2019年9月28日 更新

ウクライナ21の犯人のその後は?事件や流出した殺人ビデオの詳細

ウクライナ21という言葉を耳にしたことがある人はいますか?これはある事件の名前ですが、犯人や出された判決やその後の詳細はどうなっているのでしょう?この言葉自体が「検索禁止ワード」とされているほど、世界中を恐怖に陥れ、影響されたバンドも現れたほどでした。

目次

血や火傷のような生々しい傷に恐怖を感じる「血液恐怖症」というコンプレックスを抱えていたアレクサンドラは「常に撮影係で実行犯ではない」と、殺人には直接関与せず、カメラマン役としてだけ凶悪犯罪に関わったとして「2件の強盗罪」だけとされ、懲役9年という判決が下りました。

しかし、全世界に公開された動画により、顔も個人情報も流出しており、普通に生活できることはなかったでしょう。しかし、父親が地元の検察官であり、非常に裕福な家庭の息子であったことで、働かずとも生活できたのです。

少年2人は控訴するも

Hand Faust Violent - Free photo on Pixabay (658720)

2009年2月「ドニプロペトロウシクの狂人たち」の主犯格であるイゴールは「21件の殺人」「8件の強盗」「1件の動物虐待」、ヴィクトルは「18件の殺人」「5件の強盗」「1件の動物虐待」という、誰もが首を傾げてしまうほど納得のいかない非常にゆるい罪の判決を受けました。

死刑制度がないウクライナでは『最高刑』である終身刑が下されましたが、イゴールとヴィクトルの弁護士は「この刑を不服とする」として上訴しましたが、2009年11月24日、最高裁は判決を支持し、上訴は棄却され、裁判は終結したのです。

判決に対する世間の反応

Chainlink Fence Metal - Free photo on Pixabay (658721)

ウクライナは世界でも有数の貧困国で、物価は日本の半分~10分の1程度で、中間階級の警察官の1カ月の給料が平均で約400ドルです。

犯罪者は国民の税金を使って『刑務所』で養われることになりますが、ロシア人やウクライナ人にとって仮釈放などなく、非常に悪い設備の四角い小部屋で、自由を束縛され、死ぬまで拘束されるという終身刑者は『死』より恐ろしいと考えられるそうです。

日本などの死刑廃止を希望する主張では「どんな人にも生きる権利はある」とされますが、犯罪者を死刑にしたら、死刑前の一瞬に「死への恐怖」を味わうだけで苦痛から開放されると考えられるそうですが...事件後には「やはり死刑適用の必要性はある」声が過半数を超えました。

犯人たちのその後や現在は?

Solitude Outdoors Dark - Free photo on Pixabay (658727)

たったの1カ月で21人の社会的・身体的弱者を、いきなり拷問して惨殺することを楽しんだ『ウクライナ21』という事件を引き起こした「ドニプロペトロウシクの狂人たち」犯人の主犯格『イゴール』は、主体で犯罪を犯すなど明らかに別格でした。

成績優秀で将来を嘱望されていた幼馴染のヴィクトルはやアレクサンドラは、イゴールに出会い歯車が狂いました。

裕福な家に生まれ、幼い頃から何不自由なく甘えて育てられた「1人では何もできない」典型的なお坊っちゃま達は、複数で及んだ故に凶暴性が増し、歯止めが効かなくなったのでしょう。

犯人の動機や目的は?

