目次
- あんぽんたんの意味と語源
- あんぽんたんの意味
- あんぽんたんの語源
- アホとバカの意味とそれぞれの違い
- アホの意味について
- バカの意味について
- アホとバカのそれぞれの違いについて
- あんぽんたんの類義語について
- あほう
- まぬけ
- のろま
- ぼんくら
- おたんこなす
- ばかもの
- すかたん
- うすのろ
- あんぽんたんがフランス語が由来と言われている理由
- フランス語に「アポンタン」がある
- アポンタンの意味
- あんぽんたんを使った例文
- 忘れ物が多いのはあんぽんたんがすることだ
- 君はあんぽんたんだね
- 鈴木君のあんぽんたん!
- あんぽんたんは方言?標準語?
- 江戸時代に流行したものだから標準語?
- 「あんぽこたん」という方言も
- あんぽんたん!と男性が女性に言われたい理由
- 響きがかわいい
- 怒られているが怒られていない感じがする
- 女性にはゆるりと怒られたいから
- あんぽんたんは仲のいい人だけに使うようにしましょう
この「あほう」は、「あほ」ともいわれて、「あんぽんたん」と同じ「愚かなこと、間が抜けていること」、あるいは「愚かなことをする人間、間が抜けたことをする人間」を意味することばです。
語源には諸説あります。そのうち以下の3つの説が有力であるとされています。まず1つ目ですが、中国語で「ばかたれ、ばかもの」を意味する「阿呆(アータイ)」が日本に伝えられて、それが「あほ、あほう」と読まれるようになったという説です。しかしこの裏付けをする文献は残っておらず、どこまで信ぴょう性があるかはいまだに不明とのことです。
2つ目は、秦の始皇帝が信じられないほど大きな宮殿「阿房宮」を建てたことに由来するという説です。バカみたいに大きくてみんながあきれ果てたことから、「バカげた」とか「バカみたい」を表すことばとして「阿房」が使われるようになり、それが後に「阿呆」となり、「あほ、あほう」といわれるようになったという説です。
語源には諸説あります。そのうち以下の3つの説が有力であるとされています。まず1つ目ですが、中国語で「ばかたれ、ばかもの」を意味する「阿呆(アータイ)」が日本に伝えられて、それが「あほ、あほう」と読まれるようになったという説です。しかしこの裏付けをする文献は残っておらず、どこまで信ぴょう性があるかはいまだに不明とのことです。
2つ目は、秦の始皇帝が信じられないほど大きな宮殿「阿房宮」を建てたことに由来するという説です。バカみたいに大きくてみんながあきれ果てたことから、「バカげた」とか「バカみたい」を表すことばとして「阿房」が使われるようになり、それが後に「阿呆」となり、「あほ、あほう」といわれるようになったという説です。
via pixabay.com
3つ目は、仏教の修行の1つに「唖法」(あほう)という、ものをいわぬ修行法からきているとする説です。何もいわない僧侶たちを見て精神障害をもっているのではないかと思われて、「あほ、あほう」と呼ばれるようになったという説です。
ただどの説にも証拠となる文献や記録が残っておらず、本当のところ、語源は不明だといわれています。
使い方としては、「あほの三杯汁」(意味:汁を三杯もおかわりをする者は礼儀作法を知らぬバカ者だ)や、「あほの1つ覚え」(意味:何度も同じことをいう者はいったこともすぐに忘れてしまうほどのバカ者だ)などが古くから知られています。
ただどの説にも証拠となる文献や記録が残っておらず、本当のところ、語源は不明だといわれています。
使い方としては、「あほの三杯汁」(意味:汁を三杯もおかわりをする者は礼儀作法を知らぬバカ者だ)や、「あほの1つ覚え」(意味:何度も同じことをいう者はいったこともすぐに忘れてしまうほどのバカ者だ)などが古くから知られています。
まぬけ
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「まぬけ」は「調子が狂う、拍子抜けする、見当はずれな、おろかな」といった意味、またはそういうことをする人間を表すことばです。
語源は、「間」ということばにあります。この場合の「間」とは、音楽や踊りや演劇などで音と音や動作と動作の間に入れる間隔、つまり休止を表すものです。これがあることで一連の流れにおいてリズムが生じるものとして、非常に重要な役割をするものです。その「間」がないとだらしなくて拍子抜けする状態になることから「間抜け、まぬけ」が上記のような意味で使われるようになったということです。
使い方としては、「間抜けな質問をしてみんなを笑わせる」(意味:見当はずれな質問をしてみんなを笑わせる)や、「財布なんか落として間抜けなことをした」(意味:財布を落とすなんておろかなことをしたもんだ)などがあげられます。
語源は、「間」ということばにあります。この場合の「間」とは、音楽や踊りや演劇などで音と音や動作と動作の間に入れる間隔、つまり休止を表すものです。これがあることで一連の流れにおいてリズムが生じるものとして、非常に重要な役割をするものです。その「間」がないとだらしなくて拍子抜けする状態になることから「間抜け、まぬけ」が上記のような意味で使われるようになったということです。
