2020年5月21日 更新

ダイレーションが必要な理由は?ダイレーションの手順と術後の注意点

性同一性障害を克服するため行う、性別適合手術。手術費用や治療も重なり、金銭的にも肉体的にも、はかりしれない負担がのしかかります。また、手術を終えたからといって、全てが望み通りになるわけではありません。術後に待ち受けるダイレーションは、さらに苦痛を与えるのです。

ダイレーションを実行中、出血があった場合は、すぐにダイレーションを中止しましょう。出血が止まったからといって、すぐにダイレーションを再開しないようにしてください。出血から1~2日程度、膣内の様子を確認する必要があります。

可能であれば、どの程度の出血があり、出血した血液の色についてもメモしておいてください。頻繁に出血が続くようであれば、病院を受診する必要があります。その際、出血時の様子や血液の情報が多ければ多い程、正確な診断を行うことができるのです。

痛みが強い場合

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ダイレーションで痛みが激しい時、実行方法を工夫してみましょう。ダイレーションは、ダイレーターを大きくしたり、期間を開けて実行すると、激しい痛みを伴います。そのため、痛みが強いからといってすぐに注視してしまうと、ダイレーションが進まなくなってしまうのです。

痛みが強い時は、ダイレーターの大きさを確認したり、体勢や使用するジェルを工夫してみましょう。痛みと合わせて、出血が見られた場合は、中止し経過を観察する必要があります。

長期間行わなかった場合

Time Calendar Saturday - Free photo on Pixabay (744984)

ダイレーションを長期間行わなかった時は、ダイレーターのサイズをダウンさせてから実行してみましょう。最後にダイレーションを行った時のサイズでは、挿入が難しく、さらに激痛が予想されます。

膣内の様子や形状は、ダイレーションを行わなくなった直後から、刻々と変化していくのです。ダイレーションの再開時は、ダイレーターのサイズと、初期に使用したジェルや軟膏などの潤滑剤の準備を行い、初心にかえって実行しましょう。

大きさを変えたい場合

Bed Linen Awake Crumpled - Free photo on Pixabay (744985)

ダイレーターの大きさを変える時期は、使用中のダイレーターで痛みを感じなくなってからです。挿入中に違和感がなかったり、挿入に時間がかからないようであれば、ダイレーターのサイズを大きく変えても問題ありません。

注意点は、サイズは1段階ずつ上げていくという部分です。ダイレーションは、地味な作業を毎日続ける必要があります。面倒に感じ、一気にサイズを上げたくなることもあるでしょう。しかし、急激な変化は激痛を伴いますし、精神面にもダメージを与えます。焦りは禁物なのです。

ダイレーションのポイント

Office Business Accountant - Free photo on Pixabay (744986)

最後に、ダイレーションを実行する際のポイントについて、ご紹介していきます。ダイレーションは毎日行う必要がありますし、一生付き合っていかなければならない行為です。ここからは、少しでもストレスや痛みなく、実行するポイントについて、解説していきましょう。

焦って大きくしない

Young Woman Sea - Free photo on Pixabay (744988)

ダイレーションを挫折してしまう人の大半は、焦ってダイレーターの大きさを上げてしまったことが原因です。ダイレーションは、多かれ少なかれ毎回痛みを感じます。そのため、「どうせ痛いのであれば」と、一気にサイズを上げてしまう人が少なくないのです。

ダイレーターのサイズアップは、膣内を傷つけるリスクもありますし、痛みによってダイレーションに恐怖を感じ、セックスにたいしても恐怖心を抱いてしまう恐れがあります。焦ることなく、自分のペースで実行することが、一番の近道なのです。

自分に適した体勢を見つける

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ダイレーションは、座って足を大きく開くことが一般的な姿勢だと思われています。しかし、ダイレーションに、決まった姿勢は存在しません。より、楽で痛みを感じにくい体制を作ればいいのです。

四つん這いになり、尻を突き出しながら挿入しても構いませんし、仰向けやうつ伏せなど、寝そべった状態でダイレーションを行っても問題ありません。クッションやタオル活用して、腰を高くしたり固定することによって、痛みを和らげることも可能です。

道具を工夫する

Condom Safe Sex Aids - Free photo on Pixabay (744989)

ダイレーションの痛みが激しかったり、拡張への恐怖があるようであれば、道具を工夫して痛みを減らす努力をしてみましょう。ダイレーターの形は、ストレートばかりではありません。曲がったものもありますし、シリコン製のため、膣内の様子に合わせて変化しするものもあるのです。

また、コンドームや使用するジェルによって、スムーズに挿入したり、異物感なく放置することも可能になります。ダイレーションを苦痛に感じた時は、挿入時~挿入後のどこで苦痛を感じるのか洗い出し、合わせた対策を行ってみましょう。

体験談を参考にし過ぎない

Keyboard Typing Computer - Free photo on Pixabay (744991)

インターネットでは、ダイレーションやダイレーターの体験談を少数ながら発見することができます。ダイレーションに関する情報が少ないことから、見つけた体験談を参考にし過ぎてしまい、ダイレーションに苦痛を感じたり、自分を責めてしまう人も少なくありません。

体験談は、あくまで個人の感想であり、完璧に一致させる必要はないのです。参考にするべきものは、体験談ではなく自身の体の様子となります。自分の体にとって、より良い道具、頻度を模索しながらダイレーションを行っていきましょう。

やり方を工夫し上手に向き合っていこう

People Women Talking - Free photo on Pixabay (744992)

性別適合手術を受け、女性の体を手に入れても、終わりではありません。ダイレーションの頻度、ダイレーションをいつまで続けるのかなど、一生自問自答が必要なのです。ダイレーションは、やり方や道具を工夫すれば、それほど苦痛な行為ではありません。

日々の行為を少しでもストレスなく、楽しめるように、様々な工夫をしてみましょう。

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