目次
- ノンセクシャル(Nonsexual)とは?
- 他者にたいして性的欲求を抱かない
- 他者にたいして恋愛感情はを抱くことはある
- 「ノンセク」「非性愛」
- プライド・フラグがある
- ノンセクシャルとアセクシャルの違い
- アセクシャル(Aセクシュアル)とは?
- アセクシャルとは「無性愛」
- 恋愛的に他者に惹かれる場合「ロマンティックアセクシュアル」
- 恋愛感情を全く抱かない場合「アロマンティックアセクシュアル」
- セクシュアルとロマンティック
- セクシュアル=性的指向
- ロマンティック=恋愛的趣向
- ノンセクシャルの特徴【恋愛】
- 恋人は定期的にできる
- セクシャルを理解してもらえないこともある
- キス等のスキンシップに応じることはできる
- 恋人でも手をつなぐ・触れるという行為が苦手なノンセクもいる
- 性的関係以外は一般的な交際ができるノンセクもいる
- ノンセクシャルの特徴【結婚】
- 「結婚したい」と思うことはある
- 「子供が欲しい」と感じることはある
- 一般的な結婚とは違うと理解している
- 結婚は難しく老後の覚悟もしている
- 友情婚している人たちもいる
- セクシャル診断
- 異性を好きになる→ヘテロセクシュアル
- 同性を好きになる→ホモセクシュアル
- 男女ともに好きになる→バイセクシュアル
- 男女以外も好きになる→ポリセクシュアル
- 好きになる人の性別を気にしない→パンセクシュアル
- シスジェンダー男女以外を好きになる→スコリオセクシュアル
- 好きになる対象の性別が変化する→アブロセクシュアル
- 他者に恋愛感情・性欲を持たない→アセクシュアル
- 他者に恋愛感情のみ抱く→ノンセクシュアル
- 強い絆を感じる相手にのみ性的欲求を持つ→デミセクシュアル
- ノンセクシャルの誤解
- 性欲が全くないわけではない
- 性行為が全くできないわけではない
- 人間的に冷酷だというわけではない
- 友情も愛情も感じるし抱ける
- 非常識な人間ではない
- 精神的病気ではない
- 外見に共通する特徴は少ない
- セクシャルに関する原因は未だ解明されていない
- セクシャルもロマンティックも多様化している!
好きになる人の性別を気にしない→パンセクシュアル
via pixabay.com
『パンセクシュアル』=『全性愛』です。なので、「好きになる人の性別を気にしない」という『セクシュアリティ』です。言い換えると、「好きになることに、相手のセクシュアリティなんて関係ない」という考えを持ちます。
「セクシュアリティ関係なく人を好きになる」=「すべてのセクシュアリティを好きになる」ということです。
日本でも公開され、大人気となった映画『デッドプール』の主人公が『パンセクシュアル』という設定で、話題となりましたね。
「セクシュアリティ関係なく人を好きになる」=「すべてのセクシュアリティを好きになる」ということです。
日本でも公開され、大人気となった映画『デッドプール』の主人公が『パンセクシュアル』という設定で、話題となりましたね。
シスジェンダー男女以外を好きになる→スコリオセクシュアル
via pixabay.com
『スコリオセクシュアル』は、「男性・女性のどちらにも当てはまらない性別に惹かれる人」です。
つまり、生まれた性別と心の性が一致している『シスジェンダー』ではなく、生まれた性別と心の性が一致していない「トランスジェンダー」の人だけを好きになり、『性的欲求』を抱きます。性自認にねじれのない「シスジェンダー」には、『性的欲求』も『恋愛感情』も抱きません。
つまり、生まれた性別と心の性が一致している『シスジェンダー』ではなく、生まれた性別と心の性が一致していない「トランスジェンダー」の人だけを好きになり、『性的欲求』を抱きます。性自認にねじれのない「シスジェンダー」には、『性的欲求』も『恋愛感情』も抱きません。
好きになる対象の性別が変化する→アブロセクシュアル
via pixabay.com
『アブロセクシュアル』は、「好きになる性が流動的であったり、変化したりするセクシュアリティ」です。
「今日の自分は、『ヘテロセクシュアル』だな」とか、「今日は『パンセクシュアル』かもしれない」というように、『性的指向』自体が変わることがある『セクシュアリティ』なんです。
「今日の自分は、『ヘテロセクシュアル』だな」とか、「今日は『パンセクシュアル』かもしれない」というように、『性的指向』自体が変わることがある『セクシュアリティ』なんです。
他者に恋愛感情・性欲を持たない→アセクシュアル
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『アセクシュアル(asexual)』=『無性愛者』です。『無性愛(asexuality)』とは、誰かに対して性的に魅かれること、または性的な行為(sexual activity)への関心や欲求が少ない、存在しないことですす。『無性愛』の性質を持っている人を『無性愛者』『エイセクシュアル』『アセクシュアル』『Aセクシュアル』といいます。
『無性愛』は、性欲自体がない『無性欲』や、性的行為に嫌悪感を抱く性嫌悪、性的欲求低下障害(HSDD)とは違います。純潔運動や禁欲も、意識的な行動なので、個人の信条や宗教的信念などの要因に動機づけられる点で、『無性愛』とは違います。
『無性愛』は、性欲自体がない『無性欲』や、性的行為に嫌悪感を抱く性嫌悪、性的欲求低下障害(HSDD)とは違います。純潔運動や禁欲も、意識的な行動なので、個人の信条や宗教的信念などの要因に動機づけられる点で、『無性愛』とは違います。
