目次
- 良妻賢母の歴史が変わりつつある
- これまでの良妻賢母とは
- 父親を立てる
- 男児を産む
- 家事・育児を完璧にこなす
- 義両親の世話
- 良妻賢母を育てるための教育が高等女学校を中心に行われていた
- 現代の良妻賢母とは
- 仕事をしている
- 家事・育児と仕事のバランスがとれている
- 夫を尊重しつつ自身も尊重している
- 義両親及び実の両親を大切にしている
- 明るく前向きで家庭の雰囲気をポジティブにする
- 良妻賢母の歴史が変わりつつある理由
- 女性の社会進出
- 女性の権利が認められ始めた
- 海外の影響
- 良妻賢母大学と呼ばれた女子大の現状
- 女性の進路が多様化しニーズに応えきれなくなった
- 女子大は共学へと変わりつつある
- 女性の学歴に囚われない男性も増えている
- 男性は「今」「昔」どちらの良妻賢母を求めているのか
- 仕事はしてほしい
- 家庭の仕事もこなしてほしい
- 男性を立てて欲しい
- 男性が求めるのは「今」と「昔」の融合「新良妻賢母」
- 良妻賢母の素質がある女性の見抜き方
- 手相
- 人相
- 頭の回転が早い
- 精神が安定している
- 女性と男性の役割・違いに理解がある
- 肝が据わっている
- 良妻賢母を求める前に男性がするべきこと
- 女性に進化を求めるなら男性も進化する必要がある
- 女性への理解と愛情表現
- 仕事への配慮
- 家事・育児=女性の仕事ではない
- 女性も男性も進化する時代がやってきた
現代の良妻賢母として考えられていることが、家事・育児を仕事のバランスがとれていることです。
先にも記載しましたが仕事をしている女性が多い中、1人で全てをこなすことは大変難しいです。やはり夫や他の家族の協力があるからこそできることであります。また全てのバランスを整えるためにはどこかで息抜きも必要です。
自分のできるところは進んでやり、難しいことは周りと協力して行なっていくからこそバランスがとれてできることです。
先にも記載しましたが仕事をしている女性が多い中、1人で全てをこなすことは大変難しいです。やはり夫や他の家族の協力があるからこそできることであります。また全てのバランスを整えるためにはどこかで息抜きも必要です。
自分のできるところは進んでやり、難しいことは周りと協力して行なっていくからこそバランスがとれてできることです。
夫を尊重しつつ自身も尊重している
via pixabay.com
現代の良妻賢母は夫を尊重しつつ自分自身も尊重する必要性を忘れてはいません。
家事・育児・仕事をこなすためには1人では難しく相手と対等な立場でいなければ、どこかで心がすれ違ってしまいます。しかし自分の意見を押し通すわけではなく、相手を尊重することで自分の気持ちも相手に伝えられるようになっています。
どちらか一方が犠牲にならないように話し合い、お互い納得ができる行動をするために必要なことをわかっています。家族がうまくいく方法を常に話し合えるからこそ相手を信頼し尊重できるようになります。
家事・育児・仕事をこなすためには1人では難しく相手と対等な立場でいなければ、どこかで心がすれ違ってしまいます。しかし自分の意見を押し通すわけではなく、相手を尊重することで自分の気持ちも相手に伝えられるようになっています。
どちらか一方が犠牲にならないように話し合い、お互い納得ができる行動をするために必要なことをわかっています。家族がうまくいく方法を常に話し合えるからこそ相手を信頼し尊重できるようになります。
義両親及び実の両親を大切にしている
via pixabay.com
現代の良妻賢母はお互いの両親を大切にすることを忘れません。
核家族化が進み、お互いの両親と離れて暮らす家族も多くなってきます。遠距離になると年に何回かしか帰省ができず親の老後も心配にもなります。普段から連絡を取り合う中であれば電話での声の違いなどで不調や困りごとを察知できるようになります。
今の自分たちの生活だけではなく、お互いの両親を思いやる気持ちを忘れないからこそお互いの実家に帰省しても楽しく過ごせています。
