2019年9月3日 更新

克己心の意味とは?克己心が強い人の特徴と奮い立たせる名言も

克己心とは自制心が強く、自分の欲望を上手くコントロールしながら生きることができることを意味する言葉です。この記事では克己心を高めるための名言や、スポーツなどを通じて克己心を強める方法などについてご紹介しているのでぜひご覧ください。

克己心が強いのは、ひとえに自分に厳しくすることができるからでしょう。克己心の強い人はみな、自分に厳しいと言っても過言ではありません。

というのも、自分に甘ければどんどん楽で怠惰な方向に流れてしまうからです。その点、克己心の強い人は「楽な方向に行ってしまいたい」という考えがちらりと頭の中をよぎったとしても、「いや、それはいけない」「たとえ大変なことや面倒臭いことがあろうとも正しい方向に進まなければならない」と、人生の軌道修正をきちんと行うことができます。

また、昼夜逆転や不健康な食習慣など、だらしない自堕落な生活を送ることも決してありません。自分を甘やかすことなく、だらけてしまいそうになった自分をその都度叱咤することができるからこそ、克己心が強い人だと言えるのでしょう。

物事を達成させるのが好き

Girl Woman Joy Of Life - Free photo on Pixabay (602721)

物事を成し遂げることが大好きであるというのも、克己心の強い人を語る上で欠かすことのできない特徴のひとつでしょう。克己心の強い人は向上心が強く、努力をすることを習慣としています。

ですが、何もマゾっ気があってわざわざ大変な苦労をしようとしているのでは決してありません。むしろ、努力をして物事を成し遂げた時にだけ得られる爽やかな達成感や快感が忘れられないからこそ、「またあのような気持ちになりたい」という一心で努力を行い、目標を達成しようとするのです。

そのため、克己心の強い人はダイエットや恋愛関係といったプライベートな面においても、仕事や学業・研究といった面においても常に小さな目標を立ててはコツコツとそれを達成していくため、大成しやすいと言えるでしょう。

ルーティーンを持っている

Writing Write Person - Free photo on Pixabay (602722)

克己心の強い人は往々にして、自分なりのルーティーンを持っているものです。朝起きてから夜寝るまでの間、毎日同じようなことを規則正しく繰り返し行うことができるからこそ、怠惰な方向に流れることなく、きちんとしたまっとうな暮らしを続けることができるのでしょう。

たとえば朝早く起きて一汁一菜のバランスのとれた朝食を摂った後、会社に行くまでの間にランニングをしたり、あるいは仕事が終わったらジムに行って体を鍛えてから帰宅するなど、克己心の強い人は自分を高めるためのルーティーンをこなしています。

時には「面倒くさいな」「サボってしまいたい」と思うこともありますが、それでも「いや、ここでサボってしまってはずるずると怠け癖ができてしまうだけだ」と自分を律することができるからこそ、毎日ルーティンワークをこなすことができるのでしょう。

芯が強くてブレない

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芯が強く、つらいことや悲しいことがあってもぶれることなく自分軸を貫くことができるというのも、克己心の強い人に共通する特徴のひとつに数えられるでしょう。

克己心が強い人は自分がどのような人間であるのかを把握しているからこそ、自分が進むべき正しい道がきちんと見えています。だからこそ、困難に直面しても人から心無い言葉を浴びせられても、自分の進むべき道を投げ出したりせず、ぶれるこは決してありません。

他人軸ではなく確固たる自分軸にもとづいて自分の生き方を貫ける心の強さを持っているからこそ、自分の弱さに負けることなく、自分をダメな方向へと引きずりこむ悪しき欲望に打ち勝つことができるのでしょう。

自信をつける努力をしている

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克己心を強く持ち続けることができるのは、いつでも自分に自信を持てるように努力を怠らないからです。努力をしていれば、たとえすぐに芽が出なかったとしても自尊心や自己肯定感を持つことができます。

健全な自尊心や自己肯定感を維持することができれば、「自分なんてダメな人間だ」と自暴自棄になって怠惰で退廃的な道に流れてしまうこともありません。克己心が強い人が努力を怠らないのは、もちろん努力をするという行為そのものが好きだからという面もありますが、それと同じくらい、自信を失わないためでもあるのです。

仕事にせよ趣味のスポーツにせよ、全てにおいて努力を怠らず、昨日よりもよい自分になれるように向上心を持って日々を大切に生きているからこそ、「安きに流れず」を体現した生き方ができるのでしょう。

