2019年10月19日 更新

高位破水の症状や原因は?陣痛より前に破水する高位破水の予防法

破水には卵膜が破れる場所によって種類があります。その内の高位破水は破水で一度に流出する量が少なく気づきにくいと言われています。陣痛より前に破水してしまうと、早産や危険もありますので予防する方法や対応をご紹介していきますので参考にしてみてください。

高位破水について知識を深めよう

Belly Pregnant Woman Close Up Cute - Free photo on Pixabay (89216)

主に、出産が近くなる妊娠後期に赤ちゃんと羊水を包んでいる卵膜が破れることをいう破水ですが、羊水が子宮口、膣を経由して体外へ流れ出してしまいます。

陣痛が起こってお産が進み、分娩の際の赤ちゃんが出てくる直前に起こるのがふつうです。ただ、出産は人それぞれ、胎児の状況によっても違うものなのでその通り破水が起こるとは限りません。

陣痛が始まってから起こるものや、先に起こってしまうものもあり、破水の色によってはすぐに受診が必要になるものもあります。「高位破水」は破水の中で最も気づきにくく、原因も特定し辛いと言われています。

今回POUCHSは、破水についてわかり易くまとめています。

何が起こるかわからない出産に安心して臨むために、また母体や赤ちゃんを守るために、破水、特に高位破水について知識を深めることは大切です。症状や原因、予防法まで詳しくご紹介していきます。

また、POUCHSは恋愛やライフスタイルを応援する記事を多数取り扱っております。こちらの記事も、ぜひ一緒にお読みください。

破水とは?

Jellyfish Under Water Sea - Free photo on Pixabay (89218)

そもそも破水とは何でしょう。「破水」という言葉は妊婦や出産を経験したことがある人、その周りの人は聞いたことがあるものでしょう。

また、産院などの母親学級や両親学級などで、お産の進み方、出産の前後の流れや入院についての説明の中で、事前に破水が起こった時の対処など、助産師さんから説明を受けるものです。

臨月になるといつどこで起こるかわからない、予測のつかない破水ですが、説明を受けて準備していても、落ち着いていられる人は少ないでしょう。その時に慌ててしまわないように知識を深めて備えることは大切です。

破水って何?

Drops Of Water Liquid - Free photo on Pixabay (89221)

破水とは、赤ちゃんや羊水を包んでいる卵膜が破れ、子宮口から羊水がでてくることを言います。卵膜とは、子宮の中で胎児と胎児を守るための羊水を包んでいる3層の袋状の膜のことで、赤ちゃんの成長によって羊水も増え膨らんでいきます。

胎児は卵膜の中で、子宮の圧や外の世界の細菌から守られています。破水することで卵膜が破れ、羊水が外に出ていってしまうので、胎児を守るものがなくなってしまうのです。

卵膜が破れるとそこからの細菌による感染、羊水が減ることで子宮の圧による締め付けから、へその緒の血流が途絶えてしまう恐れなども考えられるので、生まれる直前までは卵膜、羊水で守られていた方が胎児にとって安全なのです。

どのように起こる?

Thinking Hipster Trees - Free photo on Pixabay (89224)

破水はどのようにして起こるのでしょうか。理想的だと言われている破水が起こるまでの流れは、まず前駆陣痛という感覚に規則性のない断続的に痛みの弱まる陣痛が起こります。

そして、おしるしがあり、等間隔の痛みで間隔が短くなるにつれ痛みが増す陣痛が起こります。陣痛の間隔が10分おきになったところで産院に連絡し向かい、だんだんと陣痛の間隔も短くなり、子宮口も開いていきます。

そして、生まれる直前の子宮口が全開に開き始めた頃に、胎児が下りてこようとすることで破水が起こります。ただ、必ずしもその順番通りに進んでいくとはかぎりません。妊婦さんや胎児によって、出産によっても人それぞれで、違います。

適時破水

Woman Pregnant Female - Free photo on Pixabay (89227)

適時破水とは、陣痛が10分の間隔で起こり、子宮頸管が柔らかくなり、子宮口が全開になって分娩が始まってから起こる破水のことです。一般的な分娩までの流れで、理想的な破水だと言われています。

適時破水が起こっても、子宮口が全開になり赤ちゃんが出てくるまでの時間は初産で1〜3時間程かかるとも言われていますので、焦らずに病院や助産師さんに伝え、指示を仰ぎましょう。

経産婦や、初産でも稀に急速にお産が進む場合もあるので、産院外で破水した場合は連絡手段は肌身離さず持っておき、迅速に対応できるようにしておきましょう。

非常時破水

Speaker Belly Woman Pregnant - Free photo on Pixabay (89229)

非常時破水とは、早期破水、前期破水など本来破水が起こる段階より前に破水することです。早期破水とは、分娩開始後に子宮口が全開になるより前に破水が起こることを言います。

前期破水とは、陣痛が10分おきになる前の分娩開始前に破水が起こることを言います。正期産と言われる37週以降で破水し、24時間経っても陣痛が始まらない場合は陣痛促進剤などを使ったり、帝王切開などで分娩します。

37週未満の臨月に前期破水が起こると、胎児がまだ成熟しきっていないため、胎児の状態を観察してそのまま分娩を促すか、妊娠を継続するかを決定します。母体の様子や血液の状態で感染を起こしている場合は分娩になり、早産となります。

正期産に入る前の34週未満で高位破水が起こってしまった場合は、赤ちゃんが十分に成長するまで管理入院し、抗菌剤などを使いながら感染防止に努めます。

低位破水

Pregnant Women But Isaac - Free photo on Pixabay (89232)

低位破水とは破水する位置を示すもので、完全破水とも言われ、卵膜が子宮口付近の低位置で敗れた破水のことを言います。卵膜の子宮口に近いところが破れるので大量の羊水が流出します。

低位破水は、量が多いので羊水が流れ出る感覚があり、破水したとわかります。破水したらすぐに医師に指示を仰ぎましょう。

高位破水

Pregnant Woman Pregnancy Baby - Free photo on Pixabay (89235)

高位破水は子宮口から離れたお腹の上側、卵膜の上の方で破水が起こることです。卵膜の上側から羊水がでてくるので、漏れ出てくるように少量ずつじわじわと出てくることが多いです。

少量の羊水がじわじわと出てくるので、破水なのか尿漏れなのか判断が難しいです。尿と羊水はにおいや色が違いますが、量が少ないと判断できないこともあると思います。心配な時は病院で診てもらうようにしましょう。

病院で診てもらって、子宮口に卵膜があるのに破水が起こっている場合は高位破水という診断になりますが、超音波検査でみてもどこが破れたのかはわかりません。羊水かそうでないかは病院で検査することができます。

高位破水の原因

People Baby Belly - Free photo on Pixabay (89539)

羊水検査や絨毛検査で子宮や卵膜に人工的に穴を開けた場合、高位破水になります。それ以外の場合は、破水の場所を分ける要因はないとも言われています。

前期破水の原因となるもので、高位破水になる可能性のある原因を紹介していきます。

性交渉

Romantic Hug Togetherness - Free photo on Pixabay (89542)

1 / 5

関連する記事 こんな記事も人気です♪