2022年7月3日 更新

粗品も水中人工物恐怖症?特徴や海洋恐怖症との違いは

様々な恐怖症が存在する中、最近特に注目されているのが水中人工物恐怖症。アノ有名お笑い芸人が告白したことから「同じ症状を持っている」と名乗り出る人が急増中。「もしかしたら」と、水中人工物恐怖症の可能性を疑う声も…!水中人工物恐怖症とはどんな症状がでるのでしょう。

水中人工物恐怖症とは

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まずは、水中人工物恐怖症とはどんな症状が表れるのか、詳しく解説します!なぜ最近になって、水中人工物恐怖症が注目されるようになったのか、その理由とエピソードもご紹介していきましょう。

しもふりチューブで話題

水中人工物恐怖症であることを発表した、有名お笑い芸人とは霜降り明星の粗品さん。コンビで運営しているYouTube”しもふりチューブ”で、自身が水中人工物恐怖症であると発表しました。

自身の症状を公開すると、コメント欄には「同じです」「私にはこんな症状が…」と多くの反響が。また同じ恐怖心を持つ人が「初めて自分が水中人工物恐怖症だと気付きました」とコメントを残すことも。

水中人工物恐怖症という名称は、一般的に広まっている恐怖症ではなかったため、知らなかった人も多かったようです。

症状

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水中人工物恐怖症とは、水中にある人工物に恐怖を感じる状態。例えば、水中に沈んだ船の映像や、タイヤやペットボトルなどのゴミ類が恐怖対象。他にも碇(いかり)やダイバースーツなど、水中にあっても不自然ではない物を見るだけで、恐怖を感じます。

他の恐怖症と同じく、個々によって恐怖対象は非常に幅広く、遊園地のアトラクションが恐怖対象の人も。水のすぐ近くに住んでいる人以外、あまり害がないように感じるかもしれませんが、水中人工物恐怖症は映像でも恐怖を感じてしまいます。

テレビに映る映像や、SNSの写真でも動けなくなるほどの恐怖を感じる人も…。そのため理解されづらく、ストレスを感じやすい症状なのです。

海洋人工物恐怖症とは

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水中人工物恐怖症と似た名前の恐怖症と言えば、海洋人工物恐怖症。ほぼ同じと考えて問題ありません。強いて違いを上げるのなら、海洋人工物恐怖症は、海の生き物も恐怖対象。そして、水中人工物恐怖症はプールや川など、海以外の水場も恐怖対象なところ。

海洋人工物恐怖症は、クジラや鮫なども怖いと感じますし、水中人工物恐怖症はプールの栓にも恐怖を感じます。どちらも水場で激しい恐怖を感じることから、「泳げないだけ」「水そのものが怖いだけ」と誤解されがちです。しかし泳げる人も、海洋人工物恐怖症または水中人工物恐怖症を発症します。

海洋恐怖症について詳しく知りたい人には下記記事もオススメ!

状況型+その他型

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恐怖症は大きく分けて、5つのパターンが存在します。

状況型

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状況型は、高い場所や狭い場所など、特定の場所にいる時だけ恐怖を感じる状態。エレベーターに乗れなかったり、飛行機や新幹線が怖いなど、行動が著しく制限されることも。

動物型

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動物型は、特定の動物が恐怖対象の状態です。例えばヘビやワニなどに恐怖を感じる爬虫類恐怖症。クモやゴキブリに恐怖を感じる、クモ恐怖症などが該当します。生活圏によっては、激しく行動が制限される可能性も…。

血液・注射・負傷型

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血を見たり、負傷状態に恐怖を感じるのがこのパターン。自身が注射されるのも苦手ですが、第三者が負傷する姿にも恐怖を感じます。予防接種や採血など、健康的な生活に必要な行為でも激しい恐怖を感じるため、場合によっては別の手段が必要になることも…。血液・注射・負傷型のため、新型コロナウイルスワクチンが打てないという人も存在するのです。

自然環境型

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嵐や雷などが怖い自然環境型。激しい雨の音だけではなく、雷のゴロゴロという音や雨の臭い、光でも恐怖を感じます。また、津波や地震など恐怖体験から自然環境型恐怖症になる人も。自然環境型は日常的側面も持っているため、非常にストレスを感じる恐怖症です。

その他の型

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