2019年7月19日 更新

損して得取れの具体的な行動例!明日から実践できる人間関係のコツ

故事ことわざにある「損して得取れ」。経営の神様であった松下幸之助も「真の商売人・真の経営者」の中で語っています。商売人だけに通ずるのではなく、人間関係にも大きくかかわってくる「損して得取れ」の具体的な例や明日からすぐに実践できることを紹介します。

目次

損して得取れの考えで気をつけなければいけないこともあります。

一番必要なことは自分から「与える」事が重要ですが、人のために何かをすることが慣れていなければ「与える」自体に疑問や疲れを感じます。また見返りには「間接的」なものがあり目に見えてわからないものも多くあります。相手によっては「都合のいい人」と思われてしまい必要以上に求められて嫌気が差す場合もでてきます。

何に気をつければいいかを紹介していきます。

負の感情を出さない

Smiley Emoticon Anger - Free photo on Pixabay (476777)

普段生活をしている中で、苦手な人と同じ空間にいることもあります。そういった時に嫌な感情を表に出してしまうと、言葉として口に出さなくても雰囲気で相手に伝わります。

一番難しいことは人間関係です。損して得取るためには負の感情を出してしまうと、「得」と感じることが遠のいてしまいます。全てを良い顔でいることは難しいですが、自分のマイナスな部分の感情は表に出さずに1人になった時に発散をしましょう。

接客業でもクレームを言ってくる相手に対して、無愛想な対応をしたらさらにクレームになります。笑顔で返して誰もいないところでストレスを発散すればいいことです。

「与える」ことに疲れたら

Person Little Boy - Free photo on Pixabay (476788)

損して得取るには自分から「与える」ことが重要だと紹介しました。

しかし「与える」ことを普段から自然にできていない人だと、「与える」ことを常に意識してしまうと、慣れていないことに対して心が疲れていってしまいます。与えてもわかりやすい見返りがなければ何をしているかと疑問に感じることでしょう。

「与える」ことに疲れたら無理をして続ける必要はありません。自然に「与える」事ができるようになれれば知らない間に結果に結びつきます。

「間接的」な見返りもある

Hand Gift Bouquet - Free photo on Pixabay (476791)

損して得取れの「得」と思えることは間接的な見返りもあります。

自分が「損」と思っていることを誰かにしても、その相手から見返りがくるわけではありません。例えば投資では「損をして学べ」といいます。よほどのセンスがない限り勝ち続けることは難しいのが投資です。損をしながら学ぶことで、損を少なくする方法やトータルで利益を出す方法を理解するようになります。いくら素晴らしい本を読んだとしても実践に活かせなければ無駄になります。

すぐに見返りがなくても最終的には形を変えて返ってくると大きな気持ちでいましょう。

都合の良い人にならない

Girl Woman Smile - Free photo on Pixabay (476793)

都合の良い人にならないためには何でも簡単に引き受けないことです。できないことはできないと断る勇気も必要です。

見返りを求めるわけではありませんが、一貫性の原理でも紹介をしたように心理的な部分を突き都合のいいように扱いを受ける場合もあります。笑顔を忘れず人当たりもよければ無理難題を押し付ける人もいます。無理難題を言われても気にならないような器の大きさであればいいのですが、そんな神様みたいな人は早々いません。

全てを引き受けるのではなく時には嫌なものは嫌といえる勇気も必要です。

他人からの評価を気にしない

People Girls Women - Free photo on Pixabay (476795)

周りからの評価を気にするばかりに本来の自分の姿を見失っては本末転倒です。

「損して得取れ」の思いは大切ですが、そのために自分の感情を押し殺して無理をしてしまうと心身のバランスが崩れてしまいます。気配りを忘れないことも、自然にできるようになれれば周りからの評価は後からついてきます。計算をしすぎてしまうと、今までできていたこともできなくなってしまう可能性もでてきます。

必ず見てくれている人はいるもので自分の信念をもってメリハリを持った行動をしていても、結果的に良い方向へ進むはずです。

具体的な「損して得取れ」の行動

Boardwalk Crowd Of People - Free photo on Pixabay (476800)

「損して得取れ」を紹介してきましたが、具体的にはどの様な行動を指すのでしょうか。

身近なところで考えると、化粧品を買ったときについてくるサンプルです。普段は値段が高い化粧品でもサンプルをもらって使ってみると、思った以上に使い心地がよかったら次ぎは買ってみようと購買意欲が湧きます。

メーカーはサンプルを無料で配ることは「損」に値しますが、結果的にサンプルで配った商品が大ヒットすれば「得を取った」ことに結びつきます。

他にも具体的な「損して得取れ」の行動を紹介します。

菓子折を持って行く

Macaroons Dessert Sweets - Free photo on Pixabay (476811)

お世話になっている人や取引先の訪問時になどに菓子折りを持っていく場合があります。また何かの謝罪やお願いがある場合も持っていくことがあります。

菓子折りを持っていくことは「これからもよろしくお願いします」や「お世話になりました」の意味をこめて贈ります。菓子折りの購入代金が「損」でも、贈ることでこれからも変わらずお付き合いをしましょうといった「得」につながります。

あくまでも「これからもよろしくお願いします」といった気持ちがあった上でのことなので菓子折りを贈ったから大丈夫といった思いは禁物です。

自分の情報を出して相手の情報を聞き出す

Innovation Business Information - Free photo on Pixabay (476814)

初めての人と会話する時に、情報を得るのに自分のことをまったく話さず相手のことばかり聞き出すことは難しいです。

自分の情報を出すことで、相手にも話しやすい環境を作ります。そうすることで相手の情報を聞き出しやすくなります。新しい環境での友達作りや、コンパなどでも自分のことをどれだけ相手に伝えるかによって相手も心の開き具合が違ってきます。

誰でもいいから自分の情報を出すわけではありません。仕事やプライベートで自分が必要な場合だけにしましょう。

相手がしてくれた以上のことをする

Heart Hands Give Away - Free photo on Pixabay (476819)

相手がしてくれた以上のことをするのも重要です。

例えば恋愛関係にある恋人が一生懸命に選んでくれたプレゼントは嬉しいですよね。愛情を感じそれ以上のことを相手にしてあげたくなります。愛情を感じている相手が何をすれば喜ぶかは見返りを考えて行動をしていないはずです。

恋愛関係に限らず仲の良い友達や家族などでも相手が喜ぶ顔を見たら、次もしてあげようと思う気持ちが大切です。相手がしてくれた以上のことをすることは、相手からも同じ用にしてもらえることにつながります。損得勘定を考えていなくても、自然にできることで結果的に「損して得取れ」に結びつきます。

皆が楽しくなることを考える

Child Colors Nepal - Free photo on Pixabay (476821)

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