2019年7月29日 更新

記憶の宮殿の作り方とマスターするコツ!生活や勉強に役立つ実用例

記憶の宮殿は中世から使われていた、記憶のトレーニング方法です。この記事では記憶の宮殿の作り方から、それを活用した英単語の勉強方法など、一度マスターすると人生が変わる、記憶力をご紹介します。生活や勉強に役立つ実用例付きです。

Living Room Couch Interior - Free photo on Pixabay (516228)

リビングのソファに座っているレクター博士はお米を枕にして眠っている。
テーブルにはカレーのルーがドミノのように並べられていて
テレビのスクリーンにはジャガイモがずっと映っていた。
観葉植物からは、ニンジンが実をつけて
カウンターキッチンは豆腐で出来ている。
食器棚の棚には納豆がこぼれ落ちそうなぐらい詰め込まれていて
冷蔵庫には牛乳しか入っていなかった。

とても奇妙奇天烈なお話になりましたが、即興のストーリーに合わせてアクセスポイントに買い物リストを置いていきます。

これは記憶の宮殿の初歩でもありますが、少し面倒くさいと思いますが、慣れると様々なことに応用することができます。

記憶を引き出す

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記憶を引き出すためには、意識的に記憶の宮殿に訪れます。
記憶の宮殿の中を歩き回ることで、アクセスポイントがキッカケになり記憶がよみがえります。

空間記憶は意識して覚える意味記憶ではなく、記憶の宮殿の中で体験したストーリー記憶に近いイメージです。

記憶の宮殿の中に意識的に入ることで、そこでの記憶が現実の体験のように脳が錯覚して長期記憶しているので取り出すことができます。

この作業は記憶の量が増えるごとに、難しく感じますが3ヵ月もすれば慣れてきて負担はなくなってきます。

記憶の宮殿の効果的なトレーニング法

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記憶の宮殿は、ある程度のトレーニングが必要になります。
ですが一日30分ほどを目安にできるので、難しく考える必要はありません。

毎日記憶の宮殿を思い浮かべる

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記憶の宮殿は3ヵ月を目安に、以前の2倍の記憶の力のアップや、リラックスしているときにも脳が活性するなどが期待できます。

毎日記憶の宮殿を思い浮かべるトレーニングをすることで、脳の記憶をつかさどる仕組みを変えることができます。

個人差はありますが毎日継続することで、短期的な効果だけでなく、今後の人生に役立つ脳の性能の底上げが可能なのです。

また脳が活性化することで、アイデアなどが浮かびやすいなどの効果も期待できます。

言語ではなく空間として記憶する

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記憶の宮殿では、言語として記憶しているわけではなく、空間記憶が基になっています。
人間は言葉だけの記憶に、とても弱い生き物です。

例えば将棋や囲碁のプロが一度見た盤面を一瞬で覚えるのは有名ですが、彼らはなんの戦略もないランダムに並べられたコマなどの盤面の場合は、一般人と同じぐらいにしか覚えることができません。

それは盤面の中で起きる現象を空間認識しているので、ランダムの場合は記憶することが不可能になります。

空間記憶に切り替えることが、記憶に対してイメージがガラッと変えて、意識しなくても記憶することができます。

何度も繰り返す

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ある程度の規模の記憶の宮殿を構築するには、何度も繰り返す必要があります。
初心者が記憶術を習得しようとしてつまずくのが、継続できないことです。

記憶の宮殿は、小規模(自分の部屋やリビングを場所として使う)から、よりたくさんの情報を記憶しておくために、記憶の宮殿を拡張していかないといけません。

それにはリピートして繰り返す、単純作業も必要になってきます。
ある一定の大きさの記憶の宮殿が構築できると、それは今後一生使えるスキルに変えることができます。

宮殿を少しずつ広げていく

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記憶の宮殿の場所は、現実社会のなかでなくても、RPGゲームの中の世界観であってもいいし、グーグルマップの中に作っていくこともできます。

また記憶するジャンルにわけて、記憶の宮殿を2つ、3つと増やしていっても問題はありません。

頭の中の妄想は無限大です、イメージすればするほど、記憶の宮殿は広げることが可能になります。

実際に記憶の達人たちは、いくつも記憶の宮殿を頭の中で構築しています。
そこまで上達するには、時間がかかるかもしれませんが、記憶の達人を目指していなくても、今後の勉強の効率化や、新しいコミュニティーとの交流も現実社会で広がるでしょう。

記憶の宮殿を勉強に応用!英単語の例

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ここでは記憶の宮殿を使って、英語学習に活用する方法をお伝えします。
英語は記憶が占める割合が大きい分野でもありますが、単語や文法を忘れてしまいなかなか上達できないといったことがあります。

その原因の一つが、英単語が勉強しても長期記憶に定着していかないことではないでしょうか。

そので記憶術を活用するとどのように覚えることができるのでしょうか。

語呂合わせ

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句やことわざ、歴史の年号などを口調や音声で似せて、語呂合わせをつくるのも一つの記憶術になります。「1192作ろう鎌倉幕府」などの語呂合わせは、受験勉強に欠かせないものでした。

英語の語呂合わせはあるのか調べたところ、英語ではアルファベットの数で年号を表すものがあります。

例えば「I captured south's flags」(私は南部の旗をとった)は南北戦争の終わりつまり、1865をアルファベットの数で表しています。

物語を作る

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