2020年5月7日 更新

わかめ酒とは?わかめ酒の正しい飲み方や注意点!現在でも飲める?

わかめ酒と聞くと、卵酒のようにわかめの入ったお酒かな?と思うかもしれません。しかし、わかめ酒はいわゆる「下ネタ」ですから、知らないと恥をかくこともあります。下品ながらも風流な「わかめ酒」の飲み方や注意点と併せて、「栗拾い」などの性的な隠語もご紹介しましょう。

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いつもと違う「ハレ」の場所である宴会では、羽目を外してパーッと浮かれ騒ぐのが醍醐味です。奥さんや恋人にはとてもできないことも、お座敷芸では思い切ってできるもの。

女性からすると眉をひそめたくなるようなお座敷芸ですが、その中にも長い歴史と文化が伺い知れて興味深いものです。わかめ酒に似た、いやらしくてバカバカしいながらも趣深いお座敷芸を紹介しましょう。

女体盛り

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女体盛りは、裸の女性があおむけになって寝転び、その上に刺身などを盛り付けたもので、主に宴席などで饗されるものです。

その歴史はわかめ酒と同じく、江戸時代から続いているとも言われていましたが、わかめ酒と違って文献に残されていません。また当時は冷蔵・冷凍技術も進んでおらず、新鮮な刺身は手に入りづらいものでした。

ただでさえ痛みかけた刺身を、温かな女体の上に乗せるなどと言った危険なことをしていたとは考えづらく、おそらく女体盛りは江戸時代に生まれた、という説は間違いだろうと言われています。
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女体盛りが盛んになったのは、高度経済成長期からバブルの時代のようです。モーレツ社員をねぎらうため、地方の温泉宿に社員をまとめて連れていく社員旅行の文化が生まれ、その中で宿同士の競争が激化する中で生まれた性的サービスが女体盛りだったのです。日本で初めて女体盛りを提供したのは、石川県の加賀温泉郷にある山中温泉だと言われています。

現在では女性を「物」として扱うという点からおこなわれているところは少ないのですが、なんと「Nyotaimori」として海外に輸出され、イタリアやイギリスでパーティーサービスとしておこなわれているそうです。

Nyotaimori Party | Nyotaimori

谷間酒

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谷間酒は読んで字のごとく、女性の胸の谷間からお酒を注ぎ、流れてくるお酒を飲むことで、わかめ酒と同じくお座敷芸の一つです。女性にとってはわかめ酒よりもハードルが低く、また男性にとっても岩の割れ目から清水を飲むような清々しい気分にも、お母さんの豊かな胸に抱かれてお乳を飲んでいるような懐かしい気分にもなれて楽しいものです。

なんとこの「谷間酒」は、世界でも流行となり、ビーチなどで女性の谷間にビールを注いで飲む「谷間ビール」がおこなわれているそうです。宴席で密やかに楽しむならともかく、ビーチでおおっぴらにおっぱいにむしゃぶりつくのはちょっと見苦しい感じもします。

おっぱいビール

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おっぱいビールは谷間酒と同じく、谷間からビールを注いで飲ませるというものですが、それが広まった理由が少し変わっています。

2014年に大流行した「アイス・バケツ・チャレンジ」を覚えているでしょうか。ALS(筋萎縮性側索硬化症)の研究を支援するために、世界の人たちが、氷水を頭からかぶっている映像をSNSに投稿するというチャリティーイベントでした。
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このアイス・バケツ・チャレンジに続いておこなわれたのが「おっぱいコーラ」です。これはおっぱいの谷間にコーラの瓶を挟んだ姿をSNSにアップするもので、乳がんの早期発見・啓発のためにおこなわれたとされる活動です。

しかし、これはチャリティーとは全く関係がなく、アイス・バケツ・チャレンジに参加するセレブ達の偽善的な行動をちゃかすために、アメリカのポルノ女優が始めたものだったのです。
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このおっぱいコーラの発展形とも言えるものが、おっぱいビールです。アイス・バケツ・チャレンジと同じく一種のチャレンジですが、特に難病患者の支援などと言った目的がない、単なる悪ふざけ以外の何物でもありません。

もちろん、ふざけるのが悪いわけではありませんが、こうした無目的なチャレンジのために、チャリティー目的のチャレンジまでが低俗なものに思われてしまうのは残念な話です。

花電車

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花電車は女陰芸とも呼ばれ、娼婦などがマンコを使っておこなう曲芸を指します。「花電車」は元々祝い事などがあったときに、旗や電球、そして花などで飾られた電車を指し、「見せるだけで客は乗せない」ことから、「曲芸は見せるけど客とセックスはしない」女性を「花電車」と呼ぶようになったと言う説が一般的です。

しかし、これは俗説で、「花電車」というのは女陰芸を得意としていた昭和初期の娼婦、森八重子(一説には石川八重子)のあだ名です。八重子は客の目を引くために、髪にたくさんのかんざしを挿していました。
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それが飾り立てられた花電車のように見えたことから、八重子は「花電車」と呼ばれるようになり、転じて女陰芸が「花電車」と呼ばれるようになったというのが真相のようです。

八重子はマンコでバナナを切ったり、ラッパを吹いたりするなど10数種類のネタを持ち、人気を集めました。銀行員の初任給が70円の時代に月収500円を稼ぎ出していたというから驚きです。

また、女陰芸自体は八重子より遥かに前の時代にもあったようで、「おさめかまいじょう」には、マンコを使った曲芸がいくつも紹介されています。マンコに筆をくわえさせて文字を書いたり、三宝に乗せた小銭や木の実をマンコで挟みとったりといったもので、八重子の時代の花電車にも通じるものがあります。

野球拳

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野球拳と言えば、歌に合わせて踊り、じゃんけんをして負けた方が一枚ずつ脱いでいくというお色気芸として知られていますが、本来は愛媛県松山市の郷土芸能で、三味線と和太鼓に合わせて歌と踊りを楽しむものです。

これは1924年、伊予電気鉄道(現在の伊予鉄道)野球部が、香川県の高商クラブとの試合に負け、試合後の懇親会で昼の敵討ちとばかりに披露した演技がもとになっています。現在では野球のパフォーマンスをする、じゃんけんで勝ち抜き戦をするといったローカルルールもでき、松山の各所でイベントやお祭り時におこなわれています。

しかし、お座敷芸として負けた方が脱衣するルールができ、ラジオ番組やバラエティ番組などで広まったことから、野球拳について誤解している人も多くいます。現在ではお座敷芸でも脱衣はなく、負けた方が飲むというルールになっていますが、ピンクコンパニオンの中には脱衣野球拳ができるものもあります。

愛媛県民謡/野球拳(お座敷おどり)【うたスキ動画】

性に関する隠語「栗拾い」

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栗拾いはクリトリス(陰核)を表した言葉です。クリトリスの愛称を「クリちゃん」ということから連想された名前だと思われます。

しかし、「栗の花」というと意味が違い、こちらは精液や射精、性行為のことを指します。栗の花の匂いが精液に似ていることから連想されたものです。

トイレに行くことを「手水を使う」、「お花摘みに行く」というのと同じようなもので、TPOに配慮して婉曲的、詩文的に表現するこのような言葉は、日本らしい情緒を感じさせてくれます。

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