり、観客もテンポよく踊りと玉入れの両方を楽しめるという大変優れた合わせ技を持つものです。

曲の間奏部分(または曲が止まって)玉入れ開始

Free Sky Flag Blue - Free photo on Pixabay (600574)

曲の間奏部分、または曲が止まったところで、普通の玉入れと同じように玉入れが開始されます。といっても、必死にする競技でもなくふざけてする競技でもなく、みんなで「楽しいね」と確認するように楽しみながらするところが昭和までの玉入れとは全く違うようなのです。

玉が入らないからといって、泣き出したり、友達に「ちゃんとして」と言われたり、イライラすることなどないというわけです。観客も、玉の数の勝敗を見に来ているわけではなく、可愛く踊る自分たちを観に来ていると知っているからです。 

歌が始まったら再びダンス

Athletic Foot Volleyball Ball - Free photo on Pixabay (600575)

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