2019年7月23日 更新

トーンポリシングとは?行ってしまう原因や問題点

トーンポリシングとはどういった人のことを指しているのでしょうか。あるSNSがきっかけで、このトーンポリシングという言葉が話題になりました。トーンポリシングを行ってしまう原因やその問題点などについて詳しく解説していきますのでご確認ください。

トーンポリシングは、とにかく自分の意見を他の人に発信したいという思いがとても強いです。もし、それが論点がズレているような内容であっても、自分の意見は必ず言葉にして発したいと思っているのです。

こうした感情はとてもたちが悪く、こうなってくると誰にもそのトーンポリシング止めることはできません。トーンポリシングの気持ちが収まるまで、その暴言などを続けてしまいますので、周りの人はただそのトーンポリシングの動向を見つめるしかないのです。

人を故意に傷つけたいと思っているから

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トーンポリシングは、自分の攻撃は絶対的だと思っています。それがもし、他の人を傷つけるようなことになっても、自分の意見などは通そうと考えているのです。

また、トーンポリシングは故意に人を傷付けるような行動にも出ることがあります。自分を否定する人、自分に危害を加える人は敵だという認識がとても強いので、そうした人に対しては故意に傷付けるような行動に及ぶことも決して珍しくありません。

そのため、誰もトーンポリシングに近付かないようになるのです。

トーンポリシングの例

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トーンポリシングについて、おそらくだいぶ詳しくなってきたのではないでしょうか。今までの説明を受けて、自分の周りにもトーンポリシングがいるという確信を持った人も少なくないはずです。

しかし、まだまだ確信にはなっていないでしょう。次にご紹介する内容は、トーンポリシングの例です。

この例を確認すれば、よりトーンポリシングについての理解は深まっていくはずです。

保育園落ちた日本死ね

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トーンポリシングという言葉が広く知られるようになったのは、この保育園落ちた。日本死ねという言葉です。

これはSNSで広まった言葉ですが、自分の子供に入れたい保育園が抽選によって落ちたことに怒りを感じたある女性が発信した言葉です。注目するべきポイントはやはり日本死ねという言葉でしょう。

自分の思い通りにいかなったために、日本という言葉を使って、論点を変えてきているのです。一見すれば正しいことを言っているように感じるかもしれませんが、よく確認すれば独りよがりな言葉でSNSを使って広めているように感じます。

旦那が不倫した飲み会無くせ

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この言葉もまさにトーンポリシングだと言えます。旦那が不倫したのは飲み会が原因だったとしても、飲み会無くせという論点には決してならないはずです。

しかし、トーンポリシングとはあくまでも飲み会が原因になって旦那が不倫をしたのだと強く感じているのです。全ての飲み会で不倫が行われているようにも感じることができるこの言葉は、まさにトーンポリシングの典型的な言葉なのです。

論点を見失っているほど怒りを感じている様子がとても良く分かります。

テストで赤点取ったね恋人と別れなさい

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テストで赤点を取ったことと、恋人と別れることは同じでしょうか。確かに、間接的には恋人を作ってしまったがために勉強に集中できず、テストで赤点を取ることになったのかもしれません。

しかし、恋人と別れることが本当にこの論点の解決策でしょうか。トーンポリシングは、解決策の他のことに置き換えることで、自分の主張に注目させようとしているのです。

これで勉強ができるようになると本当に思い込んでいるトーンポリシングは、いつまでも他の人とも共感は得られないでしょう。

トーンポリシングを起こりやすい所

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トーンポリシングは、どういった場所に現れるのでしょうか。トーンポリシングをもっと深く知りたいという人は、次にご紹介する場所を訪れてみてください。

おそらく、次にご紹介する場所にはたくさんのトーンポリシングが出現するはずです。

SNS

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SNSには、とてもたくさんのトーンポリシングがいます。SNSにトーンポリシングが多い理由は、この場所がトーンポリシングとしての意見を発信しやすい場所だからです。

自分の意見を大胆に発信させることができるこの場所は、顔が見えないので言いたいことを気軽に発信できるのです。また、トーンポリシングとしての議論をすりかえたような発言もとても簡単に行なえます。

実際、トーンポリシングはSNSから広まった言葉でもありますので、トーンポリシングとSNSはとても深い関係にあるのです。

会社の会議

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会社の会議で度々、トーンポリシングは目立つ発言を繰り返します。会社の会議ではさまざまな意見が飛び交いますので、その論点がズレやすいのです。

そこに目をつけたトーンポリシングは、大胆に論点をズラして、自分の意見を発信するのです。トーンポリシングは、こうした会議の場所が大好きで、意見を言いやすい会議の場所を自分の気持ちのはけ口にしているという見方もできるほどです。

トーンポリシングがいれば、会議がスムーズに進んで行かないということもあります。

国会

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国会の討論でもこうした場面は頻繁に見受けられます。とくに立場的に弱い議員からは、よく論点をすりかえたような議論が展開されることがあります。

国会の議論の場では、客観視した場合、とても優秀な人達が議論を重ねているように感じますが、実はこうした場面でもトーンポリシングは活発に行動しているのです。重要なことを議論しているように感じるかもしれませんが、トーンポリシングは自分の考えを見けつけるため、独りよがりな発言を繰り返しているのです。

デモ運動

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