核家族化が進み、お互いの両親と離れて暮らす家族も多くなってきます。遠距離になると年に何回かしか帰省ができず親の老後も心配にもなります。普段から連絡を取り合う中であれば電話での声の違いなどで不調や困りごとを察知できるようになります。
今の自分たちの生活だけではなく、お互いの両親を思いやる気持ちを忘れないからこそお互いの実家に帰省しても楽しく過ごせています。
明るく前向きで家庭の雰囲気をポジティブにする
via pixabay.com
家庭を明るく、楽しく過ごせるように雰囲気を作れることが現代の良妻賢母といえるでしょう。
昔のように家族のために自分を犠牲にするのではなく、家族だけではなく自分も楽しく過ごせることで家庭の雰囲気も明るく過ごせるようになります。夫婦の仲がよければその雰囲気も子どもに自然に伝わり、家族が過ごしやすい空間が成り立ちます。
家庭の雰囲気がよければ、両親や兄弟・姉妹や友人関係など周りとの関係性もポジティブに考えられるようになります。
昔のように家族のために自分を犠牲にするのではなく、家族だけではなく自分も楽しく過ごせることで家庭の雰囲気も明るく過ごせるようになります。夫婦の仲がよければその雰囲気も子どもに自然に伝わり、家族が過ごしやすい空間が成り立ちます。
家庭の雰囲気がよければ、両親や兄弟・姉妹や友人関係など周りとの関係性もポジティブに考えられるようになります。
良妻賢母の歴史が変わりつつある理由
via pixabay.com
時代と共に良妻賢母の歴史が変わりつつあります。
一番の理由に女性の社会進出が増えてきたことが大きくあり、昔は選挙権もなかったものが1945年に初めて女性の参政権を認めて「完全普通選挙の実現」がされました。その翌年には多くの女性議員も誕生しています。
女性の権利が認められ始め地位向上や平等に考えられるようになった結果、女性の社会進出になり家庭だけではなく、家事・育児・仕事を両立をさせる女性も増えていきました。
一番の理由に女性の社会進出が増えてきたことが大きくあり、昔は選挙権もなかったものが1945年に初めて女性の参政権を認めて「完全普通選挙の実現」がされました。その翌年には多くの女性議員も誕生しています。
女性の権利が認められ始め地位向上や平等に考えられるようになった結果、女性の社会進出になり家庭だけではなく、家事・育児・仕事を両立をさせる女性も増えていきました。
女性の社会進出
via pixabay.com
女性の社会進出が増えてきていますが、世界に比べると日本はまだまだ遅れているのが事実です。
世界経済フォーラムが毎年発表している国際的指数がわかる「グローバル・ジェンダー・ギャップ・レポート」によれば、2012年度の日本女性の社会進出度の評価における総合ランキングは135カ国中101位です。これは先進国の中で非常に低い水準であります。育休制度がありますが男性がとる育児休暇取得率が低いのも一つの理由です。
また子どもを預けられる環境が整っていないところもあり出産後に仕事に復帰したいけれど、保育所が少なく待機児童のになるなど多くの問題点もあります。
世界経済フォーラムが毎年発表している国際的指数がわかる「グローバル・ジェンダー・ギャップ・レポート」によれば、2012年度の日本女性の社会進出度の評価における総合ランキングは135カ国中101位です。これは先進国の中で非常に低い水準であります。育休制度がありますが男性がとる育児休暇取得率が低いのも一つの理由です。
また子どもを預けられる環境が整っていないところもあり出産後に仕事に復帰したいけれど、保育所が少なく待機児童のになるなど多くの問題点もあります。
女性の権利が認められ始めた
via pixabay.com
女性の権利が認められ始め、1986年4月1日から施行されている「男女雇用機会均等法」で女性の社会進出も増えてきています。
結婚や出産後も仕事を続けている女性も多くなっていますが、職場によっては制度はあるけれども休めない雰囲気があり結果的に仕事を辞める人も少なくありません。職場に復帰しても子どもの体調で急な休みや早退をすることになると、まだまだ理解を得られないことも多くあります。
