2019年7月31日 更新

慈悲の瞑想の効果ややり方とは?慈悲の瞑想がもたらした奇跡も

慈悲の瞑想をすると「奇跡が起こる」や「うつが予防できる」と話題になっています。慈悲の瞑想とは脳にどんな影響を与えているのか?どんな効果があるのでしょうか?また、マインドフルネスとの関連性や、慈悲の瞑想のやり方について詳しくご紹介いたします!

最近の自分の態度を振り返ってみると、「怒ってばかりだな...。」と凹むことはありませんか。本当は怒りたくないのに、ついカッとなって怒りをぶつけてしまうことは誰にでも経験のあることだと思います。

こういった状態の時にも「慈悲の瞑想」は役立ちます。今の時代は、ストレス社会から安易に「怒る人」が増えていると言われていて、アンガーマネジメントという言葉も流行しているほどです。怒りの感情とは、「警告」であります。自分の心がいっぱいいっぱいで、本当は「誰かに気が付いて欲しい」という気持ちの表れだと言われています。

しかし、周りへは裏腹な行動で傷をつけてしまうことも多いので、周囲は去っていくばかり。もし、今のあなたがそんな悲しい状態に陥っているのだとしたら、是非慈悲の瞑想を試してみてください。自分で自分の「本当の気持ち」に気づくことができたら、心が不思議と穏やかになり、豊かな心を取り戻すことができるでしょう。

感情の起伏が激しい

Beach Foam Motion - Free photo on Pixabay (523576)

感情とは、本来固定的なものではなく、流動的なものです。嬉しいと心が高まったり、悲しいと心が絞め付けられるように感じたり、その感じ方は人それぞれでとても素敵なものです。

しかし、問題となるのは感情のふり幅が大きく、「起伏の激しい」場合です。感情に波があり過ぎると、周囲の人は振り回されることになりますので、疲れてしまいます。大切なお相手にも「疲れるから、関係を良好なものにできないな」と思われてしまうこともあります。なによりも、感情の波が激しいと、本人が一番疲れてしまうのです。

慈悲の瞑想は、感情の起伏が激しいものを安定的にする効果も期待できます。慈悲の瞑想を続けることで、嫌なことが起きても、必要以上に落ち込まなくなったり、逆に良い事がおきても執着し続けるようなことは起きないので、緩やかに自分の感情を受け入れていく余裕ができるのです。

自己中心的な言動が増えた

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自己中心的な人をみると、なぜあんなにも「周りを顧みない言動ができるのだろう...。」と疑問に思うことがありますよね。実は、人間はみんな自己中心的な生き物なのです。

ではなぜ、他人のことを考えられる人と、自分のことしか考えられない人に分かれるのか?その理由の大半が、「心の余裕」と関係があります。できれば、「いつも優しくありたい」とみんな考えています。でも、心に深い傷を負ったことが忘れられなくて、防衛本能として利己的になっていることがあります。

このような場合は、慈悲の瞑想で心の深い「ブロック」となるものや「障害」を取り除いていくことが期待できます。怖いと感じていて周りを攻撃してばかりでいたけれど、実はあなたを「助けるための出来事」だったということも世の中にはたくさんあります。このようなチャンスに気づくためにも、慈悲の瞑想はとても役立つのです。

集中力がない

Shocked Shock Stop - Free photo on Pixabay (524125)

最近、「集中力がないな~」と感じている方や、もともと集中することが苦手な方はいませんか。何かに夢中になって取り組むことは、人生のうちで数多くはないでしょう。何かと頭で考えることが先行されて、「まずやってみる!」という取り組みは勇気がいるものです。

こういった場面でも、慈悲の瞑想は活用できます。慈悲の瞑想をすることで、冷静な洞察力や活力が湧いてくることがあります。また、今取り組んでいることがなかなか「思うように進まない」と感じている場合にも、良いアイディアや導きが得られることもあります。

人に優しくなりたいと感じている

Nature Woman Beauty - Free photo on Pixabay (524334)

「優しくなりたい」という願望は誰もがもっている感情だといえます。自己中心的な感情も人間であれば当然もっていますが、それと同じくらいに人は「他者に優しくしたい」と思っています。何らかの原因で人に優しくできないときもありますが、誰かに親切にしたり配慮したりすることで、その温かい気持ちは自分に返ってきます。

誰かを愛するということと人に優しくしたいという気持ちは同じだとも言えます。そのためには、自分自身が愛で満たされていないとなかなか、他者に愛を振りまくことは難しいのです。

このようなときに、慈悲の瞑想を行い、地道に続けていくことによって、自然と豊かな感情が芽生え優しくできるのです。自分自身を慈悲の心で満たし、他者の幸せを願うことで、そのエネルギーはお相手にとっても受け取りやすいエネルギーとなって幸せで満たされるのです。

うつ病等の精神疾患を患っている

Desperate Sad Depressed - Free photo on Pixabay (524363)

うつ病や精神疾患などをもっている方にとっても慈悲の瞑想は効果的です。うつ病のように気分が落ち込んだり、高揚したりの波が激しい場合は、感情の安定やコントロールができるようになります。

他にも、考えすぎたり、不安が強い場合にも慈悲の瞑想は効果的です。不安が強い状態だと何をするのもおっくうになりますし、夜も十分に眠れなかったりすることがあります。

物事を良い方向へと、捉えていくことが難しかったりしますし、少しの刺激で過剰に反応してしまうことも多いです。慈悲の瞑想をおこなうことで、自分自身の心と「向き合う」ことができますので、初めは嫌な感情が湧いてくることもありますが、少しづつでも継続することによって前向きに進んでいけるようになります。

現状が辛いなら半信半疑でも一度取り入れてみよう

Woman Girl Freedom - Free photo on Pixabay (524387)

慈悲の瞑想の効果ややるべき人の特徴についてご紹介しました。慈悲の瞑想は、「慈悲の言葉」を唱えることところが特徴的で、少しだけ取っ付きにくい印象がありますよね。

なんだか怪しいなと感じる方もいらっしゃるでしょう。しかし、言葉には出さなくても心の中で思うこともできますので、初めのうちは声に出さなくても大丈夫です。

大切なことは、少しでも日ごろの生活や態度、自分の気持ちを「見つめ直す機会を得ること」だと思います。自分の気持ちは自分にしかわかりませんので、慈悲の瞑想をきっかけに心地よい生活を目指してみましょう。

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