Sad Sadness Person - Free photo on Pixabay (658729)

「ドニプロペトロウシクの狂人たち」による殺人の動機やビデオ撮影をした目的など、事件の詳細は未だ全てが公開されておらず、裁判の様子も詳しくは公表されていません。

2007年6月に開始された『ウクライナ21』事件は、事件発生1年後に、21人が惨殺され、8人が負傷し、数知れずの動物が嬲り殺されていることが判明しています。

満たされて退屈な日々や、父親に対するコンプレックスが、自分の強さを錯覚させる『興奮』を促す凶気へ導きあった若者同士には、エスカレートしていく暴走が止められなかったのでしょう。

本人たちからは語られていない

Sad Boy Nigga Black And - Free photo on Pixabay (658734)

ウクライナで『最高刑』とされる終身刑とされた、裕福な家庭で歪んだ形で何不自由なく育ったお坊ちゃまのイゴールとヴィクトルは、最貧困の国の一つとされるウクライナの国民の税金で死ぬまで刑務所で生活することが決められており、彼らに関する一切の情報は出ていません。

世間に訴えたいほど語ることもないのでしょう。ぶっちゃけ「自分たちのコンプレックスに押しつぶされそうな日々にむしゃくしゃしていた」といったところでしょう。

判事の評した犯行動機

Knife Stabbing Stab - Free photo on Pixabay (658736)

ドニプロペトロウシク地方裁判所で「病的な自己肯定」への欲求が主な動機であるとされ、ウクライナの最高刑である『終身刑』という判決を『不服』としたイゴールとヴィクトルの弁護士は、ウクライナ最高裁判所に上告しました。

しかし、ウクライナ最高裁判所はドニプロペトロウシク地方裁判所へ判決の差戻しを行い「一審の量刑を変更しない」とドニプロペトロウシク地方裁判所の判決を支持した事から、2007年6~7月までに行われた『ウクライナ21』に関する全ての裁判は、2008年11月24日に終結しました。

流出したビデオ

Camera Photography Lens - Free photo on Pixabay (658738)

『ウクライナ21』の殺人ビデオは、3人の逮捕後に流出しましたが、誰が何の目的でリークしたか分かっていません。さらに『ウクライナ21』は販売目的でつくられた『スナップフィルム』ではないという意見もあります。

しかし、映像流失の意図が何であったにせよ『ウクライナ21』は、さらなる猟奇事件を引き起こし、この動画は世界的規模で人々を恐怖のどん底に落とす大きな影響力を残してしまいました。

さらに、本物かフェイクかは不明でありながら、この事件を模倣したグロ・過激・衝撃映像は増加し続けています。

押収された携帯やパソコン

Iphone Cell Phone Mobile - Free vector graphic on Pixabay (658740)

「ドニプロペトロウシクの狂人たち」の携帯電話やパソコンの中には、幾つかの殺人映像が収められたビデオが含まれていました。

その中の1つのビデオが、7月12日の日中に、48歳のオートバイに乗った男性『セルゲイ・ヤツェンコ』さんが、森の中で行きたままゆっくり惨殺された様子が、全くのモザイク処理無しでビデオ撮影されたものが『閲覧注意動画』とされてネットに出回った『3guys 1hummer』でした。

パソコンの中には他にも、微笑みながら犠牲者の葬式に参列した写真や、墓標に向けて中指を立てている写真や、虐殺した小動物との記念写真などが大量に保管されていました。

ビデオの内容

Technology Camera Sport - Free photo on Pixabay (658746)

一切のモザイクがかけられず、完全なままの状態でネットに流出した『3guys 1hummer』と呼ばれるビデオは、アレクサンドラ撮影で、キャッキャしているイゴールとヴィクトルが『獲物』を見つけるところから始まります。

オートバイに乗った48歳の『獲物』男性『セルゲイ・ヤツェンコ』さんが、森の中で顔面が陥没するほどハンマーでフルスイングを何度もされ、アイスピックで顔や目や内臓を滅多刺しにされ動かなくなる一部始終と、イゴールとヴィクトルが凶器を水洗いしながらはしゃぐ場面までが収められています。

この犯行ビデオは、一連の裁判中に証拠として提出され、2008年10月29日の公判の中で公開されましたが、傍聴人はあまりに陰惨な内容に大きなショックを受け、多大な衝撃が広がりました。

ウクライナ21はスナッフフィルム?

Film Cinema Movie - Free vector graphic on Pixabay (658748)

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