2019年10月10日 更新

竹井聖寿の生い立ちから現在まで!事件の概要や判決についても

竹井聖寿という人物について解説します。結論から言えば竹井聖寿は殺人犯で、現在無期懲役のため服役中です。竹井聖寿とは一体どんな人物なのか?そしてどんな事件を起こしたのか?竹井聖寿の生い立ちから人物像まで徹底的に解説します。

竹井聖寿は柏市連続通り魔殺傷事件の犯人

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2014年に柏市で起こった連続通り魔殺傷事件を覚えているでしょうか?犯人が捕まるまで柏近辺の住人は震えていたことでしょう。その柏近辺を震えあがらせた犯人が竹井聖寿という男性です。

竹井聖寿はどんな人物で、どんな犯行をしたのか?柏通り魔殺傷事件の概要を振り返りながら、竹井聖寿の人柄も見ていきましょう。果たして竹井聖寿はどんな人生を送ってきたのか?またなぜ通り魔殺傷事件を起こしてしまったのでしょうか?

柏市連続通り魔殺傷事件概要

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まずは柏通り魔殺傷事件の概要を見ていきましょう。柏通り魔殺傷事件の第一の犯行は2014年3月3日に発生しました。しかし1度だけではなく犯行は5度に続けて起きてしまったのです。

それぞれの犯行がどんなものだったのか、第一の犯行から第五の犯行まで一つずつ見ていきます。五回もの犯行でどれだけの人が傷つき犠牲になったのか、どれだけの遺族が悲しむことになったのか。

今でも竹井聖寿を恨んでいる人は多いことでしょう。実際事件によって死亡してしまったのは1人だけですが、巻き込まれた人は多くいます。また巻き込まれずにギリギリのところで危害を加えられなかった人もいますが、後々報道で大きく竹井聖寿が映ったことにより、トラウマにもなっているのではないでしょうか。

第一の犯行

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第一の犯行のターゲットとなったのは女性。帰宅途中の女性に竹井聖寿が「すいません、ちょっと」と声をかけますが、女性は気持ち悪いと感じて駆け足で逃げました。もちろんこの女性は危害を加えれることはありませんでしたが、もし足を止めていたらどうなっていたかわかりません。

直感的に女性が気持ち悪いと感じて逃げたことで犯行には至りませんでしたが、第一の犯行として取り扱われています。足を止めていたら竹井聖寿は何をするつもりだったのでしょうか。

ここで足を止め、竹井聖寿の言う通りになっていたらこの女性が殺害されていた可能性もあります。

第二の犯行

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第二の犯行は第一の犯行から2分程後のことでした。自転車に乗っていた男に対して竹井聖寿が刃物を突き付けて脅します。男性は「何ですか?お金ですか?」と質問し、左手で払いのけるも竹井聖寿の持っていた刃物によって軽傷を負ってしまいました。

第二の犯行で男性に刃物を突き付けたことから、第一の犯行でも危害を加える気があったことがわかります。この男性も、かろうじて逃げられたものの、そのまま殺されていたかもしれません。

第三の犯行

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第三の犯行も第一、第二の犯行と同時刻。会社員の男性が襲われナイフで刺されてしまいました。男性は首や背中の複数個所を刺され、出血性ショックで死亡してしまいます。

司法解剖の結果、抵抗した形跡は無くほぼ即死でした。抵抗することができない間に一気にめった刺しにしたのでしょう。第三の犯行までたったの数分。第一の犯行も第二の犯行もやはり元々殺害する予定で声をかけたと考えられます。

竹井聖寿が実際に殺したのは第三の犯行が初めてでしたが、第一の犯行と第二の犯行でもチャンスさえあれば殺していたでしょう。第三の犯行のターゲットとなってしまった男性はたまたまその場に居合わせてしまっただけです。

竹井聖寿の行動を見るとターゲットは誰でも良かったように感じます。特に恨みもなく、たまたまその場に居合わせただけで殺されてしまったことは、遺族にとってもやりきれないでしょう。

第四の犯行

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第四の犯行も第一の犯行から数分後。近くの停車中の車に乗っていた中年男性に対して「金を出せ。もう人を殺している。」と脅して財布を奪いました。実際にケガはさせていないものの、金品を奪っています。

幸い中年男性は財布を奪われただけですが、刃物で脅される恐怖は今でもトラウマになっているのではないでしょうか。この金品の強奪に関しては、逃走資金に使うつもりだったのか、それともただお金が欲しかっただけなのか、その点に関しては不明なままです。

しかし下記で細かく解説しますが、実際竹井聖寿は犯行後遠くに逃亡せずに自宅で普通に暮らしていたことがわかっています。強盗と見せかけるために財布を奪ったのか、それとも贅沢するために財布を奪ったのか?そもそも第四の犯行は必要だったのか?

竹井聖寿の犯行は謎が多いです。

第五の犯行

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第五の犯行は第一の犯行から15分後程です。車を運転していた中年男性が、第三の犯行で殺された男性を発見し、車を降りた隙に竹井聖寿が車を奪いました。第五の犯行では車を盗んだことだけです。

第四の犯行で財布を奪い、第五の犯行で車を盗んでいるので、当時はそのまま逃走するつもりだったのかもしれません。第一の犯行から第五の犯行までの時間はものの数十分です。数十分の間に5人の人が犯行にかかわっており、1人は殺されてしまいました。

たった数十分の犯行ということで、行き当たりばったりの人間に危害を加えていることからも竹井聖寿の犯行は計画的なものではないと考えられます。短絡的であり、衝動的な犯行という線が強いです。一体どんな衝動が彼を犯行へと導いてしまったのでしょうか。

逮捕

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竹井聖寿が逮捕されたのは犯行の2014年3月3日から2日後の3月5日でした。柏署は第三の犯行で殺された男性と同じマンションに住む竹井聖寿に任意同行を求めます。柏署捜査本部は竹井聖寿を立ち合わせのもと自宅を家宅捜査し、凶器とみられる刃物を押収。

竹井聖寿はなんと逮捕の前日マスコミの前にも姿を見せており「自室のドアを開けて共用の廊下から市道を見ると、犯人が馬乗りになり何度も刺していた」と目撃談を語るなど、大胆な行動をとっています。

自分が逮捕されるかもしれない、容疑者になるかもしれないという不安から、常人ならばマスコミに顔を出すことはしません。しかし竹井聖寿は堂々とマスコミの前に出てコメントまでしています。

マスコミに出ることで反対に容疑者として扱われないと思ったのか、それとも注目されたかっただけなのか?彼がマスコミの前に顔を出したことも、理由は不明なままです。

判決

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2014年7月1日、千葉地方検察庁は竹井聖寿の刑事責任能力が問えるとして竹井聖寿を強盗殺人容疑で起訴しました。裁判は第三審まで及びます。第一審、初公判では竹井聖寿は「間違いありません」と起訴内容を認めています。

しかし第二審で竹井聖寿の弁護側は弁護側は「間違って処方された抗うつ剤の副作用で攻撃性が高まっていた。本人の意思ではない。」と主張。

第三審で、最高裁判所第三小法廷は被告側の上告を棄却し、一審、二審での無期懲役の判決が確定します。裁判での態度、反省が見られないことから死刑の声も多くあがりましたが死刑になることはありませんでした。

現在

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