2019年7月31日 更新

中学生の妊娠の確率は?性行為をする前に知っておくべきこととは

最近では、学生という非常に若い世代でも妊娠出産・中絶の問題はあとを絶ちません。妊娠してしまう中学生にはどのような理由があるのでしょうか?今回はそんな、中学生を取り巻く性行為について、妊娠確率や妊娠時の初期症状・学校への対応方法などを見ていきましょう。

目次

妊娠するのは「大人」だけではない

 (455526)

高齢出産が注目視される一方で、10代の早い時期(小学生や中学生)での低年齢の子どもが妊娠するケースも少なくなく、妊娠は決して「大人」だけとは限らなくなってきました。

SNSなどの普及により手軽な出会いの場は拡大され、安易な意識での性交渉などについて問題視されることは多いですが、メディアやネット上での煩雑する情報を適切に活用する方法や正しい避妊方法などについては、子ども達にしっかりと教育できてこなかったというのも事実です。

学校教育の中では今だに「避妊について教えてはいけない」という学習指導要領の実態もあり、時代や社会現象の移り変わりには決してあっているとは言えません。

月経がまだ、もしくは始まったばかりの思春期の子にとっては、決して妊娠出産は適齢期とは言えず、通常出産よりも危険を含みます。今回はそんな、低年齢での妊娠出産についてのリスクや実態、実際身の回りに起こったときにどうすればよいのかということを考えていきましょう。

中学生の経験率について

 (455527)

中学生といえば思春期の真っただ中です。マンガや雑誌からも「性」に関わる刺激を求め、興味本位で受け取りやすくなっている時期でもあります。そんな中学生の子たちのキスやセックスの経験率はどのようになっているのでしょうか。

キスの経験率【男子】

 (455529)

中学生男性のファーストキスの経験率は14パーセント程度で、決して高い率とは言えませんが、その相手(彼女)の年齢は、同い年よりも若干「年上の彼女」が多いという結果になりました。当然ですが、中学生で性に関して積極的であったり、彼女を作ろうというのですから、一般に13歳~15歳の男性よりも大人びた考えをっもっていたり、ファッションや身なりに気を付けている男子が多いです。

また、ファーストキスであることを相手にばれたくないというプライドもやや持ち合わせているせいか、年上の彼女の前でつい見栄を張ってしまうというパターンもあるようです。

キスの経験率【女子】

 (455530)

中学生女子のキスの経験率は、数字だけで見ると男子よりやや低い12%程度ですが、相手の年齢が男性の場合と若干異なってきます。女性はやはり「頼りたい」「リードしてもらいたい」と思う傾向があるのは思春期の女子も同じで、彼の年齢は年上の場合が多いです。

また男子と違い「初めてのキス」ということに年上の彼は可愛らしさを覚えることを心得ているので、いわば「ファーストキス」というのはちょっとした名誉なのであって、進んでそのことを相手に告げる女子が多いようです。

セックスの経験率【男子】

 (455532)

セックスの経験率になると、中学男子生徒の経験率は約3%とぐっと低くなります。この中でも詳しく分布を見てみると、3%の中でも1年生が1.6%、2年生が4.2%、3年生が5.8%と、やはり学年があがる方が多いことがわかりますが、中学1年生が若干でもいることは少し驚く事態かもしれません。

1年生の中でも1学期が3学期かで全くニュアンスは異なってきますが、学校生活にも慣れて、上の学年の先輩と付き合い始めたころに「かっこいい」というイメージに憧れて行ってしまうパターンが多いようです。

セックスの経験率【女子】

 (455531)

セックスの経験率でいうと、キスの場合は男子生徒より経験率が少なかったのですが、性行為となると女子生徒のほうが4,8%と1%も上回る結果になるこという、やや意外な結果が出ています。

学年別の分布をみると1年生が1.7%、2年生が3.1%、3年生が4.5%と男子生徒と同様に学年が上がるにつれて経験率もあがることがわかりますが、こちらも同様に1年生の経験率が2%に近くなっていることを思うと、やはり先輩と付き合う中での、過激なイメージや溢れた情報というのも強く影響をしているようです。

中学生の妊娠の確率

 (455533)

キスにおいてもセックスの経験においても、当たり前ですが中学生ではそこまで経験率は高くはないようですが、もしそれらを経たとして、実際に妊娠する確率というのはどれくらいなのでしょうか。これについては、避妊した場合と避妊しなかった場合の2つに分けてみてみましょう。

避妊した場合の確率

 (455534)

妊娠しやすい時期、つまり妊娠の適齢期はあるのかというと、広く体の発達の範囲からみると18歳から45歳くらいまでと言われています。しかし、精子や卵子の状態を考慮した場合は、25~35歳くらいまでとも言われ、この時期が避妊をしないでセックスをした時の着床率(妊娠成功率)が高いと言われています。

中学生であればこの年齢よりも大分低いので、当たり前ですが一般的に妊娠の確立は低くなるわけですが、だからと言って決して妊娠率は低くはありません。男女ともに若く健康状態で、 排卵日にタイミングを合わせて性交渉を行ったら、妊娠の可能性は20~25%くらいと言われています。ただ、避妊をした場合はもちろん妊娠率は下がりますが、それでも10%前後はあると考えて良いでしょう。

避妊をしなかった場合の確率

 (455535)

健康状態の中学生が避妊をせずにセックスを行った場合、妊娠率は一般的な可能性の20~25%から、適齢期よりも外れているという部分を差し引いたとしても20%前後だと考えてよいでしょう。ただ、中学生という経験も少なく、マンガや情報誌といった刺激をあおる媒体からの知識にのってって行うことが多いので、セックス時の挿入事態がうまくいかないという場合も多くあります。

熟年した成人であれば普通にしっている、「前戯の存在」「濡れていることの必要性」も知らずに目で見たことのある映像に近づけようとするだけのときもあるので、その面でも確率はやや下がることになります。

15歳未満の出産率・中絶数

 (455537)

1 / 5

関連する記事 こんな記事も人気です♪