2019年9月3日 更新

克己心の意味とは?克己心が強い人の特徴と奮い立たせる名言も

克己心とは自制心が強く、自分の欲望を上手くコントロールしながら生きることができることを意味する言葉です。この記事では克己心を高めるための名言や、スポーツなどを通じて克己心を強める方法などについてご紹介しているのでぜひご覧ください。

ルーズな性格をしている

Guy Couch Sleeping - Free vector graphic on Pixabay (602730)

ルーズな性格をしていて、約束や期日を守らないというのも克己心の弱い人によく見られる特徴として挙げられるでしょう。克己心の弱い人は、たとえばやるべき課題があったとしても面倒臭いという理由で後回しにしてしまい、そのだらしなさゆえに期日を守ることができません。

「約束を守らなくても大丈夫だろう」「きっと許してくれるだろう」と自分に都合のいいように解釈をしてしまうため、借りたものを返さないこともしばしばです。

また、「起きるのが面倒くさい」「まだ眠っていたい」という自分勝手で甘えたな考えゆえに、人との約束の待ち合わせ時間には毎回のように遅刻をします。このようなルーズな性格ゆえに、克己心の弱い人は周囲から信頼されず、出世をすることもないでしょう。

楽なほうに流れる

Boy Music Man - Free photo on Pixabay (602731)

克己心の弱い人の特徴のひとつとして忘れてはならないのが、「安きに流れる」を地で行ってしまっているということです。今楽な道を選ぶことでかえって大変な思いをするとわかっていても、目先の楽さを優先してしまうのが克己心の弱い人ならではの特徴だと言えるでしょう。

たとえば、お金がなくなったら自分で働いてお金を稼いだり、頑張って節約するのが普通です。しかし、克己心の弱い人は「お金を稼ぐのは大変そうだから嫌だ」と考え、借金すればそれで解決すると楽で危険な方法を選んでしまうのです。

借りたお金は後で返さなければならないこと、利子を払わねばならないことなど都合の悪いことは頭の隅に追いやって、「今さえよければそれでいい」という考えで安易に借金をしてしまうのも、克己心が弱い人によくある行動パターンでしょう。

目標がない

City Man Person - Free photo on Pixabay (602732)

目標がないというのも、克己心の弱い人によく見られる特徴のひとつに含まれるでしょう。なりたい自分像をや将来の夢を明確に持っている人ならば、意志が弱く誘惑に負けてしまいやすい人であっても、目標のために意志の弱さを克服して自分を甘やかすことなく、努力を続けることができます。

ですが、もともと意志が弱い上に目標もないとなると、自分の欲望を抑えて自律的に行動するモチベーションが持てないため、どんどん安易な方向に流れてしまうのです。

毎日をなんとなく生きていて、「あれがしたい」「こうなりたい」という将来像がなく、それゆえ自堕落な生活を送っているというパターンも少なくありません。

目標を立てても勝手に引き下げる

Alone Book Brick Wall - Free photo on Pixabay (602733)

目標を持っていないということは往々にして克己心の弱さにつながるものですが、目標を持っていれば克己心が自動的に強くなるというわけでもありません。

というのも、意志が薄弱で自分を甘やかしてしまう癖のある人は、夢があってそれを実現するために目標を設定したとしても、勝手にその目標を低く下げてしまうからです。

たとえば、第一志望の大学に入るという目標を設定し、普通に頑張れば十分にその目標を叶えることができるのに、克己心の弱い人は受験勉強が大変だからという理由で「やっぱり第二希望の大学に入れればいい」とハードルを下げてしまいます。
Mountain Highland Valley - Free photo on Pixabay (603474)

克己心の弱い人は総じて頑張ることが苦手であり、能力が十分にあって努力ができる環境が整っていたとしても、何かと言い訳をして頑張らなくてすむ道を選んでしまうのです。

実現可能な目標を立てても、すぐにそれを引き下げてしまうため、いつまでたっても目標を達成することも努力を重ねることもできず、人間として成長する機会を逃してしまうことでしょう。

自分でも努力を放棄していることに後ろめたさを感じているため、どんどん自信や自尊心を失い、後ろ向きな性格になってしまいがちです。

嫌なことから逃げるときはスピードがある

Running Man Glass Floor Reflection - Free photo on Pixabay (602734)

