2019年9月2日 更新

シャコパンチの威力は生物最強?!シャコの謎多き生態について

この記事ではシャコの生態について解説していきます。ガラスや水槽を割ると言われているパンチの威力やその仕組みなどに加え、シャコの飼育方法、痛い目に合わないために気をつけることなど、シャコについて様々な角度から紹介していきます。

シャコパンチの威力が凄い?!噂の真相は?

Mantis Shrimp Female Crustacean - Free photo on Pixabay (573003)

みなさん、突然ですが「シャコ」という生物を知っていますか?シャコというのは、甲殻類軟甲綱トゲエビ亜綱口脚目シャコ科に属している節足動物の一種です。

生物学的には類縁関係は遠いのですが、外見はみなさんがよく知るエビに似ています。また、エビとは違い両腕がハサミではなく、攻撃する際は捕脚を使い凄まじい威力のパンチを繰り出すことで知られています。

この記事では、そんなシャコのパンチがいかに強いのかについて徹底的に解説していきます。また強い生物について興味のある人は、以下の記事もおすすめですので是非読んでみてください。

シャコパンチを有名にした漫画「テラフォーマーズ」

Mars Sun Solar System - Free image on Pixabay (600411)

シャコパンチをご存知の人で、知ったきっかけが漫画「テラフォーマーズ」だったという人も以外と多いのではないでしょうか?

詳しくはこの後解説していきますが、テラフォーマーズは、週刊ヤングジャンプに掲載されている大人気漫画で火星を舞台にして繰り広げられる人とゴキブリの争いを描いたSF漫画です。

その中の登場人物の鬼塚慶次がシャコの能力を我が物とし戦いで使用して活躍するシーンがあります。このトピックでは、これらについて詳しく掘り下げて解説していきます。

あらすじ

Fire And Water Fight Hands - Free image on Pixabay (573044)

冒頭でも少し触れましたが、テラフォーマーズは、火星の惑星地球化計画(テラフォーミング)用に放たれ、そこで人型化したゴキブリ「テラフォーマー」と、それらを駆除するため特殊な手術を受けた人間との戦いを描いたSF漫画です。2014年にはアニメ化され、2016年には実写映画化もされています。

火星で強大な進化を遂げたゴキブリと様々な昆虫や他の生物の特性や能力を手術によって身につけた人間の白熱したバトルシーンは必見です。まだ読んだことのない人はこの機会にぜひ読んでみてください。

鬼塚慶次について

Box Boxing Match Uppercut Ricardo - Free photo on Pixabay (573056)

鬼塚慶次は、対テラフォーマー部隊の日米合同第一班の一員であり、マーズランキングは8位と高い戦闘力を誇ります。冒頭で触れた通り、モンハナシャコをベースに手術しています。

元々、鬼塚慶次はボクシングをやっておりライト級チャンピオン兼スーパーフェザー級世界第一位という輝かしい実績を持っています。しかし、二回級制覇の目前に網膜剥離を患い引退してしまいます。

その後、治療の為に背負った借金を返済する為、目の良い生物を手術ベースにすることを条件にアネックス計画に参加し、ボクシングの技術とモンハナシャコのパンチ力に加え、赤外線なども視認出来る並外れた視力を組み合わせ活躍していきます。

シャコパンチに関する噂

Fist Bump Anger Hand - Free photo on Pixabay (579579)

さて、シャコパンチはとてつもない破壊力を持っていることはなんとなくイメージして頂けたでしょうか?
とは言ってみても、漠然としたイメージがあるだけでは実際どれだけ凄いのか分かりづらいですよね。

シャコパンチに関する噂は調べてみると色々あります。ここでは特に有名なものを取り上げ一つ一つ紹介し、こちらの記事を読んで頂いている人にシャコパンチがどれだけ凄いのかを徹底的に紹介・解説していきたいと思います。

シャコパンチの速さは時速80キロメートル

Speed Car Vehicle - Free photo on Pixabay (600414)

まず初めにシャコのパンチの速さについての噂から紹介します。シャコは、捕脚肢と呼ばれる普段は体の前でたたまれている部分でパンチを放ちます。

時速80キロメートルと言えば、車のスピードで置き換えて考えてみても相当速いですよね。ちなみに、プロボクサーの放つパンチスピードはおよそ時速30~50キロメートルと言われています。

そしてこの時速80キロメートルというのは水中の水の抵抗がある状況でですので、いかに速いスピードかが分かるでしょう。もし、水の抵抗のない地上でこのパンチが放たれたらと考えてみると、とてもロマンがありますよね。

パンチのスピードは地球上で最速

Tartan Track Career Athletics - Free photo on Pixabay (579711)

先の項目でお伝えしましたが、シャコのパンチは時速80キロメートルと言われています。捕脚を降りだすように伸ばして放たれるパンチのスピードは、体長15センチの時点でなんと二十二口径の拳銃に匹敵すると言われ地球上で最速のパンチです。

拳銃と同じスピードというととてつもなく速いことがお分かり頂けると思います。しかも水中の水の抵抗がある状態でこのスピードですから、もし地上で放たれたら拳銃を上回るわけですから驚異的ですよね。

人間サイズならベンチプレス70~80キログラム

Weights Exercise Bodybuilding - Free vector graphic on Pixabay (582025)

ここまでシャコのパンチの速さが時速80キロメートルであることや、二十二口径の拳銃と同じスピードであることなどを紹介してきました。

では、今度はシャコのパンチ力についてお話したいと思います。シャコのパンチ力の平均は、ベンチプレスを70〜80kg持ち上げるのと同様の力であるとされています。

また、シャコの中にはなんと150kgのベンチプレスを持ち上げるのと同じ力を持った個体もいるようです。シャコのパンチ力とスピードには驚かされますね。

ダイバーは近づかない

Sea Scuba Diving Ocean - Free photo on Pixabay (582788)

凄まじいパンチ力とスピードを兼ね備えた海のボクサーとも呼ばれるシャコは、ダイバーにも恐れられています。アサリの殻を割ったりカニのハサミを吹き飛ばすそのパンチは当然私たち人間が食らっても効きます。

シャコのパンチを食らってしまったダイバーの中には、爪が割れてしまったり指を骨折してしまったりした人も大勢います。また、シャコを観察している最中にマスクを割られてしまったり、水中カメラのハウジングを割られたなどの報告もあり、ダイバーの中では近づいてはいけない生物として認識されています。

シャコパンチの威力は水槽を割るほど強い

Fish Tank Aquarium - Free photo on Pixabay (582810)

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