2019年7月25日 更新

ヒューリスティックの心理学的意味とは?具体例や種類についても

みなさんはヒューリスティックとは何か知っていますか。今回はヒューリスティックの心理学的な意味や具体的な例、ヒューリスティックの種類について詳しく紹介していきます。ヒューリスティックは上手に使うことでいろんな場面で利用できるものになります。

目次

固着性ヒューリスティックを使うためには先に基準を提示することが大切です。この事前に与えられた基準となりその後の行動に影響が出ます。

このことをアンカリング効果と呼びます。アンカリング効果は人間の特性を上手に使った効果と言えます。

人は何かを判断するときに目の前にある情報に引っ張られてしまう特性があります。そのため事前に基準を提示するとその基準から考えてしまいます。

恋愛などにおいてもアンカリング効果があり、どうしても前の彼女や彼氏を基準としてしまいがちです。

シミュレーションヒューリスティック

Thought Idea Innovation - Free photo on Pixabay (500444)

最後はシュミレーションヒューリスティックです。シュミレーションヒューリスティックは簡単に言うと思い込みです。

シュミレーションヒューリスティックは頭の中でものごとを想像することにより、現状以上のことを判断してしまうことを言います。

例えば明日の商談でのプレゼンが心配で寝ることができないようなことです。大切な商談では心配になる気持ちはわかります。

だいたいその心配は失敗したらどうしようというものです。しかしこの失敗するかもしれないことには何も根拠はないのです。

代表性ヒューリスティックの例

War Nuclear Red - Free photo on Pixabay (501135)

ここからはそれぞれのヒューリスティックの具体的な例について紹介していきます。まずは代表的ヒューリスティックです。

代表的ヒューリスティックは想起ヒューリスティックとも呼ばれるようにあまり深く考えないことを言います。

もし飲みに行くとしてだいたいの人は一杯目はビールを頼む人が多いのではないでしょうか。なぜビールを頼むのでしょうか。

考えたことのある人はほとんどいないでしょう。なんとなく最初の一杯はビールと思ってしまうために無意識的に頼んでしまうのです。

1つだけの商品をみて決める

Forklift Warehouse Machine - Free photo on Pixabay (501136)

1つ目の例は1つの商品だけを見て決めてしまうことです。特にいつも買っているものの場合だとかの例がよく起きます。

例えばあなたが好きなレストランがあるとします。そのレストランには全国に店舗を構えています。

代表的ヒューリスティックでは自分の好きなレストランはおいしいため他の系列店もおいしいだろうと思ってしまうことです。

実際に行ってみないとわかりませんし、そもそも同じ料理を出しているかもわかりません。このように1ついい点があると全ていいと感じてしまうのです。

外見で役割を決めてしまう

Public Speaking Speaker Man - Free image on Pixabay (501137)

外見で役割を決めてしまうことも代表的ヒューリスティックの具体例としてあります。男性女性や若いや高齢など無意識に外見を人は見ています。

あなたは部下から海外に長期出張する人を決めなくてはなりません。独身で若い部下かシニア社員が部下としてる場合どちらを選びますか。

無意識的に独身の若い社員を選ぶのではないでしょうか。シニア社員だと高齢で海外の生活は厳しいのではないかと思うでしょう。

このように外見から役割を判断してしまうことも代表的ヒューリスティックの具体例です。

利用可能性ヒューリスティックの例

Wind Farm Energy Renewable - Free photo on Pixabay (501138)

続いては利用可能性ヒューリスティックの具体例を紹介していきます。利用可能性ヒューリスティックは接触頻度が影響を及ぼしています。

心理学的には単純接触効果とも呼ばれるようです。この単純接触効果とは特定のものや人と接触する回数が多いほど信頼をしてしまうということです。

そもそもなんで単純接触効果のようなものが起きてしまうのでしょうか。これは脳の問題です。脳はとにかくなるべく思考しないようにしようとします。

考えることは一番負担がかかるのでなるべく効率的考えようとします。その脳の思考パターンとして単純接触効果が発生してしまうのです。

ブログは毎日更新する

Beverage Blog Blogger - Free photo on Pixabay (501139)

利用可能性ヒューリスティックはビジネスの場面でもよく使われたり日常生活でも多く利用されます。例えばブログの更新を毎日行うことです。

ブログは自分のことを発信するツールです。そのため単純接触効果を高めようと考えるとなるべく毎日投稿するほうがいいでしょう。

なぜなら毎日投稿することで中身はどうあれみている人がいる場合は接触回数を増やすことができます。

内容の濃いものを不定期で出す方が読んでもらえるように考えますが単純接触効果を考えると内容が薄くともなるべく毎日投稿することがいいでしょう。

メルマガは小出しにする

Computer Laptop Technology - Free photo on Pixabay (501140)

利用可能性ヒューリスティックではメルマガもブログと同じように小出しにするほうが効果が出るでしょう。なぜなら接触頻度が増えるからです。

メルマガはだいたいビジネスの場面で使用されることが多いでしょう。よりメルマガを見てもらいたい、そのための信頼を得たいと考えるでしょう。

そのためにはまずはメルマガに触れされる機会を多くすることが大切なようです。そうすることで単純接触効果を得ることができます。

SNSでも同じことが言えます。なるべく表示される投稿に自分の投稿を増やすことで単純接触効果を得ることができます。

デートはちょっとずつ定期的に

Hokkaido Biei Foppery - Free photo on Pixabay (501141)

利用可能性ヒューリスティックは恋愛の場面でも活用することができます。デートの時間よりも回数を増やしたほうがいいということです。

月に一回濃密な時間を過ごすことよりも週に一回少ない時間でもデートすることにより接触頻度を増やすことができます。

そうすることで接触頻度が増えることであなたのことを信頼してくれる可能性が高まります。

もし気になる相手がいる場合はなるべく会う機会を増やすほうが相手を振り向かせる可能性は高くなるでしょう。

固着性ヒューリスティックの例

Industry Strommast Power Line - Free photo on Pixabay (501142)

次は固着性ヒューリスティックです。固着性ヒューリスティックは事前に示された基準をもとに判断をすることです。

固着性ヒューリスティックはアンカリング効果とも呼ばれることは先ほども紹介した通りです。このアンカリング効果はビジネスの場面でよく使われます。

ビジネスではより高い売上を上げるためにこな固着性ヒューリスティックが活用されます。またフリマなどでも見受けられます。

また合コンや遅刻の連絡の際にもこの固着性ヒューリスティックは有効的です。

期間限定表記

Rail S Bahn Train - Free photo on Pixabay (501143)

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