やるべきことは義務に対してはのろのろとした姿勢を見せるにも関わらず、嫌なことや面倒くさいことがあったならばすぐさまスピード感を持ってそこから逃げ出すというのも、克己心の弱い人ならではの特徴でしょう。

克己心の弱い人は、ちょっとした困難であったとしてもそれに立ち向かおうとせず、すぐに楽な道へと逃げてしまいます。意志が弱く、頑張ることができない自分を律することのできない甘さを持っているからです。

たとえば克己心の弱い人物は、入社してまだ何日も経っていないにもかかわらず、ちょっと上司や先輩から指摘を受けただけで「こんな嫌な思いをするくらいならやめてやる」と辞表届をすぐさま提出し、職場から逃げ出してしまいます。そのためいつの間にか逃げ癖がついてしまい、まっとうな人生を歩めなくなってしまうでしょう。

生活が乱れている

Clutter Youth Rooms Messy A - Free photo on Pixabay (602735)

克己心の弱い人はだらしがなく自制心がないため、生活が乱れていることが多いと言えるでしょう。中には、家族や恋人にかいがいしく世話をしてもらって、なんとか普通の人並の生活を送っているという人もいます。

ですが、親の庇護や世話を受けている状態から抜け出して一人暮らしでもしようものならば、ほぼ100%自堕落でだらしない生活をしてしまうことでしょう。自炊はせず食事はコンビニ弁当やインスタント食品ばかりで、掃除も洗濯もろくにせず、部屋の中は散らかり放題になってしまいがちです。

このような退廃的な生活が健康面にも影響を及ぼし、不健康な肥満体型になってしまうこともあるでしょう。また、公共料金の支払いを忘れたり怠ったりして、水道や電気を止められてしまうことさえあります。

克己心を強くする方法

Balcony Person Standing - Free photo on Pixabay (602736)

ここまで見てきて分かるように、克己心が弱いことには百害あって一利なしだと言えるでしょう。克己心が弱いとどんどん楽で自分をダメにしてしまう方向へと流れてしまい、結果としてはより大きな困難に直面したり、人生を棒に振ってしまいかねません。

また、だらしない性格ゆえに周囲の人々と良好な関係を築くどころか、軋轢を生んでしまうことでしょう。しかし、自分の心がけひとつで克己心の弱さを克服することは可能なのです。

では、具体的にどうすれば克己心を高めることができるのでしょうか?ここからは克己心を強くする方法についてご紹介していきますので、意志が弱い自分を変えたいとお考えの方はぜひ参考になさってみてください。

目標をしっかり定める

Goals Setting Office - Free photo on Pixabay (602737)

克己心を高める方法としてまず実践してもらいたいのが、目標をしっかりと設定するということです。自分は将来どのようになりたいのか、どんな夢を実現したいのかをよく考えてみましょう。

その上で、それを実現するためには何が必要なのかを紙に書き出し、それらに応じて短期的・中期的・長期的目標をそれぞれ適切に設定していきましょう。簡単すぎる目標を設定せず、努力すれば達成可能なレベルの目標を設定するのがポイントです。

また、途中で目標を放り出してしまわないように定期的に自分の行動を振りかえって反省点・改善点を紙に書き出す作業をしたり、ひとつの目標を達成したならば自分にご褒美を与えるなど、モチベーションを維持する工夫も必要だと言えるでしょう。

目標達成への計画を立てる

Document Paper Business - Free photo on Pixabay (602738)

適切な目標を設定することができたならば、次にすべきはそれを実現するための具体的な計画を練るということです。ある目標を掲げることならば誰でもできます。大切なのは、それをどのようにして実現するのか、きちんと行動に移せるのかを保証するということです。

自分の能力や実力をよく考慮した上で、無理のない範囲で、なおかつ自分を甘やかさない程度に目標達成のための計画を立てていきましょう。

計画に沿ってスケジュール帳に「今日すべきこと」「今週中に達成すべきこと」などのリストを記入すると、モチベーションがアップするのでおすすめです。

自分に厳しくする

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