2019年9月7日 更新

兄弟リスクとは?兄弟リスクが増え続ける原因とその回避方法

大人とは、自分で自分の面倒をみられる人です。ですが、社会の変動のせいもあり、大人になりきれない大人が増えました。そして、兄弟だからという理由で、大人が大人に面倒をみてもらうという兄弟リスクが増え始めています。事例や回避方法などを解説します。

心の病気という言葉を耳にするようになって、今では驚くようなことではなく「またか」と思ってしまうことに驚きませんか?放っておいたら治る病気でもないのに、とるべき行動や治す方法も確立されていません。

心の病気は、一直線に働かないor働けないor働きたくない大人を増加させます。少しずつ理由が解明され、とるべき行動もわかってきてはいますが全く手探り状態です。

心の問題を抱えることで、兄弟リスクを負わせてもいいなんて変です。自然界では、自分で自分の面倒をみられないなら生きていけないものです。

核家族化

Children Happy Group - Free photo on Pixabay (444635)

「プライバシーの確保の大切さ」が声高に叫ばれたことにより、家族が核家族化したことで、逆に金銭的に精神的に生活していくだけで大変なことが増えました。

子供を愛するために厳しくしなくてはいけない親たちと、その関係を補修したり緩和させてくれたりしてくれる祖母や祖父。「怒られても大丈夫。ちゃんと愛されてるよ」とサポートしてくれる大人の先輩たちがいなくなることで、家族の関係性がカミソリの刃を研ぐように繊細で危ういものになりました。

核家族になる前は、お年寄りは「もう人生を終える準備をするだけの人たち」ではありませんでした。他にもとても重要なポジションにいてくれていました。

働き方の多様化

Sisters Girls Summer - Free photo on Pixabay (444636)

「男性だけが働く」「9時5時で働く」「一生一社」という概念がなくなり、どんな人でも働けるように、何歳でも働けるようになりました。そして「就職したから一生安心」という会社などなくなり、より良い生活を求めて転職を繰り返すことも珍しくなくなりました。

ですが、働き方に決まりがなくなったことにより「選択できる」ことで、働かない期間を持つ人や働かないことに慣れてしまう大人が増えました。このことにより「兄弟リスク」が増加しました。

兄弟がいなくても兄弟リスクに巻き込まれる恐れがある

Children Girl Brothers And Sisters - Free photo on Pixabay (444821)

実の兄弟がいなくても兄弟リスクに巻き込まれる可能性があります。大人なのに「働かない」=「自分で自分の面倒をみない」人がいることで、必ず一番近しい誰かに面倒をみてもらわなくてならないという事態になります。

子供でもないのに働いていない人はいませんか?付き合っていかなければならない関係性の人にそんな人はいませんか?どちらにしろ働けるのに働かない選択をしている大人には注意しましょう。

そんな大人が身近にいるせいだけで、自分の人生をぶち壊しされることもあります。

交際相手の兄弟

Brothers Boys Children Look - Free photo on Pixabay (444823)

「兄弟リスク」で人生に負担をかけてくるかもしない人は、何も自分の兄弟だけではありません。交際相手の兄弟にも自分の人生に負担ををかけられてしまう可能性はあります。

変な話ですが、真剣に交際している相手がいる人ほど自分の人生が左右される事態になる可能性があります。結婚などを考えて交際している人には、ますます見過ごせない人で問題です。

まだ結婚もしていないのに、身内でもないのに口を出すにも出せない繊細な間柄になりますので、結局見ているしかない選択をとる人が多いというわけです。愛する人がその人の兄弟のせいで泥船に乗っている事態を何とか気が付かせたいだけなのに、ただ助けたいだけなのに。

結婚相手の兄弟

Brothers Boys Boy - Free photo on Pixabay (444824)

自分に「兄弟リスク」をかけてくる相手が、交際相手の兄弟から結婚相手の兄弟になっていた場合もありますし、知らずに結婚してふたを開けて見たら結婚相手がこんな問題を抱えていたということもあります。