克己心が弱い人の特徴

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以上では、克己心の強い人に共通してみられる特徴や価値観・ものの考え方などについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。ご自身に強く当てはまるという人もいれば、逆に自分とは真逆であったという人もおられることでしょう。

克己心の強い人は自分自身を確立し、自分らしさを失わずに幸せを勝ち取ることができるものです。このことは裏を返せば、克己心の弱い人は安きに流れてしまい、幸せを自分自身の力で勝ち取ることが難しいということでもあります。

では、克己心の弱い人とは具体的にどのような特徴を持っているものなのでしょうか?ここからは克己心の弱い人ならではの性格・行動上の特徴をそれぞれご紹介していきますので、ぜひ反面教師としてチェックしてみてください。

すぐに諦める

Depression Sadness Man I Feel - Free photo on Pixabay (602726)

克己心の弱い人の特徴としてまず知っておきたいのが、すぐに諦めてしまうということです。きつい言い方をすれば根性がなく意気地なしであるとも表現できるでしょう。

克己心が弱い人は、普通の人ならば我慢してやり続けたり乗り越えることができるようなちょっとした困難やトラブルであっても、すぐに「もういやだ」「つらいことはしたくない」と途中で放り出してしまうのです。ひとつの物事をやり遂げることができず、何もかも中途半端に終わってしまうので、何歳になっても自己成長を遂げることができません。

勉強やスポーツにおいても仕事面においても、そして対人関係においても嫌なこと・つらいことがあればすぐに諦めてしまうため、才能のある人物であったとしても大成することはありませんし、周囲からの評価は軒並みネガティブなものになってしまうことでしょう。

言い訳が多い

Balloon Thought Bubble Head - Free image on Pixabay (602727)

なにかと言い訳が多いというのも、克己心の弱い人によく見られる特徴のひとつに数えられます。克己心が弱い人はすぐに楽な方向に流されてしまい、困難を乗り越えたり苦手な事を克服しようとする意志がありません。

それによって大切な人をがっかりさせたり周囲に白い目で見られてしまうこともしばしばですが、このような人物はその意志の薄さに反してプライドだけは高く、他人の評価を気にする傾向にあるため、体裁を取り繕うとして言い訳をするのです。
Adult Beard Face - Free photo on Pixabay (603375)

「体調が悪かったからできなかった」「他人に邪魔をされたから諦めざるを得なかった」など、ただ単に自分の意志の弱さゆえに物事を途中で放り出したにも関わらず、その責任を自分以外のものや他人に転嫁しようとするのです。

内心は自分の心の弱さに原因があると気づいているものの、それを真正面から受け止めることができないため、何かと言い訳をしたり他人のせいにすることを繰り返すうちに、いつの間にか「自分ができないのは自分のせいではない、他人や環境のせいだ」と本気で思い込んでしまうことさえあります。

自分にとても甘い

Boy Relax Coffee - Free photo on Pixabay (602728)

自分に甘いというのも、克己心の弱い人に共通してみられる大きな特徴のひとつでしょう。克己心が弱いということば欲望に弱く、欲望をコントロールしたり自制するどころか、欲望のまま行動を取ってしまうことにほかならないからです。

たとえば克己心が弱い人は、決まった時間に起きるのがとても苦手です。普通の人ならば決まった時間に起きて学校なり職場なりに行くものですが、克己心の弱い人は「まだ起きていたくない」「寝ていたい」と甘えた考えから起きる時間になっても布団から出ず、学校や仕事をさぼってしまいます。

また、標準体重をはるかに超えた肥満体型になってしまったことに危機感を覚え、「このままではいけない」とダイエットを決意したものの、5分ほど運動をしただけで「頑張ったから自分にご褒美」と運動で消費したカロリーをはるかに越える高カロリーのお菓子などを食べてしまうのです。

感情のコントロールができない

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克己心の弱い人の特徴のひとつとして知っておきたいのが、感情のコントロールができないということです。というのも、克己心の弱い人は総じて自制心がなく精神的に幼稚であるため、怒りや悲しみといった感情をそのまま表に出してしまうからです。

普通の人ならば、多少嫌なことがあってもそれを表に出さずにそつない振る舞いができるものですが、克己心の弱い人は些細なことであっても過剰に反応し、激高したりヒステリックに喚き散らしてしまうでしょう。

自分の感情は自分で処理するという、大人ならばできて当然のことができないのが克己心の弱い人の特徴なのです。そのため、周囲からはしばしば「瞬間湯沸かし器」などと不名誉なあだ名をつけられ、疎まれてしまうことでしょう。

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