2019年7月28日 更新

性依存症の症状やその原因とは?治療方法や公表している芸能人も

「性依存症」という症状を知っていますか?そんな「性依存症」に陥ってしまう原因や特徴から治療のための手段を紹介していきます。自分でできる性依存症の簡易チェックや、性依存症になった有名人や芸能人の話も踏まえながら、性依存症について考えていきましょう。

性依存症について

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”どうして自分はこんなに性欲が強いのだろう””変態なんだろうか!?””性欲が我慢できないのは自分の心が弱いだけだろうか。。。”などと思っていたりしませんか?

「セックス」の悩みになるとん、なかなか家族や友達にも相談しにくい問題ですよね。
自分が悪いのだと責める前に、それはもしかしたら「性依存症」であることを疑ってみてください。

もしも「性依存症」であるのなら、それは自分で悩んだり我慢したりしていても治らないでしょう。
「性依存症」について、一緒に学んでいきませんか?

性依存症の意味

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そもそも「性依存症」とは何か?ということですが、性的な行動に対する嗜癖であり、精神疾患である依存症の一つであると定義されています。

主に性行為(性交渉)への依存が多いため、セックス依存症もしくはセックス中毒とも称されるそうです。
昨今では有名人が「性依存症」を公表するケースが増えてきたので、一般的にも知られるようにはなりましたが、実際にどのような症状であるかは、知らない人のほうが多いと思われます。

依存してしまう対象としては、パートナーだけではなく、自慰行為やポルノへの過度な耽溺および収集、強迫的な売買春、乱交、露出や覗き行為、性的ないたずら電話、インターネットを介したアダルト・チャットなど全ての性的な活動が考えられるそうです。

別名は性嗜好障害

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「性依存症」という言葉自体は、まだこのような病が一般的ではなかった時に、マスコミが作った造語のようです。
国際的な疾病に対する統計基準であるICD-10によると、「性依存症」という表現は正しくなく、正式な診断名は「性嗜好障害」に分類されます。

大きく分けると合法タイプと非合法タイプに分けられ、非合法タイプは更に接触型と言われる痴漢や小児性暴力や強姦、非接触型では盗撮・のぞきやストーキング、露出などです。

合法タイプは不倫・浮気や風俗通い、自慰行為などです。
ふつうでない対象や行為に対して強迫的な性衝動を覚えるようです。

性依存症の症状

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だいたい性的な行為自体が問題になることはありません。
しかし、痴漢・盗撮など(繰り返す性犯罪)の社会的問題につながる行為だったり、自慰行為や性交渉、風俗の利用回数が極端に多くなったりすると、性嗜好障害という病気の可能性を疑った方が賢明です。

セックスをやらずにはいられないほどの強迫観念に襲われたり、痴漢のような行為を何度も衝動的に繰り返してしまったり、執拗にストーキングしてしまったり。。。

以下にもう少し具体的な症状を挙げていきますので、是非参考にして下さい。

セックスのことばかり考える

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例えば仕事中や通勤途中など、とにかく朝から晩まで頭の中は「セックス」の事でいっぱいになっています。
「セックス」に気を取られすぎて仕事に支障をきたすほどですから、下手をしたら会社をクビになってしまいます。

それでも頭から「セックス」のことが離れてくれないのですから、立派な病と思って間違いありません。
意外にも性依存症は自覚していない人も多く、うつ状態で病院を訪れ発覚するといったケースもあるそうです。

女としての価値や自分の承認欲求を満たしたいが為にこのような症状になるようです。

セックスしていないと不安になる

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もともと「性依存症」自体が、強迫的な性衝動を抑える事ができず、社会的にも身体的にも様々な弊害を及ぼすにもかかわらず、セックスや自慰行為をやめられない事を指します。

そしてセックスをしない時間が長くなればなるほど、禁断症状のように心理的な不安やパニックに襲われ、リストカットや摂食障害のように肉体にダメージを与えてしまい、それらを抑える為にパートナー以外の誰か(見知らぬ関係など)とも危険を承知でセックスをしてしまうのです。

小さな子供に対して性的感情が出る

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小さな子供に対する性的関心が強く子供用のアニメや漫画を好んで読む傾向があるそうです。
子供が犠牲になるような事件の報道をされると、自分も真似したくなるし、小さな子供と性的に絡むことを常に夢想しているそうです。

また、小さな子供が1人で道を歩いていたりすると、連れ去りたいという衝動にかられるようです。
小児性愛障害とも言い、やはり小さな子供に対して性的に興奮したり行動したりすることを指します。

犠牲になった性犯罪で注目を浴びてしまうのは女児ですが、加害者の告白によると犠牲者の60%が男児だとされています。
もともと子供にしか性的に興味がないタイプもいれば、成人して異性との恋愛にうまくいかず、その代わりとして幼児に向かうというタイプもあるようです。

痴漢行為をしたくなる衝動がある

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あまり痴女の話は聞かないので、痴漢というと多くの人は男性を思い受けべるのではないでしょうか。
痴漢行為で多いのが、やはり電車内での行為のようですが、車内で”この子可愛い!”と思うと、もう我慢ができなくなってしまい、”ちょっとだかなら大丈夫か”と勝手に思い込み、逮捕されてしまうというケースも。

普通の人であれば、どんなに可愛い子がいようが綺麗な人がいようが、「痴漢行為」は犯罪とわかっているので、そのような事はしないとはずです。

けれどそこで我慢が効かないのがこの病の特徴でもあります。

性的行動がコントロールできない

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世界保健機関(WHO)は、「強迫的性行動症(Compulsive sexual behaviour disorder、CSBD)」を精神疾患と認めています。

そしてWHOはICD(国際疾病分類)の中で、CSBDを「反復性のある強い性的な衝動や衝迫を制御できないパターンが持続する特徴があり……個人的、家族的、社会的、教育的、職業的、その他の重要分野で活動する上で著しい有害ストレスや障害を引き起こす」と説明しています。
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この強迫的性行動症でポイントになるのが、性的な衝動をコントロールできるか、本人の生活で支障をきたしている部分は無いかなどになります。

性依存などの依存症は、衝動をコントロールする脳機能の異常による病気であると言われています。
脳の病気は本人が気持ちを改めるだけではなく、科学的な根拠のある治療が必要になってきます。

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