2019年8月28日 更新

創価学会の葬式が怖い?創価の葬式の特徴や流れ・マナーとは

日本の宗教法人である創価学会、そのお葬式は私たちが普段参列しているお葬式とはちょっと違います。どうやら世間では、創価学会のお葬式は怖いとの噂もあるようです。今回は創価学会のお葬式の特徴や、知っておいたほうが良いマナーなどを紹介します。

参列できなかった人からの弔慰文や弔電の紹介をお葬式で行うのは、ごく一般的なことです。友人葬でも弔慰文、弔電紹介を行います。紹介をするのは葬儀社の担当者であることが多いですが、お葬式の流れの中で導師の挨拶の際にまとめて行う場合もあります。

名誉会長池田大作氏からの弔電と、支部長からの弔電が必ず読み上げられるようです。それ以外の弔電も紹介される可能性はありますので、もし参列が叶わない場合は弔電をだしましょう。その際は特別なマナーは必要なく、一般的な弔電で問題ありません。

導師による挨拶

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弔慰文・弔電紹介が終わったら、すべての読経、御祈念文、題目三唱を行っていた導師より挨拶があります。導師は個人が所属していた創価学会支部のベテランの学会員が行うことが多いです。主に幹部クラスで儀典部所属の会員が務めます。

この挨拶の時に、友人葬の意義や戒名をつけない理由、まごころの大切さなどを説明したり、故人の遺徳を讃えるお話をしたり、家族や親戚にお悔やみを述べたりします。仏式葬儀の僧侶が行う説法と同じような意味合いを持つ時間です。

謝辞

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仏式葬儀でも閉式の前に喪主挨拶があるのが一般的ですが、友人葬も同様に親族から参列してくれた方々に向けて謝辞が述べられます。基本的には喪主が挨拶しますが、家族内に幹部学会員などがいた場合はその方がお話することもあります。

内容としては、葬儀に参列してもらった方々に対するお礼、それと故人が生前お世話になったことに対する感謝が基本になります。また死因の簡単な説明や、故人の生前の活動や人柄についてや、故人との思い出と、今後家族がどう生きていくかの決意表明などが話されることでしょう。

題目を三唱する

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最後に導師の鈴の音に合わせて、題目三唱を行います。この時点でかなり題目三唱を聞き慣れてきていると思われますので、抵抗がなければ一緒に唱えてみるのも良いでしょう。

「題目三唱」という言葉だけ聞くとかなり仰々しく感じますが、言っていることは「南妙法蓮華経(なんみょうほうれんげきょう)」という日本人なら一度はきいたことがあるフレーズです。リズムはお葬式中に習得できるでしょう。独特の空気がある創価学会の友人葬ですが、仏式葬儀と違う点が多いのはここまでです。

閉式の辞

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友人葬も終盤となり、残すところは出棺となりました。ここで葬儀社の担当者、または進行役の学会員の方から閉式の辞が述べられます。故人とのお別れの時間も少なくなっていますので、しっかり心の中でお別れを言いましょう。

閉式の辞の後は、仏式葬儀のときど同じように出棺の際の注意事項や今後のスケジュール、閉式後の案内などについてアナウンスがあることがありますので気を抜かずに聞いてください。最後までマナーをしっかり守りましょう。

出棺

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閉式の辞と注意事項のアナウンスが済みましたら、導師やその他の地域の創価学会員、御遺族、参列者は、唱題しばがらしきみ等の白いお花をを棺に納めてお別れの儀式を行います。

全ての参列者のお別れの儀式が終わると、男性の親族や地域の創価学会員の手によって棺が霊柩車に運ばれます。出棺に際して喪主や親族から参列者に挨拶があり、挨拶終了後出棺となります。

以上が友人葬の7大まかな流れとなります。仏式葬儀と違う点は多々ありますが、参列を躊躇するほどではないでしょう。

創価学会のお葬式のマナー

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大まかな流れがわかったところで、今度は友人葬を始めとした創価学会のマナーについて学んでいきます。仏式葬儀であっても細かいマナーについてはあまり自信がないという人が多いのではないでしょうか。

冠婚葬祭のマナーを間違ってしまうと意外に長い間語り継がれてしまうことがありますので、なるべく失礼のないようにしたいものです。

ここからは友人葬におけるマナーを細かく掘り下げていきます。仏式葬儀の場合とどのように違うのかも合わせて解説しますので参考にしてみてください。

服装について

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友人葬だからといって特別な服装をする必要はありません。一般的な喪服を着ていきましょう。

男性であれば黒の礼服に黒のネクタイ、あまり派手でない髪型髪色が好ましいでしょう。靴下や靴も黒で統一するのが間違いないです。

女性は黒の喪服を着ていきましょう。ワンピースタイプでもツーピースタイプでもかまいません。ただスカートの丈が短くないか確認し、ひざが隠れる長さを選ぶのが良いです。黒のストッキングと黒のパンプスで問題ありません。ただエナメルの靴やストラップのものは好ましくありません。

数珠について

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創価学会の会員が使用している数珠は、両手に掛ける仕様になっているため長めに作られています。創価学会員ではないの参列者は、自分がお葬式用にが持っている数珠を使用してよいのか迷ってしまうところですが、故人を弔う気持ちがあれば普段仏式葬儀の時に使っている数珠を持って行ってもマナー違反ということにはなりません。

ただ、どうしても周りの参列者の持っている数珠と違うというのが気になる人は、あえて数珠を持って行かないというのもひとつの手でしょう。

香典について

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日本では故人へを弔う気持ちを表す意味合いで香典を持参して参列するのが習慣とされています。しかし先述した通り創価学会の友人葬では、香典は不要というのが一般的です。

ただ実際参列するときに、香典を持参せず手ぶらでいっていいものか悩んでしまう人も少なくないでしょう。

友人葬であっても、実施する地域や遺族の意向などによって、香典を受け取るか受け取らないか対応が異なる場合があります。不安な場合は一応香典を持っていき、辞退すると言われればそれに従い、受け取ってもらえる場合には香典をお渡しすればもめることはありません。

焼香について

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