IT技術が発展して働く場所に縛られない働き方が増えてきていますがまだまだ少なく、女性の権利が認められ始めても、子どもを育てながら仕事ができる環境がもっと整わなければ働きにくい環境になります。
結婚や出産後も仕事を続けている女性も多くなっていますが、職場によっては制度はあるけれども休めない雰囲気があり結果的に仕事を辞める人も少なくありません。職場に復帰しても子どもの体調で急な休みや早退をすることになると、まだまだ理解を得られないことも多くあります。
IT技術が発展して働く場所に縛られない働き方が増えてきていますがまだまだ少なく、女性の権利が認められ始めても、子どもを育てながら仕事ができる環境がもっと整わなければ働きにくい環境になります。
海外の影響
via pixabay.com
世界経済フォーラムでは先進国の中ではまだまだ女性の社会進出においては日本は低い水準です。またOECD(経済協力開発機構)の2016年に公表したデータで男女の賃金格差が大きい国として世界第2位になっています。
女性の社会進出が進んでいるヨーロッパでは共働きはあたり前で、スウェーデンでは国が政策として「ファミリー・フレンドリー」を掲げており、国全体での子育て世代のサポートが充実しているという現状があります。
スウェーデンの男性が育児休暇の取得率は約90%ですが、日本の男性の6.16%と少なく比べるとわかるように日本の女性がいかに育児の負担が多いかがわかります。
女性の社会進出が進んでいるヨーロッパでは共働きはあたり前で、スウェーデンでは国が政策として「ファミリー・フレンドリー」を掲げており、国全体での子育て世代のサポートが充実しているという現状があります。
スウェーデンの男性が育児休暇の取得率は約90%ですが、日本の男性の6.16%と少なく比べるとわかるように日本の女性がいかに育児の負担が多いかがわかります。
良妻賢母大学と呼ばれた女子大の現状
via pixabay.com
今、女子大を取り巻く環境が大きく変わってきています。戦前の高等教育では大学は男子にしか解放されておらず、女子の高等教育は良妻賢母の育成が期待されていた女子専門学校がほとんどでした。
戦後、数多くの女子専門学校が女子大学へと認可され女子の進学率は増えましたが、日本の経済の黄金期であった80年代半ば頃から女性の共学志向、実学志向が強くなり女子大学全体としては志願者を減少させており、中には廃校や女子大から共学へと変わってきている学校も増えてきています。
良妻賢母大学と呼ばれた女子大の現状を紹介します。
戦後、数多くの女子専門学校が女子大学へと認可され女子の進学率は増えましたが、日本の経済の黄金期であった80年代半ば頃から女性の共学志向、実学志向が強くなり女子大学全体としては志願者を減少させており、中には廃校や女子大から共学へと変わってきている学校も増えてきています。
良妻賢母大学と呼ばれた女子大の現状を紹介します。
女性の進路が多様化しニーズに応えきれなくなった
via pixabay.com
女子大といえば、女子校ならではの独自の教育や校風が育まれ、人文系と家政系がメインのところが多く理系や法・経済といった社会科学系の学部が少なかったです。しかし結婚・出産後も仕事を続けようと考えている人が増えているなか女子の進路が多様化してニーズに応えきれなくなってきています。
1998年には98校と多かった女子校ですが2018年には77校と数を減らしています。分野を問わず女性が活躍する時代の今、「良妻賢母」のイメージが強い学校は学生数を増やすのに苦戦を強いられています。
1998年には98校と多かった女子校ですが2018年には77校と数を減らしています。分野を問わず女性が活躍する時代の今、「良妻賢母」のイメージが強い学校は学生数を増やすのに苦戦を強いられています。
女子大は共学へと変わりつつある
via pixabay.com
2 / 4