2019年7月30日 更新

蜘蛛恐怖症とは?恐怖症の原因や克服法!蜘蛛恐怖症は意外と多い?!

「蜘蛛が怖くて怖くてたまらない」という人は、「蜘蛛恐怖症」かもしれません!蜘蛛恐怖症の診断テストや気になる原因についてご紹介していきます。蜘蛛恐怖症の治療についても解説!蜘蛛の画像は使用していませんので安心してご覧ください。

次にご紹介する治療法は「心理学的治療」です。「心理学的治療」は蜘蛛恐怖症だけでなく、様々な治療法に有効とされています。中でも蜘蛛恐怖症の改善に有効であることが確かめられた療法に、「曝露療法」と呼ばれるものがあります。

この治療法は、要するに“避けずに慣れよ”ということで、恐怖や不安を感じる対象に向き合うことで徐々に恐怖感を低減させていく療法です。2週間ほどコンピュータCGを用いて治療することで、かなりの程度克服することも可能とのことです。

しかし苦手なものになれるという治療法は、かなり荒治療な感じがするので、しっかりとした心構えや決意がないと成立しないでしょう。

知覚制御理論(PCT)

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先ほどご紹介した「心理学的治療法」よりも効果が高いと言われる「知覚制御理論(PCT)」という治療も注目されています。「心理学的治療法」と違う点は、患者自身が恐れに対するアプローチを自分で操作する治療法だということです。

具体的な方法は、患者に蜘蛛を避ける理由とクモに接近する理由をリストアップさせ、コンピューター画面上のバーチャルな蜘蛛を遠ざけたり引き寄せたりしてもらいます。画面上の蜘蛛との距離を自らコントロールする体験をした結果、患者は本物の蜘蛛に以前よりも近づけるようになるそうです。

この治療のいいところは、患者が自ら治療をできるところです。2週間後には蜘蛛を避けたい気持ちが薄らぎ「蜘蛛恐怖症」が克服できるそうです。
「恐怖症や不安はセラピストの治療なしでも克服できるかもしれない」と、マンセルは言う。患者が自身の動機を意識することで恐怖に立ち向かうという選択もできるようになると、マンセルらは考えている。

空一面が蜘蛛の地獄絵図

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ブラジルでは空一面が蜘蛛!というなんとも気味の悪い現象が起き、まるで映画の世界のような出来事だとニュースになりました。蜘蛛が嫌いな人は想像もしたくないような出来事ですが、これは普段蜘蛛が嫌いでなくても鳥肌が立つような出来事です。

蜘蛛たちは一定の高さに巣を張り上空に留まっていて、地上に降ってはこないものの、何千もの蜘蛛がそこにいると思うとかなりの恐怖でしょう。

蜘蛛学研究科アダルベルト・サントス教授の説明では、この現象は”パラウィシア”という種類の蜘蛛が集まり、隠れ家を共有する「parawixia bistriata」という現象で、巨大なひとつの巣だというのです。暑くて湿度が高い時期に発生するそうで、ただ蜘蛛がエサが捕まるのを待っているだけだとしても、この光景には遭遇したくありません。

蜘蛛恐怖症は世界ランキングでも1位?!

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蜘蛛恐怖症は恐怖症のランキングでは1位という集計結果があります。恐怖症の世界ランキング3位は「飛行機恐怖」症、2位はあがり症とも呼ばれる「対人恐怖症」、それを抜いての1位は「蜘蛛恐怖症」という意外な結果なのです。

世界にはよく耳にする高所恐怖症や閉所恐怖症などあらゆる恐怖症がある中で、一番多い恐怖症は「蜘蛛恐怖症」です。それほど身近な恐怖症であり、蜘蛛を怖いと思ったり、過去にトラウマがある人が多いのです。

蜘蛛恐怖症にはおすすめしない映画

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「蜘蛛恐怖症」の人は日常生活でも蜘蛛に遭遇しないように気をつけているでしょう。蜘蛛恐怖症の人が実際に蜘蛛に遭遇してしまったらパニックになりますが、映像を見るだけでも具合が悪くなってしまう場合もあると思います。

