2019年9月28日 更新

ウクライナ21の犯人のその後は?事件や流出した殺人ビデオの詳細

ウクライナ21という言葉を耳にしたことがある人はいますか?これはある事件の名前ですが、犯人や出された判決やその後の詳細はどうなっているのでしょう?この言葉自体が「検索禁止ワード」とされているほど、世界中を恐怖に陥れ、影響されたバンドも現れたほどでした。

目次

どこかの誰かが『ビジュアル系のバンド情報誌』みたいなやつを美容室で見たそうです。そこでにはバンドの「インタビュー記事」に「影響を受けたミュージシャンはいますか?」というものが記載されており「クソワラタwwww」と反応するコピペです。

ボーカルが「ミュージシャンというか『ウクライナ21』の映像に影響された」と話し、ギターが「クスクス」と笑い、ベースが「あの映像見て共感した」と話し、ドラムが「俺ら一緒じゃん」と話したそうです。

「同時期に『ウクライナ21』の映像見て、影響を受けてそのまま街に飛び出し、たまたま交差点で出くわした4人がバンドを組んだ」というストーリーのコピペが出回っています。

KLACK事件

Bass Guitar Chord Close-Up - Free photo on Pixabay (658779)

KLACK(クラック)とは、2003年に結成されてから関東を中心に過激な歌詞やパフォーマンスなどで活動し、2008年に活動休止した日本のヴィジュアル系バンドです。

2004年12月26日、雑誌『FOOL'S MATE』とTBSが主催したライブイベント『Beauti-fool's Fest '04』出演した際、約5000人の観客に、イラクの武装組織『アルカイダ』に拉致された日本人男性が首を切られた『イラク日本人青年殺害事件』の映像を流したそうです。

事件後、主催者側は謝罪文を発表しましたが、KLACKからは公式サイトで「盛り上げるためだった」「抗議する人は偽善者」などと書き込み、批判を浴びました。2007年3月、公式サイトに「KLACKメンバー全員を目黒鹿鳴館でのGIG中に殺害する」と殺人予告が繰り返し書き込まれました。

真実かどうかは曖昧

Concert Music Crowd - Free photo on Pixabay (658780)

『ウクライナ21』に影響されたというバンドのコピペも、勝手に誰かが作成したものであるそうで、バンドの名前も全く出てきません。同じ様に『ウクライナ21』に影響されたバンド『KLACK』も、活動はマニアにしかわからないほどの規模で、いたずらが過ぎたという程度のものでしょう。

上手くいかない自分の人生に対して「ムシャクシャした気持ちを発散させたい」若者は昔からいました。しかし、年々『グロ動画』が人間の理解を超えるところまで来ているのと同時に「人が惨殺されるのを見てもなんとも思わない」という若者も増え続けているようです。

検索してはいけないワード

Google Www Online Search - Free photo on Pixabay (658782)

誰でもどこでもなんでも知れる便利なインターネットですが、知りたくないことを知ってしまったり、知らせたくないことまで出回ってしまう側面も持ちます。

『閲覧注意』『グロ注意』などと「ここからの情報は自己責任で見てください」とされる「検索してはいけないワード」というものがあります。

人間は「してはいけない」と言われると、気にならなかったのに気になりだしたり、見たくて我慢できなくなったりするために使われる「魔法の言葉」でもありますが、ネットの「してはいけない」は信じたほうが良いです。

POSO

E-Mail Aerial Afternoon Tea - Free photo on Pixabay (658783)

1998年12月末、インドネシア中部スラウェシ州にある町『ポソ(POSO)』で「イスラム教の信者『ムスリム』の少女がキリスト教徒にレイプされた」という噂が走り、ムスリムvsキリスト教徒の『宗教戦争』が勃発し、約1000人が死亡し、数万人が避難民になりました。

2001年、ムスリムとキリスト教徒の和平合意『マリノ合意』が結ばれましたが、2003年、ポソ地区で13人のキリスト教徒が武装集団に殺害され、2005年5月、ポソ近くの街で爆発があり、22人が死亡、30人以上が負傷し、数日後、2人の17歳の少女が銃殺害され、10月、2人の15歳の少女と17歳の少女が首を切断されました。

インターネットの動画共有サイトに、対立する宗教の住民の生首を掲げる民兵や、激しく損壊された遺体、リンチを受ける住民などが映し出された『ポソ宗教戦争』の凄惨な様子を撮影した「POSO」という動画がアップロードされたのです。

グリーンねえさん

Woman Burnout Multitasking - Free image on Pixabay (658787)

ネットで「苦しまずに楽に美しく死ねます」と、硫化水素ガスを自殺の手段として紹介し、自殺をした女性の全身が緑色に変色した変死体の画像が8枚紹介されているそうです。

身につけている衣装は女性物で、毛髪は長めで真っ白になり、緑色の肌にはシワがないため、10~30代の若い女性と言われていますが、鼻と口からからおびただしい量の血を流しており、どこの誰か?人形か?もわかっていません。

なぜか「楽に美しく」と自殺方法を紹介して自殺したとされる方法は、実際は真逆で「この世のものとは思えないほど苦しんでのたうち回って」自殺する方法だそうです。

暗い日曜日

Boy Break Browsing - Free photo on Pixabay (658789)

1933年、ハンガリーで『ヤーヴォル・ラースロー』作詞、『シェレシュ・レジェー』作曲で、ハンガリー語で『Szomorú vasárnap(ソモルー・ヴァシャールナプ)』=「悲しい日曜日」という曲名で発表されました。1935年、ハンガリー語でレコーディングされ、1936年、英語でレコーディングされました。

非常に陰鬱な曲調で「女性が、暗い日曜日に亡くなった恋人を想い嘆き自殺を決意する」という歌詞のため、ヨーロッパやアメリカでは「自殺の聖歌」として知られ、イギリスのBBCでは「自殺ソング」として放送禁止曲に指定されたほど有名です。

21世紀現在に至るまで、フランスのシャンソン歌手や『セルジュ・ゲンスブール』など数多くのアーティストによって唄われていますが、都市伝説では「聞くと自殺してしまう曲」として有名です。

理解しがたい残虐な犯行

Eye Blue Human - Free photo on Pixabay (658792)

ウクライナの裕福な家庭で生まれ育った「クズの中のクズ」でしかない青年3人が引き起こした信じられないほど凄惨な『ウクライナ21』事件は「理解しがたい残虐な犯行」として国際的にも有名な事件です。

現代では、世界中でたくさんのエスカレートした『グロ動画』がアップロードされ続けていますが、2007年に起こった『ウクライナ21』は、平和に暮らしている人々をいきなり恐怖に陥れた印象的で残虐な事件でした。

動画を見る必要はありませんが、事件の内容を知ることで「世界で今何が起こっているのか?」を知り、対策することができます。このような事件が起こらないような社会づくりを、一人一人が心がけていくことで、事件の芽をつくらないようにしたいものです

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