2019年7月11日 更新

お守りを正しく処分する方法は?自宅でできる正しい処分方法も

さまざまな神社やお寺で授かったお守りを自宅に溜めてはいませんか?地元で開催されているどんど焼きに出して良いの?自宅で処分する方法はあるの?燃えるゴミに出すのは罰当たり?お守りの正しい処分方法やNG方法のほかに、正しい知識について紹介します。

目次

前述していますが、お守りはいわば神様や仏様の分身です。お守りひとつひとつに、神様・仏様が宿っているため数え方は1体、2体と数えます。神社・お寺に行けば誰でも気軽に授かることができるお守り。ついひとつのモノとして捉えがちですが、とても神聖なものです。

1体とお守りを数えるだけで、神様・仏様が身近にいると感じられ、きっと心強い気持ちになれるはず。いつも支えてくれているお守りに対して、日頃から敬う気持ちを持つことがとても大切です。

お守りを複数持っていてもケンカしない

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お守りをいくつか持っていると、もしかしたら耳にしたことがあるかもしれません。「お守りは複数持っているとケンカをしてしまうのではないか」と気にしているのなら、答えは「全く心配する必要はありません」です。

神社でも摂社・末社というようにいくつかの神社を同じ境内に祀っているのが一般的。神様によってご利益が変わるので、いくつかお守りを持っていたり、同じ神社内にいくつかの神様が祀られているのも自然なことです。

ケンカすることは決して無いので、安心して授かってください。

寺院のお守りには仏様への祈りが込められている

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神社でもお寺でもお守りは授かることができます。しかしご利益などが似たようなものでも、お守りに対しての考え方が違うのは知っていますか?

神社とお寺では信仰しているものが違うというのは、詳しくは知らなくても何となく理解できるかもしれません。それと同じように、お守りがかたちとなるまでの儀式も変わってきます。

お寺ではお守りをかたちにする際に、読経・焼香などが行われます。これらの儀式を行うことでお守りに祈りを込めて、ご利益などを受けられると考えられているのです。

神社のお守りには神様の御霊が宿っている

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お守りの歴史は平安時代までさかのぼります。信仰している神社が近くにない人にために作られたのが、神様の御霊を授けたお守りと言われています。当時はお守りではなく、掛守という名前でした。

貴族の間だけで広まっていた掛守は、鎌倉時代になると武士の間で流行しその後は一般人にも広まり現在に至ります。お守りの素材や作り方、種類は時代と共に変化していますが、神様の御霊が宿っていることには変わりありません。

肌身離さず持ちあるくことで神様が災いから守ってくれると思うと、とても心強い気持ちになれます。

お守りの中身は見てはいけない

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お守りの中身、気になりませんか?気になっていはいるものの、縁起が良くないと思い中身を見ずに持ち歩いてる人が多いでしょう。やはりお守りの中身を見るのは良くありません。

理由はいろいろありますが、お守りの中にはいろいろな素材で作られた御神体や経文が入っています。それはとても神聖なものとされていて外気に触れると汚れてしまったり、閉じ込めていたパワーが放出されてしまったりするそうです。

授与所にはたくさんのお守りが並んでいますが、ひとつひとつに御神体や御霊が授けられています。興味本位で開けずに、大切に持ち歩きましょう。

できるだけ肌身離さず持つこと

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お守りは、江戸時代には肌守(はだまもり)と言われていました。いつどんな時も肌身離さず持ち歩いていたことが由来です。もともとは家に祀るお札を常に持ち歩けるようにするために作られたのがお守りなので、できるだけ肌身離さず持ち歩くのが良いでしょう。

中には下着や肌着につけて、持ち歩く人もいるようです。しかし汗などで汚れてしまっては、神様・仏様に対して失礼にあたってしまうので、ほどほどがベスト。

外出する時には鞄やポーチに忍ばせて、忘れずに持ち歩きたいものです。

自宅での保管場所

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お守りを持ち歩けない時、持ち歩く鞄が変わる時など自宅にお守りを置くことも出てきます。このお守りを置く場所というのも、非常に大切なポイントです。埃が溜まっている棚やタンスにしまっておくのは、言語道断。せっかくのご利益も授かれなくなってしまいます。

家での保管場所で一番良いのが、神棚です。神棚が無い家なら、白い布や白紙の上にお守りを置きます。その際は、部屋の中でもより高い棚を使用して、必ず綺麗にした状態にしてお守りを保管してください。

思い出のお守りは無理に処分しなくてもいい

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思い出の旅行先で授かったお守りや、人からプレゼントされたお守りなどは手元から離せないものです。思い入れのあるお守りは無理に処分する必要はありません。ご利益は無いかもしれませんが、そのお守りが手元にあるだけで気持ちが安らぎ心が満たされるのなら、それだけで充分パワーをいただいているからです。

しかし大切なお守りだからこそ、保管場所に注意してください。先述しているように、神棚や白い布・白紙を敷いた棚の上に保管していつも綺麗な状態を保ちましょう。

他者への譲渡は厳禁

Copy Space Text Box Cardboard - Free photo on Pixabay (465214)

その人のために授かったお守りを渡すのなら、ご利益があります。しかし自身のために授かったお守りを、ご利益を得られたからと言って他の人に譲るのはNGです。幸せをお裾分けしたいという好意からくる行動ですが、効果はありません。

お守りはその授かった人にだけ、効果が発揮されるものです。何度も言うように、お守りは神様の御霊が宿っている御神体。神様そのものと言っても過言ではありません。

その神様を譲る譲られるという行動そのものが、失礼にあたるのではないでしょうか。

お守りの返納期間

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一定の期間が過ぎたお守りは神社・お寺に返納するのが一般的です。返納するタイミングは授かってから基本的には1年間、長くて3年間と言われています。そのタイミングはお守りの種類によって変化します。

次にお守りの種類について詳しくみていきましょう。それぞれのお守りの種類についてや、返納期間をまとめたので処分する時の目安にしてみてください。

お守りを授かる時に知っておくと、計画的に神社・お寺へ参拝しやすくなります。

安産祈願

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