どちらにしろ、自分の人生と関係性のある相手として口出しすることが難しい相手です。近しい人ほどへたに口出しすると「では、どちらを選ぶ?」という喧嘩になり別れなければならなくなくなることもあります。他人のせいで自分たちに関係ない理由で険悪な仲になることもあるんです。

愛しているから、心配だから口出ししたいだけなのに、なぜか話が「自分の兄弟の人生を壊すように促す人」と変わってきます。感情的になっている相手に、この事態を説明しようとしても難しいです。自分が悪者にされてしまいがちです。

兄弟リスク回避方法

Children Brothers And Sisters - Free photo on Pixabay (444825)

兄弟がいるからといって、兄弟リスクの心配をする必要はありません。それぞれに回避方法はあります。正しい知識を持ち判断し、今さらですが兄弟同士で「自分の面倒は自分で見なければ、他の兄弟の人生を脅かす」ということを知り、そう意識して生きていけばよいだけの話です。

もし「他の兄弟の人生を壊してもなんとも思わない」という兄弟がいるなら、その兄弟に「他の兄弟に面倒を見てもらう権利」などありません。手放しても法的に問題ありませんし、兄弟リスクを負う価値もないはずです。自分を愛して心配してくれる人の手を振りほどいても続ける兄弟リスクなどありません。

そして気が付いてください。相手は「大人」です。「自分の面倒は自分でみられるのが大人」です。それなのに、大人同士で援助し続けるのはおかしくないですか?援助を必要とする兄弟は、歩けませんか?働くことができませんか?ただ甘えていませんか?

法的に見てもリスクを負う責任はない

Boys Kids Children - Free photo on Pixabay (444826)

いくら兄弟でも、人の善意や愛情を何とも思わないで「権利」などと主張してくる兄弟の手を握り続ける価値などありますか?そして、そうすることは、その人のためや自分を心配してくれる周りの人のためになっていますか?答えはNO!です。

もし生き続けたいなら食べるものがないほどに困窮してでも働かないことを選ぶ人などいません。「大人になったら自分の面倒は自分でみる」ことを当たり前なことと意識して生きていくことで、兄弟リスクなどという言葉とは無縁に生きられます。兄弟がいることはプラスになることでマイナスな関係にしないでください。

せっかくがんばって大人になってきたのはなぜでしょう?人に「生きているだけで迷惑をかける人だ」と思われるためにいろんな困難を乗り越えて生きていきたい人などいません。身内過ぎてわかってもらえないなら、社会的にわかってもらう方が傷が少なくてすみます。

兄弟の面倒を見る=善意ではないと知る

Swimming Children Pool - Free photo on Pixabay (444828)

「面倒をみさせてくれてありがとう」と、自分で自分の面倒をみられない兄弟の面倒をみる兄弟などいません。「見ていられないから」「仕方なく」など、あきらめの境地で兄弟リスクを負っているだけです。

援助している兄弟は悲しい気持ちやかわいそうな気持ちを押し殺していることに、援助されている兄弟は気が付いていますか?それを続ける意味や目的は何ですか?

そんな相手の気持ちを聞いて「なんとも思わない」「兄弟なんだから当たり前」などという人の手はサッサと手放しましょう。そんな人は心配する価値もありません。自分の人生をささげる必要もありません。相手のためというなら手放しましょう。

自分の生活を第一に考える

Happy Kids Boys - Free photo on Pixabay (444829)

腐って余るほどの財産を持てあましている人でない限り、兄弟リスクを背負うことで共倒れになります。大人なのですから自分の面倒は自分でみることは当たり前です。自分で自分の面倒をみられるからこそ「大人」なんです。

「自由が欲しい」なら自分で自分の面倒をみればよいだけです。「自分の面倒をみてもらう権利がある」のは、大人の権利を持たない子供だけです。何事にも都合の良い話などありません。そして、どんな人も自分のために兄弟リスクを負ってもらう権利などありません。

どんな大人も、人の人生を食いつぶすほどメチャクチャにしてしまう権利などありません。大人なんですから、自分の人生の責任はとるのが当たり前です。大人と子供はまったく違います。他人の人生のために自分を壊さないでください。

金銭的援助を断ち切る

Children Garden Autumn - Free photo on Pixabay (444830)

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