使い方としては、「間抜けな質問をしてみんなを笑わせる」(意味:見当はずれな質問をしてみんなを笑わせる)や、「財布なんか落として間抜けなことをした」(意味:財布を落とすなんておろかなことをしたもんだ)などがあげられます。
のろま
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「のろま」は、「動作や頭の回転が遅かったり鈍かったりする、ぐず、とろい」などを表すことばです。
語源は、「野呂間人形(のろまにんぎょう)」にあるといわれています。これは、江戸時代に人形浄瑠璃に登場した野呂間人形の動きが鈍くてのろかったことから、愚鈍を表すことばとして「のろま」が使われるようになったという説です。現在では、この説が最も有力だとされています。
「お前みたいにのろまなやつは、どこにいっても使いものになりはしないよ」(意味:お前みたいに鈍くてどんくさいやつは、どこにいってもやとってはくれないよ)などのように使われます。
語源は、「野呂間人形(のろまにんぎょう)」にあるといわれています。これは、江戸時代に人形浄瑠璃に登場した野呂間人形の動きが鈍くてのろかったことから、愚鈍を表すことばとして「のろま」が使われるようになったという説です。現在では、この説が最も有力だとされています。
「お前みたいにのろまなやつは、どこにいっても使いものになりはしないよ」(意味:お前みたいに鈍くてどんくさいやつは、どこにいってもやとってはくれないよ)などのように使われます。
ぼんくら
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「ぼんくら」とは、「頭の回転が鈍い人、ぼけっとしている人、抜けている人、物事を読めない人」などを意味することばです。
語源は、賭博場で盆の上での勝負のときにイカサマなどを見抜けない人間のことを指す「盆暗」という賭博用語にあるとされています。ただ、夏のお盆のころに建てられた蔵のことを指す「盆蔵」を語源とする説もあります。これは、夏の暑いお盆のころに蔵を建てるとその塗装の泥がなかなか乾かずよい仕上がりにならなかったことから、「盆蔵=ぼんくら=できが悪い」となったという説です。
「お前みたいなぼんくらには、この仕事はまかせられないよ」(意味:お前のような鈍くてとろいやつには、この仕事はまかせられないよ)などのように使われます。
語源は、賭博場で盆の上での勝負のときにイカサマなどを見抜けない人間のことを指す「盆暗」という賭博用語にあるとされています。ただ、夏のお盆のころに建てられた蔵のことを指す「盆蔵」を語源とする説もあります。これは、夏の暑いお盆のころに蔵を建てるとその塗装の泥がなかなか乾かずよい仕上がりにならなかったことから、「盆蔵=ぼんくら=できが悪い」となったという説です。
「お前みたいなぼんくらには、この仕事はまかせられないよ」(意味:お前のような鈍くてとろいやつには、この仕事はまかせられないよ)などのように使われます。
おたんこなす
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「おたんこなす」ということばを聞いたことがある人はあまり多くないのではないでしょうか。このことばも、「愚か者、バカたれ」という意味をもち、「のろまで間抜けで役に立たない人間」を指していうことばです。
これは、吉原の遊郭の遊女たちの間で、嫌いな客のことを呼んでいた「おたんちん」ということばが語源になっています。「ちん」とは男性のシンボルを表すことばで、それが短くて役に立たないといった意味で「小茄子」ということばでいいかえて、「おたんこなす」となったとのことです。
「あのおたんこなす、いやらしいったらありゃしない」(意味:あのバカたれ、いやらしいったらありゃしない)みたいに使われます。
これは、吉原の遊郭の遊女たちの間で、嫌いな客のことを呼んでいた「おたんちん」ということばが語源になっています。「ちん」とは男性のシンボルを表すことばで、それが短くて役に立たないといった意味で「小茄子」ということばでいいかえて、「おたんこなす」となったとのことです。
「あのおたんこなす、いやらしいったらありゃしない」(意味:あのバカたれ、いやらしいったらありゃしない)みたいに使われます。
ばかもの
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この「ばかもの」は、「バカ」と同じで、「愚かな人間」や「愚かなことをする人間」を表すことばですが、「バカ」よりもやわらかい響きをもっています。
語源は、「バカ」にあります。バカに「者」をつけて「バカ者、ばかもの」といわれているのですが、この語尾の「者」は、目上の者が目下の者に対していう、たとえば、親が子に向かっていったり、師が弟子に向かっていったりするときにに使います。つまり根底に愛があります。それが、この「ばかもの」ということばが「バカ」ほど強く聞こえない理由であると考えられます。
