2022年7月3日 更新

ニキビ芯を食べる人がいるってホント?食べる理由と意外な健康効果とは

ニキビを絞ると、ニュルンと出てくる芯。アレを食べちゃう人がいるって、知っていましたか?なぜ、ニキビを絞って出てくる芯を食べる人がいるのでしょうか。今回は、ニキビの芯を食べる人の心理と、意外な健康効果の真相について解説します。

免疫力強化と同じく、都市伝説のように囁かれている説が、ニキビ芯を食べるとニキビが治るというもの。免疫力強化と近しい考え方で、ニキビ菌への耐性が身に付き、ニキビを作らない内部構造になるという説です。

事実として、ニキビの芯を食べても、ニキビ対策には繋がりません。アクネ菌やブドウ球菌を食べても免疫力が上がらないことと同じで、ニキビに効果を発揮するという研究結果はないのです。

友人や知人が「ニキビを食べたらニキビが治った」と言っていたとしても、それは食べたことが要因ではないでしょう。ニキビに悩む多くの人は、様々な対処法を試みています。そのうちのどれかが要因で、ニキビが改善したと考えられるでしょう。

クセ

 (896342)

衛生的な話ではありませんが、鼻くそを食べたりフケを食べたり、足の爪の間のゴミの臭いを嗅いでいる人はいませんか?また、そういったクセを持った人が、周りに1人はいるでしょう。

人間の中には、他人から理解されにくいクセを持っている人が大勢存在します。古くなって剥がれ落ちた皮膚や髪の毛を食べる人も、それほど珍しくないのです。ニキビ芯を食べるのも、そういったクセの1つである場合が考えられます。

興味本位で食べた結果、クセになり辞められなくなった人や、無意識でほおばってしまう人もいるのです。ニキビ芯を食べることがクセになってしまうと、なかなか辞めることができません。ボーっとしている時や睡眠中の無意識化でも食べてしまうため、意識的に辞めることが難しいのです。

歌詞に影響されて

 (896341)

アーティストのKOMYさんがリリースした、その名も”ニキビの芯を食べる”という楽曲。ポップでアップテンポな心地いミュージックに、ちょっと過激で衛生的ではないインパクトのある歌詞が並んでいます。

「歯応えが好き」「おやつ感覚」などニキビ芯の食感を伝える歌詞もあり、影響されてニキビの芯を食べる人もいるのです。なかには、「でも食べんのやめてニキビ治った」という誤解されやすい歌詞もあります。

ニキビ芯を食べるとどうなる?

 (896340)

では実際、ニキビの芯を食べると人体にどのような影響があるのでしょうか。答えは、特になにも起こらないです。もちろん免疫力が著しく低下している人、何かしらの持病を持っている人なら、100%何もないとは言い切れません。

しかし一般的な生活を送っている人であれば、食べたところで何も発生しないのです。ニキビの芯は、皮膚や角質など皮脂の集合体。つまり、油のようなものであり、体内に対する悪影響は今のところ報告されていません。

ですから食べたとしても腹痛を起こしたりニキビが大量に出てくることもなければ、逆に食べたことが要因でニキビが減ることもないのです。

【思春期遍】正しいニキビの治し方

 (896339)

ニキビ芯を食べる理由の中に、「免疫力を上げてニキビを治したい」「ニキビを作らない体になりたい」という願望がありましたね。ニキビは芯を食べるのではなく、正しい対処法で治すことができます。

そしてその対処法は、思春期なのか成人かによって異なるもの。ニキビができる要因が、年齢によって違うためです。ここからは、正しいニキビの治し方をご紹介します。まずは、思春期編です。思春期でニキビに悩むみなさんは、ぜひ参考にしてみてくださいね。

潰さない

 (896338)

まずもっとも基本的なことは、ニキビを潰さないこと。ニキビを潰すと、その場では突起がなくなり、治ったように感じます。しかし黒ニキビのように、既に毛穴が開き切っているニキビの場合、潰すことによって毛穴内部がぽっかり空いた状態に。

開いた空っぽの状態になると、皮脂が溜まりやすくなるだけではなく、外部からのゴミや汚れも溜まりやすくニキビができやすい状態になってしまいます。ですから、毛穴の汚れを剥がしとるような美容ケア商品も控えた方が懸命です。

毛穴をしっかり閉じる対処法を行っていれば問題ありませんが、美容目的で行った行為が肌質悪化に繋がることもあります。

洗顔は最高でも1日2回

 (896337)

ニキビは菌の繁殖によって悪化していくもの。その菌を排除するため、頻繁に洗顔していませんか?もしくは、除菌シートなどアルコールが含まれているもので、ゴシゴシ擦っていませんか?

思春期のニキビは、ホルモン状態に大きく影響されるので、菌だけが要因ではありません。何度も頻繁に洗顔すると、ニキビを排除する免疫部分まで取り去ってしまう可能性があるので、洗顔は適度にしましょう。洗顔は多くても、1日2回まで。また濡れたシートで皮膚を擦るのもNG行為です。

肌は非常にデリケートで、思春期であれば体がまだ未完成の状態。つまり刺激をより受けやすいのです。擦られ続けた肌が、摩擦から体を守ろうと過度に油分を分泌するようになる可能性もあります。特にアルコール成分は、肌に強い刺激を与えるため、避けましょう。

食べてはいけない食べ物はない

 (896336)

油っぽい物や甘いスイーツを食べた次の日、ニキビができた経験はありませんか?確かに、こうした事例は少なくありませんが、今のところ特定の食材がニキビを悪化させるという研究結果はありません。

特に思春期の場合、食べていい物・悪い物を意識すると食生活が乱れ偏食家になってしまいやすいので、あまり食べ物に意識を向ける必要はないでしょう。極端な食事は、体内環境を悪化させ、肌質はもちろん髪質や体型などにも大きく影響を与えるため注意が必要です。

日焼け止めでもクレンジングを

 (896335)

思春期にバッチリメイクをしている人は、それほど多くないでしょう。しかし、日焼け止めを使っていたり、BBクリームのような薄いメイクをしている人は珍しくありませんね。このように薄い化粧や日焼け止めの場合、1日の終わりに洗顔で完結させる人がいます。

日焼け止めのようなバッチリメイク以外の時も、しっかりクレンジング用品を使うようにしましょう。1日中つけていた日焼け止めは、汚れと同じ。特に日焼け止めには、赤外線吸収剤や赤外線散乱剤のように肌に負担のかかる成分が含まれていることが多いため、確実に落としてから就寝する必要があります。

【成人遍】正しいニキビの治し方

 (896334)

生活スタイルも多種多様な成人の場合、ニキビの正しい治し方も様々あります。つまり、ニキビができる要因が、人によって異なるということ。まずは、自分自身の生活の特徴について把握しておきましょう。生活の特徴を理解した上で、どのような治し方があるのか検討してみてくださいね。

栄養バランスとビタミンB・C・Eの積極的摂取を

 (896333)

2 / 3

関連する記事 こんな記事も人気です♪