2019年9月6日 更新

チェッコリ玉入れの起源や広まった経緯!チェッチェッコリの歌詞の意味も

チェッチェッコリ♪チェッコリッサ♪という歌詞の唄を耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか?起源や意味がわからなくても、一度耳にすると頭から離れないような中毒性のある歌が、なんと!小学校の運動会の玉入れに使われて始めているというのです。

みんなで「楽しいね」と楽しみながら玉入れをしていると、再びチェッ、チェッ、コリー♪ チェッコリー♪という音楽が始まリます。そこで、再び玉を入れる網袋がある棒を軸に描かれた円に沿って並び、チェッコリダンスを始めます。

この競技での主役は「玉の数」ではないのです。あくまでも「ダンスをしながら玉入れをする可愛い自分たち」なのです。SNSなどで自撮りして他人に見てもらうことを楽しむ時代の子供たちにピッタリの種目なのでしょう。

繰り返し

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再び、曲の間奏部分、または曲が止まったところで、普通の玉入れと同じように玉入れが開始されます。この繰り返しが『チェッコリ玉入れ』というわけです。

昭和までの運動会では、運動会はあくまでも「競うもの」であり、運動が得意でない子供にとっては「自分の運動能力の無さを自分の学校の友だちの前だけではなく、全ての親御さんの前で披露しなければならない」という苦痛でしかないものでした。

現代では運動会とは「参加者も観客もすべての人が笑顔でするもの」に変わったのです。

ガーナの民謡局「チェッチェッコリ」の歌詞

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しかしなぜ玉入れのダンスの曲が『チェッコリ』という音楽になったのでしょうか?そもそも、日本語なのでしょうか?どこの国から来た音楽なのでしょうか?運動会に関係がある音楽なのでしょうか?歌詞の内容は、日本の子供たちが歌っているものと同じなのでしょうか?

次々に「なぜ?」という疑問が湧いてきてしまいますが、ここではチェッコリの音楽の歴史や歌詞や、日本の子供たちに歌われている歌詞や、現地の歌い方や踊り方について詳しく解説していきます。

チェッコリはガーナの民謡局

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不思議なことに、チェッコリ玉入れの『チェッコリ』はガーナの民謡曲とされている子供の遊び歌なのです。ある程度の人数で輪を作り、リーダーとなる人が歌う後に続くように、こだまのように歌い続けるという、いわゆる「エコーソング」です。

このエコーソング『KYE KYE KULE(チェ チェ クレ)』は、1957年のガールスカウト世界大会(ジャンボリー)で日本へ持ち帰られ紹介されることになりました。もちろん、ボーイスカウトでもよく歌われます。

ちなみに、アメリカ民謡『森のくまさん』もガールスカウトとボーイスカウトで歌われるエコーソングの一つだとか。

チェッコリの歌詞の意味

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チェッコリの歌詞の意味については、日本の「せっせっせーのよいよいよい、おちゃらかおちゃらかおちゃらかホイ」のようにみんなで楽しく調子をとって歌う意味のない歌だそうです。

それこそ、昭和どころかもっと以前の日本では、ネットやゲームなどなかった時代の子供たちは、こういった意味のない歌を歌って外で元気に遊ぶのが日常の光景でした。

意味なく外で元気に遊ぶということが亡くなってきた日本人にとっては、この意味を持たない歌で楽しく歌って踊って遊ぶということが、逆に新鮮に感じるのかもしれません。

日本の子供たちの替え歌歌詞

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日本の子供たちの替え歌歌詞は、原曲とは少し違う「日本語が含まれているような意味を持たないけど楽しい歌」として歌われています。日本のテレビ番組でタモリさんが司会の『空耳アワー』と似たようなイメージのものです。

原曲では「リサンサマンガン♪サンサマンガン」と歌われている所を「二酸化マンガン♪酸化マンガン」と替えた歌にして歌われているようです。たしかにこれだけ聞くと意味がよくわからない歌ですね。でも、思わず空耳のように「なるほど!」と思ってしまう歌でもあります。

チェッチェッコリの正しい歌い方

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ガーナの公用語は英語で、チェッコリの歌も現地の口語の発音を英語で音写しただけなので、アルファベットのスペルの正誤も、詞の内容も重要でないそうです。

そのまま日本語に音写した場合「チェチェクレ チェチェ コフィンサ コフィンサ ランガ カカ シランガ クム アデンデ クム アデンデ ヘイ!」が日本では「チェッチェッコリ チェッコリ サ リサッサ マンガン  サッサ マンガン ホンマン チェッチェッ!」と言う歌詞になりました。

歌い方は『森のくまさん』の「ある日(ある日)、森の中(森の中)」のように「Kye Kye Kule(チェチェクレ)Kye Kye Kule(チェチェクレ)」「Kye Kye Kofinsa(チェチェコフィンサ)Kye Kye Kofinsa(チェチェコフィンサ)」と歌詞をこだまのように繰り返し「Kum Adende, hey!(クム アデンデ ヘイ!)」を一緒に歌います。

チェッチェッコリの踊り方

Ballet Dance Ballerina - Free photo on Pixabay (600583)

チェッコリの踊り方は、歌とリズムに合わせて、4拍子で4回ずつ自分の頭、肩、腰、膝を両手で軽くポンポンと叩いて「Kum Adende(クム アデンデ)」で足を付き、最後に「Kum adende, hey!(クム アデンデ ヘイ!)」でジャンプして両手を空に突き上げます。

おもしろいことに、踊ることが日常のガーナでは日本のように腰を振って踊ることはないそうです。

最後の「ヘイ!」の部分は、アメリカに伝わってから日本に伝わった歌なので、アメリカ的な掛け声に変えられたそうです。そして、ガーナのオリジナル版が「エコーソング」という形の歌であったのかは、まだわからないままだそうです。

日本で歌われているチェッチェッコリ

Mt Fuji Volcano Mount - Free photo on Pixabay (600584)

多くの小学校の運動会に取り入れられ始めているほど、日本人に親しまれている『チェッコリの歌』は、なぜそれほどまでに日本に浸透されることになったのでしょうか?

日本人にとっては身近ではない、まさかのガーナの!それも歌詞の意味がない歌を!何がきっかけで、誰が流行らせたのでしょうか?

ここでは、日本で親しまれているチェッチェッコリの歌を歌っている人や、親しまれるきっかけとなったCM、SMAP×SMAP内のユニットなどをご紹介していきます。

ゆみ&ゆか

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2003年7月、お茶のCMで「チェッ、チェッ、コリー♪チェッコリー♪」と、フレッシュかつキュートに日本語の歌詞が加えられた歌詞で歌われる曲に合わせて、かわいく踊る『ゆみ&ゆか』が話題となり全国に広がるようになりました。

この曲は『ゆみ&ゆか』の振り付き解説付きで、フルサイズ、GO GO A GO GO MIX、オリジナル・カラオケ、CMヴァージョンが入った「チェッチェコリ」という曲の名前でCDになり発売され『ゆみ&ゆか』は歌手としてもデビューすることにもなりました。

髪の長い女の子が『ゆみ』こと『清水ゆみ』さんで、ショートヘアーの女の子が『ゆか』事『井元由香』さんです。

サッポロ「まる福茶」のCMソング

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