ヤマノミ族とは?かわいい少女達が出産したこどもを殺す理由とは

「ヤノマミ族の少女はかわいい」と日本でも話題になりました。ヤノマミ族の少女のセックスと出産など性の習慣を中心に、女性だけで行われる出産の儀式や精霊返し、ヤノマミ族の生活習慣と自然環境を脅かす問題や殺人事件について、幅広くご紹介します。

目次

世界には多くの民族が暮らしている

女の子 有することになった。 女性 - Pixabayの無料写真 (611848)

民族とは同じ祖先をルーツに持ち、言語・歴史・文化・居住地・生活様式・宗教などの特徴を共有する人々の集団のことです。民族の宝庫とも言える中国には、漢民族と55の少数民族が住んでいます。

「日本は単民族国家だ」と言う人もいるようですが、実は日本も多民族国家なのです。日本人の構成を見ると日本民族と大和民族が多く、その他にアイヌ民族や琉球民族、ウィルタ民族やニヴフ民族などがいます。

それぞれに文化的な特徴を持っていますが、世界には近代文明社会の中で生きる人々から見ると、驚くような文化を持つ民族もいるのです。アマゾンで暮らすヤノマミ族もそのひとつです。
美貴 貴州省 モン族 - Pixabayの無料写真 (614444)

ヤノマミ族の社会と生活、少女のセックスと女性だけで行われる出産の儀式など、驚きの文化をご紹介します。母となった少女の心に深い悲しみを刻む、精霊返しという死生観も衝撃的です。

1993年と2012年に起きた、ヤノマミ族虐殺事件も忘れられません。

ヤノマミ族とは

女の子 女性 フェイス ペイント - Pixabayの無料写真 (611857)

ヤノマミ族は南米の先住民族の一部族です。ベネズエラの国境近くを流れるブラジルのネグロ川左岸支流から、ベネズエラのオリノコ川上流にかけた熱帯雨林の広い範囲に住んでいます。

ヤノマミ族はヤノマミとかヤノママとも呼ばれますが、ヤノマミとはヤノマミ語で人間を意味する言葉です。「ヤノマミ族とは」の章では、ヤノマミ族の歴史やライフスタイルと、人口や集団の構成などについて詳しく解説していきます。

1万年の文化を守っている

麦畑 小麦 収穫 - Pixabayの無料写真 (611811)

ヤノマミ族の歴史は長く、約1万年と言われています。1万2千年前にホモ・フローレシエンシスが絶滅し、人類はホモサピエンスだけとなりました。1万年前と言うと、最後の氷河期が終わったとされる時期です。

では、ヤノマミ族は1万年前にどこからやって来て歴史を紡いできたのか、自然と共存してきたヤノマミ族の言い伝えをご紹介します。
ムーン サイプレス 山 - Pixabayの無料写真 (614590)

昔、3人の戦士がいました。3人の戦士は月に向かって弓矢を放ち始めたのです。1人目の戦士の矢は外れ、2人目の戦士の矢は月をかすめました。

そして3人目の戦士が月に向かって矢を放つと、その矢は見事に月に突き刺さったのです。矢を受けた月は血を流し、地上に滴り落ちた血がヤノマミ族となりました。

それから1万年もの長い間、ヤノマミ族はアマゾンの熱帯雨林で自然と共に歩み続けてきたのです。

人口は約2万8000人で4つの下位集団に分けられている

メイ Douther テディベア - Pixabayの無料写真 (611870)

ヤノマミ族の人口は、ブラジルとベネズエラの両方を合わせて約2万8千人です。広大なアマゾンの熱帯雨林の中で、200程の集落に分かれて居住しています。

ヤノマミ族の言語に統一性はなく、チブチャ語族やカリブ語族に関係するという説があり、はっきりとした事は分かっていません。
カンボジア 呉 - Pixabayの無料写真 (614754)

ヤノマミ族は言語の違いと居住地によって、さらに4つの下位集団に分類されます。4つの下位集団とは、南西部に居住するヤノマメ族、南東部のヤノマム族、北西部のサネマ族、北東部のヤナム族です。

ヤノマミ族は、他の部族との接触による文化の変化をあまり受けていません。そのため、先住民族として古くからの文化や風習を継承している、最後の大きな集団なのです。

数年ごとに森を移動しながら暮らしている

は ジャングル の - Pixabayの無料写真 (611807)

ヤノマミ族は数年おきに居住地を変えています。狩りの獲物や採集で採れる食料が少なくなると、新しい居住地を求めて森の中を移動するのです。

森の木は家の柱や薪として使い、植物でカゴを編み、森に生息する動植物を食べ、生活の全てを森に依存しているのです。森は結果として人間に恵みを与えますが、森の恵みとは森が環境を維持するためにあります。

だからこそ森で暮らす人々は、自然の一部として森と共存することが大切なのです。そのバランスが崩れると、森の環境は厳しいものとなります。
街 建物 環境 - Pixabayの無料写真 (625099)

近代文明と接触したことで便利な生活を求め、街の近くに定住するようになったヤノマミ族出てきました。しかし、定住をしても森の恩恵を受けるライフスタイルは変えていません。

自然の恩恵を受けながら、自然と相反する便利さを求めた結果として深刻な問題も出てきました。栄養失調などの健康被害と、子どもの死亡率が上がったのです。

定住することで居住する地域の森はバランスを崩し、森が人々に与えていた多様性を失いました。

低血圧民族である

セップ キノコ きのこ - Pixabayの無料写真 (625151)

ヤノマミ族は低血圧民族として知られています。ヤノマミ族の血圧は60~100mmHg前後で、日本人の血圧の正常値である85~130mmHgと比較しても低いことがわかります。

また、ヤノマミ族は1歳から60歳まで、加齢による血圧の上昇がありません。加齢による血圧の上昇がないのは食生活によるものです。

ヤノマミ族の食べ物は森で得られる動物と植物や、焼畑農耕で収穫するイモ類です。森で採集する植物には、15種類のキノコも含まれます。ヤノマミ族の食事は脂肪と塩分が少なく、動脈硬化や肥満もほとんどありません。
ハンバーガー バーベキュー 牛肉 - Pixabayの無料写真 (618823)

他には、西洋文化の影響を受けていないことも挙げられます。西洋文化や近代文明の影響を受けた他の部族では血圧の上昇が見られました。

しかし、食文化や習慣に外部の影響を受けなかったヤノマミ族は、加齢による血圧の変化が現れなかったのです。

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