2019年7月22日 更新

妊婦はローストビーフを食べると危険?トキソプラズマ症のリスクとは

世間の話題になった「妊婦がローストビーフを食すことは大丈夫なのか?」の真実に迫ってみました。世間が知りたかった情報をまとめています。ローストビーフは生肉?生肉ではない?食べて大丈夫なのは本当なのか?生肉に含まれるトキソプラズマの正体とは?

目次

では、実際にローストビーフは食べない方がいいのでしょうか。
ローストビーフが持っている危険性とは一体何でしょうか?

妊婦さんが本当に知りたい「ローストビーフの危険性」を調べました。ローストビーフはダメなものだと思っていたので避けてきたが、それは正しかったのか。食べてしまった方はどんな危険があるのか知っておく必要がありますので、しっかりと読んでいただきたいです。

トキソプラズマ症へのリスク

Blood Cells Red - Free image on Pixabay (499156)

まず一つ目の危険性は「トキソプラズマ症」です。トキソプラズマ症とは、トキソプラズマという寄生虫によって引き起こされる「感染症」です。お肉に十分な火が通っていないと、トキソプラズマ症に感染する可能性があると言われています。

何故、妊婦さんがいけないのかというと、妊娠中というのは、免疫が低下しているからです。更に妊娠中ということは、胎児と「一心同体」ということですので、母体に何かあってしまうと、胎児にも影響があるかもしれないということです。

なので、妊婦さんがトキソプラズマ症に感染してしまうと、お腹の子供が「先天性トキソプラズマ症」を引き起こしてしまうことがあるのです。

母体及び胎児に影響がある

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お腹の子供が「先天性トキソプラズマ症」を引き起こしてしまった場合に、どのような影響があるのでしょうか。
お腹の子供に影響する症状はこのようになります。

「胎児発育遅延」→周りに比べて発育が遅くなり、ついていけないくらい差が出てきてしまう。「低出産体重」→十分な体重ではない状態で産まれてきてしまう。「視力障害」→目が見えない、見えにくい状態。「精神運動発達遅滞」→知的能力の発達が遅く、身近の管理などもできにくい。

といったような、障害が残ってしまうものもあるようです。障害のある状態で産まれた子に後から「変わってあげたい。」と思っても変わることはできません。五感があることがどれだけ幸せなことなのか、考えてみましょう。

死産や流産を引き起こす

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トキソプラズマ症に感染してしまうことで一番辛いことと言えば、はやり妊婦さんのお腹の中で胎児が亡くなってしまう「死産」や子宮で育たずに体内で流れてしまう「流産」を引き起こしてしまいます。

胎児に悪影響があるかもしれないわけではなく、死産や流産に繋がってしまったなんてことがあるかもしれないと思ったらいかがでしょうか。
自分の注意が行き届かなかったがために、赤ちゃんを失ってしまうなんでことがあっては、一生後悔してしまうでしょう。

予防ワクチンは存在しない

Vaccination Impfspritze Medical - Free photo on Pixabay (499159)

トキソプラズマ症に対して、予防ワクチンはまだ開発されていません。なので、個人的に予防するしかないのです。生肉からはもちろんのこと、ガーデニングなど土作業からも感染することがあります。

趣味や家でじっとしているには暇なのでということで、時間つぶしにできることでガーデニングをする人が増えていますが、妊娠中はよくないとされています。

ただ、予防ワクチンを作っていないわけではありません。まだ開発中ですのでいずれできる可能性もあります。
ただ、週数によっては妊娠中にできないこともありえます。

妊娠期間とトキソプラズマ症の影響

Baby Couple Wedding Rings - Free photo on Pixabay (499160)

次に、妊娠期間に対してトキソプラズマ症はどのように影響を及ぼすのでしょうか。
週数が早いほど危険であったり、週数が進んでいると安全に近いなど、あったりするのでしょうか。

そもそもトキソプラズマとは、三つの病原体に分かれます。「栄養型」「シスト」「オーシスト」その中で「シスト」と「オーシスト」と呼ばれるものが体内に入ることで危険を及ぼすと言われているのです。

妊娠中のどのタイミングが特に危険なのか、防ぐこともできるのか。これからの妊娠に備えていただけるといいでしょう。

妊娠初期

Maternity Girl Pregnant - Free photo on Pixabay (499161)

妊娠初期とは、妊娠15週(妊娠4か月の終わり)までのことを言います。そもそも妊娠周期は、最終月経の初日を妊娠0週0日として数えていきます。

その2週間後に排卵が起こって、数日後に受精をすれば受精卵となります。なので、「妊娠したかも?」と感じるのは次の月経がこなかった時だと思いますが、それはもう妊娠4週が経っているということです。

その妊娠初期の状態でトキソプラズマ症に感染してしまうと、胎児にも免疫と呼ばれるものはもちろん全くといっていいほどありませんが、症状が重症化する可能性は低いと言われています。10週目で感染すると、25.7%ほどです。ただ、伝染していくリスクは、初期の方が低いのです。

妊娠中期

Woman Baby Mother - Free photo on Pixabay (499162)

妊娠中期とは、妊娠14週から27週ごろと言われています。妊婦さんの中で妊娠中期の状態が、つわりもなくなってきて、お腹もそこまで目立つこともないため、過ごしやすいと言われています。

お腹の中では、胎児は動き回ったり耳が聞こえるようになってきていたり、母親の生活サイクルが伝わってくる状態です。過ごしやすいなどと言って、油断をしていいわけではありませんので、生肉を食べてはいけないことに変わりはありません。

症状の重症化を数字に表すと、20・30週では18.5%ほどに値します。
妊娠中期の時点で感染に気付くことは、のちのちリスクが少ないかもしれません。

妊娠後期

Pregnant Infant Mother - Free photo on Pixabay (499163)

妊娠後期とは、妊娠28週から40週のことです。最終段階といわれており、お腹も十分に膨らんできて、自分一人の体ではないことを再確認させてくれる時期とも言えます。

体が重いので歩いたりすることも疲れますし大変ですが、転んだりなんてしたら胎児に悪影響がでてきます。
31週以降では、胎児に感染する確率が60~70%と言われています。ですが、感染を妊娠初期にしている方が、胎児への症状は重篤と言われています。

そしてなによりも、母体に症状がほぼでないことが多いので気づかないのだそう。症状といっても、風邪のような咳や発熱でより気づきにくいのです。

トキソプラズマ症の感染リスクがあるもの

Mountaineer Forward Blizzard - Free photo on Pixabay (501801)

ローストビーフだけではなく、どのような食べ物、行動をするとトキソプラズマ症に感染しやすいのでしょうか。
私たちの普通に生活している中にも、気づかないうちに「トキソプラズマ」は隠れています。

どこから感染するかもわかりませんし、どの状態で感染が始まっているかもわかりにくいものです。
ケガをしてしまったりして起こる経口感染。くしゃみなど飛び散ることで感染する場合もあります。

食べ物だけでなく、これからの行動にトキソプラズマがないかどうか考えながら行動していきましょう。

加熱が不十分な肉

Fillet Fresh Meat - Free photo on Pixabay (501804)

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