そんな蜘蛛恐怖症の人が決してみてはいけない映画があります。それぞれどんな内容なのか詳しく見ていきましょう。

ラプチャー 破裂

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この映画は人が持っているトラウマを激しく刺激する、かなり過激な映画です。たとえ蜘蛛恐怖症でなくとも、この映画を見るには多少の決意がいるでしょう。この映画の主人公である女性も「蜘蛛恐怖症」のようで、蜘蛛を使った拷問のようなものを受けます。

これを「蜘蛛恐怖症」の人が見てしまったら、先ほどの「疑似体験療法」という治療法の逆効果になってしまいます。実際にこの映画をみて蜘蛛が怖いと思ってしまったり、蜘蛛が苦手になったという人もいるようです。

タイトルからは蜘蛛がでてきそうな感じがわからないだけに、「蜘蛛恐怖症」の人は気をつけてみなくてはならない映画ですね。

スパイダーパニック

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まさにタイトルの「スパイダーパニック」というように、蜘蛛が主役の映画です。この映画ではスパイダーマンのように蜘蛛が正義のヒーローというポジティブな内容ではありません。人間のミスから巨大化してしまった蜘蛛が街を襲うという内容のものです。

「蜘蛛恐怖症」の人にはかなり刺激が強いほど、蜘蛛がたくさんでてきます。蜘蛛の種類も豊富で大体が毒蜘蛛なので一般人が見ても、蜘蛛のグロティスクな感じはよく伝わってきます。「蜘蛛恐怖症」の人は、実際よりも蜘蛛が大きく見えるといいますが、この映画ではすでに巨大化しているので、恐怖症の人の世界観に似ているのかもしれません。

アラクノフォビア

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こちらの映画の「アラクノフォビア」とはこの記事の冒頭でもお伝えしたように「蜘蛛恐怖症」を示しています。映画の内容は、新種の毒グモに襲撃された町を舞台に、蜘蛛恐怖症の医師たちがそれに立ち向かうというストーリーになっています。

これまで紹介してきた映画の中では一番現実世界に近く、想像しやすい内容になっているので「蜘蛛恐怖症」の人は見ないほうがよいでしょう。実際にアメリカ・ミズーリ州の個人宅に4,000匹のドクイトグモが大量発生し、住人が避難するという事件が発生したこともあり、現実にない話ではありません。

生き物に対する恐怖症一覧

Little Boy Hiding Sad - Free photo on Pixabay (514571)

生き物に対する恐怖症には様々なものがあります。今回は「犬恐怖症」「カエル恐怖症」「コウモリ恐怖症」「昆虫恐怖症」「魚恐怖症」「へび恐怖症」の6つについてご紹介していきます。生き物は私たち人間の日常に存在しなくてはならないものですし、すべて私たちの日常生活でよく目にする生き物でしょう。

そのためそれぞれ遭遇しなようにするというのは得策ではありません。それらのほとんどの原因が過去のトラウマによるものですが、軽度であれば克服できる可能性もあります。遭遇してしまったら落ち着いて行動するように心がけましょう。

それぞれの恐怖症についての対策もご紹介していますので参考にしてみてください。

犬恐怖症

Pug Dog Blanket - Free photo on Pixabay (514573)

「犬恐怖症」とは、犬に対して恐怖心を持つ人です。人間は太古の時代から強い動物から逃げ回っていたので、もともとDNAに動物恐怖症の因子が組み込まれています。そのため2〜3歳の子供の62%が犬を怖がり、それは成長と共に減少していきます。

しかしその幼少期に犬を怖いと思うような体験があると、それがトラウマとなり犬恐怖症となってしまうのです。これは、高所恐怖症や対人恐怖症と同じ精神的な病気の一種で、治そうと思って簡単に治せるものではありません。

子供時代であれば克服できる可能性が高いのですが、成人後の完治は難しいとされています。軽度な子供のうちから、おとなしい犬に接する機会を増やし、犬に慣れ、犬は怖いものでないと思うことが大切です。

カエル恐怖症

Frog Water Eyes - Free photo on Pixabay (514570)

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