他者に恋愛感情のみ抱く→ノンセクシュアル
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『ノンセクシュアル』=「恋愛感情がある無性愛」です。他者に『恋愛感情』は持つけれど、他者に『性的衝動』がない。『非性愛』とも。
『ノンセク』は日本限定の用語で、世界的には『ロマンチック・エイセクシュアル』に近いとされてます。日本で言う『ノンセクシュアル』はガラパゴス的表現のようで、広義的には『Aセク』に分類されるそうです。
『性的欲求』が全くないのが『無性欲』ですが、『ノンセク』はそれに該当しないとされています。LGBT同様、『ノンセク』にも様々なタイプの人がいますが、性的欲求を「他者に抱かない」だけで、性的欲求自体は僅かながらある場合も。
『ノンセク』は日本限定の用語で、世界的には『ロマンチック・エイセクシュアル』に近いとされてます。日本で言う『ノンセクシュアル』はガラパゴス的表現のようで、広義的には『Aセク』に分類されるそうです。
『性的欲求』が全くないのが『無性欲』ですが、『ノンセク』はそれに該当しないとされています。LGBT同様、『ノンセク』にも様々なタイプの人がいますが、性的欲求を「他者に抱かない」だけで、性的欲求自体は僅かながらある場合も。
強い絆を感じる相手にのみ性的欲求を持つ→デミセクシュアル
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『デミセクシュアル(demisexual)』=「半性愛』です。他者に対して、基本的に性欲を抱きませんが、強い愛情や深い友情を持った相手に対してなど、ごく一部の場合に限り『性的欲求』を抱くセクシュアリティです。恋愛感情に限らず、愛情や友情、絆がベースになります。
例えば、「親友と呼べるほどの仲の良い友人にのみ恋愛感情を抱く」「相手に対して性的な欲求、恋愛感情は抱くことがなかったが、「相手への信頼や強い絆を感じる」出来事があった時に、恋愛感情や性的な欲求を初めて感じる」などが挙げられます。
例えば、「親友と呼べるほどの仲の良い友人にのみ恋愛感情を抱く」「相手に対して性的な欲求、恋愛感情は抱くことがなかったが、「相手への信頼や強い絆を感じる」出来事があった時に、恋愛感情や性的な欲求を初めて感じる」などが挙げられます。
ノンセクシャルの誤解
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『ノンセクシュアル』は『性的欲求』がほとんどありません。手を繋いだり、キスをしたり、セックスをしたり、人によって交際相手とできること・できないことの線引きは異なり、結婚後に子供が欲しいかなどについても考え方は異なります。
『恋愛感情』が存在しても、『性的欲求』が無ければ、パートナーが描くような『理想の関係』に応えられないという壁にぶつかることが『ノンセクシュアル』に多くある悩みです。
『恋愛感情』が存在しても、『性的欲求』が無ければ、パートナーが描くような『理想の関係』に応えられないという壁にぶつかることが『ノンセクシュアル』に多くある悩みです。
性欲が全くないわけではない
via pixabay.com
『ノンセクシャル』が受けるの誤解の1つに、「性欲が全くないわけではない」というのがあるんです。
『ノンセクシャル』は、『無性愛』ではなく『非性愛』なので、男女で出会い恋愛をすることができますが、体の関係になることが「ない」のではなく、「少ない」という特徴があります。
『ノンセクシャル』に近いものに、『性嫌悪障害』というものもありますが、これは精神疾患のひとつで、「性的行為に関して強い嫌悪感を抱く」という心理状態になるので、『ノンセクシャル』とは違います。
『ノンセクシャル』は、『無性愛』ではなく『非性愛』なので、男女で出会い恋愛をすることができますが、体の関係になることが「ない」のではなく、「少ない」という特徴があります。
『ノンセクシャル』に近いものに、『性嫌悪障害』というものもありますが、これは精神疾患のひとつで、「性的行為に関して強い嫌悪感を抱く」という心理状態になるので、『ノンセクシャル』とは違います。
性行為が全くできないわけではない
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『ノンセクシャル』が受ける誤解の1つに、「性行為が全くできないわけではない」というのがあるんです。
いろんな人がいて、いろんな好みがあるのと同じで、『ノンセクシュアル』の人は、「あ、ちょっとそれは嫌だな」とか「そこまではしなくていい」とかが、幅広く多いんです。
好みの問題です。
いろんな人がいて、いろんな好みがあるのと同じで、『ノンセクシュアル』の人は、「あ、ちょっとそれは嫌だな」とか「そこまではしなくていい」とかが、幅広く多いんです。
好みの問題です。
人間的に冷酷だというわけではない
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『ノンセクシャル』が受ける誤解の1つに、「人間的に冷酷だというわけではない」というのがあるんです。
ただ『性的欲求』がほとんどないだけで、家族や友達やペットも、愛します。だから、「誰も好きじゃない」とか「誰も愛さない」のとは、全く違います。
ただ『性的欲求』がほとんどないだけで、家族や友達やペットも、愛します。だから、「誰も好きじゃない」とか「誰も愛さない」のとは、全く違います。
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