2019年3月1日 更新

「人の不幸は蜜の味」の意味と語源は?人の不幸は蜜の味と感じる心理

人の不幸は蜜の味というのは誰しも経験したことのある感情ではないでしょうか。どうして他人を羨ましく思う反面、しめしめと思う気持ちが生まれるのでしょうか。また人の不幸は蜜の味の語源や人付き合いの中で気を付けるポイントについて解説します。

自分が1番幸せになりたい

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他人の幸せを願う前に、もちろん自分自身が幸せでないとそのような感情は生まれません。自分自身が幸せを感じる内容においては人それぞれです。順風満帆な気持ちが強いほど、自分の幸せを継続するための努力を人はします。

それぞれの人の幸せがあれば良いのですが、その中でも自分が1番幸せでありたいと願う人はいます。1番幸せであるということは誰にも劣っておらず皆が自分のことを羨ましがる存在ということです。自分が羨望の眼差しを注ぐ相手がいないという状況です。

実はみんな感じてる?人の不幸は蜜の味だと感じる瞬間

Girl Child Astonished - Free photo on Pixabay (79169)

穏やかな人、優しい人と評判のある人でも実は誰しも感じているかもしれない人の不幸は蜜の味という感覚についてもう少し詳しく見てみましょう。「そういればそうかもしれない」と思う気持ちは素直な気持ちの表れです。

恋愛や家庭が上手くいっていない時

Heartsickness Lover'S Grief - Free photo on Pixabay (79188)

恋愛における不倫や男女間のいざこざ、家庭不和の話はワイドショーや週刊誌でも引っ張りだこの話題です。それだけ人が興味のある話題だということがよくわかります。「順風満帆だと思われていた二人に何があった?!」や「誠実そうなあの人が実は二面性があった!」などの文言を聞くだけで続きが気になる人も多いのではないでしょうか。

自分自身に置き換えた時、耳を塞ぎたくなるような内容であってもそれが他人であれば聞きたくなり、そしてそんな状況ではない自分に優越感を感じるでしょう。これが人の不幸は蜜の味という状況です。

仕事で失敗した時

Business Businessman Male - Free photo on Pixabay (79200)

仕事をテキパキとこなし、上司や取引先からの信頼も厚いと評判の人がいたとしましょう。しかし、大きなミスをし上司や役職者から叱責されているのを見た時あなたはどのように感じますか。

普段から尊敬をしている人であったとしても、自分に対して仕事の指示が上から目線であったり仕事を1人の手柄のように自慢話をしていたという情報があれば叱責されて、落ち込む相手を見て「しめしめ」と思う気持ちが浮びませんか。そして叱責されるのが自分ではなくてよかった、評価を下げられずに済んだとほっとする気持ちも生まれるでしょう。

他人が怒られている時

Girls Women Girlfriend - Free photo on Pixabay (79205)

他人が怒られている時というのはひっそりしていますが怒られているのを見ている周囲の人たちの気持ちは様々です。「そこまで怒らなくても」と思っている人、「あれは本当は〇〇さんのミスがあったのに」と思っている人もいるでしょう。しかしその気持ちの人ですら、「怒られているのが自分ではなくてほっとしている」という気持ちがあります。

一見、怒られている人を労っているようですが怒りの矛先が自分たちに向いていないからこそ、そのように少し余裕を持った見方をしています。そして自身の身の安全が確保されるまではそのような発言もしません。その発言をすることで自分たちが怒られるのが嫌だからです。

努力が報われなかった時

Mistake Spill Slip-Up - Free photo on Pixabay (79208)

張り切って準備をしていたのに当日になり体調不良となってしまい不参加となってしまった、または絶対に好成績をおさめる自信があると周囲に豪語していたのにあっけなく残念な結果が出てしまったなど相手の努力が報われなかったと聞いた時、あなたはどう思いますか。

「それは残念だった。次回期待しているよ。」という気持ちもあるでしょう。そして「大口を叩いておいてこの結果か。」と嘲笑うような気持ちがありませんか。努力が報われることは少ない世の中です。ひたむきに努力しているなら嘲笑う気持ちも薄れますが自信過剰である人の失敗には「しめしめ」と思う気持ちが生まれます。

完璧な人の失敗談を聞いた時

Puzzle Match Missing - Free photo on Pixabay (79209)

容姿端麗、財産も手に入れた人はたしかに努力家です。しかし持って生まれた能力、財産も少なからずあるでしょう。そしてその完璧な人生、誰もが羨ましがるであろうことに対して自慢をしたい人もたくさんいます。自分の能力を見せつけることを快感としている人もいます。

しかしそのような人もどこでパズルのピースが合わないような、番狂わせのような事態が起きるか分かりません。鼻につくような自慢話もいつしか聞かなくなったり、自ら話かけてこないようになってきたとしましょう。実は多額の借金を背負った、事業に失敗して家を手放さないといけない、美容にかけるお金がないらしいといった話題を聞くと「ほら見たことか」と思う気持ちが生まれます。

人の不幸を喜ぶ人の特徴や性格

Salt Shaker Pepper Egg - Free photo on Pixabay (83608)

人の不幸を喜んでしまう状況について、はっと感じる人もいたと思います。どのような特徴や性格があるのか見てみましょう。

他人の成功を認めようとしない

Desperate Sad Depressed - Free photo on Pixabay (83613)

誰かの成功した話を他人から聞いた場合、または成功者本人から聞いた場合、それぞれに喜びの感情ばかりではないです。心底喜びや祝福の気持ちを表明できる関係性というのは信頼関係がないと難しいでしょう。

あまり縁の深くない他人だけど、成功した話を聞くと気分が優れずむしゃくしゃしてしまうこともあります。他人の成功を認めようとしない時、その成功にはきっと裏があると思う気持ちが芽生えます。そうすることで成功は単なるタイミングの問題であって自分がそのタイミングにいなかっただけと自分を守る言い分に差し替えます。

陰口が多い

Blindfolded Blind Hair - Free photo on Pixabay (83615)

他人の成功話には裏があると思った時、そのようにおもしろく思わない人たちが集まりやすくなります。祝福ムードの人たちとは離れている時、ふと「祝福されているのは本人の努力だけではない。私たちも協力したのに。そのことを当の本人は分かっておらず自らの手柄だとしか思っていない。なんて人だ。」と批判したくなります。

その批判を自分1人ではなく他者と共有したくなります。「あなたもそう思わない?」と聞かれた時に「そう!同じように思っていたの。あの時もね」と話が止まらなくなります。もちろん当の本人へは何も言いませんのでこれは陰口になります。

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