「また寝坊をしたとは、あのばかものが!」(意味:また寝坊したとは、あのバカたれには困ったものだ)などがよい例でしょう。
語源は、「バカ」にあります。バカに「者」をつけて「バカ者、ばかもの」といわれているのですが、この語尾の「者」は、目上の者が目下の者に対していう、たとえば、親が子に向かっていったり、師が弟子に向かっていったりするときにに使います。つまり根底に愛があります。それが、この「ばかもの」ということばが「バカ」ほど強く聞こえない理由であると考えられます。
「また寝坊をしたとは、あのばかものが!」(意味:また寝坊したとは、あのバカたれには困ったものだ)などがよい例でしょう。
すかたん
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「すかたん」ということばは、「見当がはずれる、見誤る、間違う、だまされる」など期待がはずれるような意味を含んだことばで、「まぬけ、ばかたれ、とんま」などの意味を表しています。このことばは、江戸時代から使われていたようです。
語源ですが、「すか」には2つの意味があって、1つは「スカスカ」の「すか(透か)」、もう1つは「スカをくらう」の「すか」です。いずれも、空気のように何もない、何も得られない、何も残らない、といった不満から、相手を罵ることばとなっていますが、語尾の「たん」が愛嬌のあるニュアンスをこのことばに添えています。
「こんなすかたんをして、どうしてくれるのよ」(意味:期待していたのにはずれちゃって、どうしてくれるのよ)のような使い方と、「あのすかたん、今ごろどこで何をしているんだか」(意味:あのまぬけ、今ごろどこで何をしているんだか)といったような使い方をされます。
語源ですが、「すか」には2つの意味があって、1つは「スカスカ」の「すか(透か)」、もう1つは「スカをくらう」の「すか」です。いずれも、空気のように何もない、何も得られない、何も残らない、といった不満から、相手を罵ることばとなっていますが、語尾の「たん」が愛嬌のあるニュアンスをこのことばに添えています。
「こんなすかたんをして、どうしてくれるのよ」(意味:期待していたのにはずれちゃって、どうしてくれるのよ)のような使い方と、「あのすかたん、今ごろどこで何をしているんだか」(意味:あのまぬけ、今ごろどこで何をしているんだか)といったような使い方をされます。
うすのろ
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「うすのろ」ということばには、「頭の回転が少し悪く、動作も少しのろくて鈍いこと」あるいはそういう「まぬけ」な人物を表す意味があります。
語源は、「うす(薄)」にあって、なんとなくぼんやりした、といったニュアンスをもっています。同じように「うすらばか」ということばがありますが、この「うすら」も「うっすらとした」という意味を表しています。
「まだ掃除終わらないのか、ほんとにお前ってうすのろだな」(意味:まだ掃除終わってないの? ほんとにお前ってのろまだよな)などのように使われます。
語源は、「うす(薄)」にあって、なんとなくぼんやりした、といったニュアンスをもっています。同じように「うすらばか」ということばがありますが、この「うすら」も「うっすらとした」という意味を表しています。
「まだ掃除終わらないのか、ほんとにお前ってうすのろだな」(意味:まだ掃除終わってないの? ほんとにお前ってのろまだよな)などのように使われます。
あんぽんたんがフランス語が由来と言われている理由
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「あんぽんたんの語源」のところでも述べていますが、「あんぽんたん」ということばはフランス語が由来だとする説があります。
ここでは、ちまたでそういわれている理由と、その信ぴょう性について考察してみます。
ここでは、ちまたでそういわれている理由と、その信ぴょう性について考察してみます。
フランス語に「アポンタン」がある
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「あんぽんたん」がフランス語に由来しているといわれる理由は、フランス語に「uponton(アポンタン)」という単語が存在しているところにあります。この響きを聞くと、誰しも、「アンポンタン」の語源はこのフランス語「アポンタン」にあると思ってしまうのも無理はありません。
しかしことばの響きだけでそれを語源とするのはちょっと危険です。まずはこの単語の意味を調べてみてから、それが正しい説かどうか、判断することにしましょう。
しかしことばの響きだけでそれを語源とするのはちょっと危険です。まずはこの単語の意味を調べてみてから、それが正しい説かどうか、判断することにしましょう。
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