2019年9月23日 更新

ヨガがセックスの質を向上させる理由!タントラヨガセックスのやり方

今では若い世代だけでなく、キャリアウーマンのアフター5や子離れした主婦世代にまで人気が高い「ヨガ」。実はこのヨガにはセックスの質を向上させる素敵な効果があります。中でも、性のパートナーを美しいと捉える「タントラヨガ」というものの存在についてご紹介しましょう。

ヨガのゆっくりした動きや雰囲気が、性欲任せではなく、愛を育むためのセックスに適しているということはなんとなく伝わってきたでしょうか。ヨガとセックスを掛け合わせた考え方や呼び方を「タントラヨガセックス」と言います。

タントリックセックスの基本である「タントラ」は、もともとインド伝統の行法です。この行法が普通のセックスとはどこが違うのか、意味や大切なポイントを見ていってみましょう。

タントラヨガセックスの意味とは?

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タントラヨガセックスという言葉自体、耳にするのが初めて…という人も少なくはないでしょう。これは「結果よりもプロセスにこだわる愛の育て方」であると、臨床心理学者でセックスセラピストのシェリル・フレイザーさんは言っています。

一般的のセックスは愛撫や前戯から徐々に気分が高まり、絶頂のオーガズムにたどり着いたところをフィニッシュと呼んで、その盛り上がりは弧を描いたような形というイメージがあります。人間の感じ方や「焦らし」の効果からも、この進め方の方がお互いの興奮が高まるとも言われています。

しかし、タントリックセックスでは、フィニッシュ(オーガズム)に至るまでではなく、セックスの過程すべてを大切にします。言い換えると、どのプロセスにおいても平均的に力をいれて楽しむことで、よりよいオーガズムに達するという考えです。

男女両方がヨガをやっていなければできない

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タントラセックスが他のセックスのテクニック(クンニやフェラチオ)と大きく異なる点が、男女の「両方」がこのヨガをやらなければ成り立たないということです。女性がいくらしなやかなボディラインをつくって交わろうと働き替えているのに、男性はただ寝ころんだまま…なんてことはあり得ません。逆も同様です。

ヨガをセックスと組み合わせられるのは、双方が愛する相手とも心と体を繋げようと努め、心も体も快感を得るために交わりあえられる時だけです。どちらが抜きんでてもNG、どちらかが手を抜いても成り立ちません。

タントラヨガセックスとは、男女両方がお互いが自分を高めつつも相手に合わせられる二人でこそ、成り立つものです。

タントラヨガセックスのやり方

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男女の両方が体の感覚を鍛え、同時にお互いの体の動きも感じ合う必要がある「タントラヨガセックス」。しかし初めて耳にしたり、存在を今まで知らなかったという人は、始めてみようとも「何から?」「どの順番で?」と戸惑ってしまうでしょう。

しかし、何も一般的なセックスとまるきり異なるということではありません。あくまでも普段のセックスに、ヨガの精神を組み込むだけです

ではどのように組み込むのが良いのか、大切なポイントを抑えていきましょう。

ベッドルームをロマンチックな環境に整える

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インド式のマッサージやもみほぐしのお店へ行ったことがある人は、「リラックス」を生み出すのがどのような雰囲気かイメージはつきやすいのではないでしょうか。

多くが照明がやや暗くなっていたり、赤みがかったキャンドルの炎が印象的だった俐、アロマの良い香りがしたり…。つまり視覚と嗅覚からリラックスを感じさせる工夫が施されています。

タントラヨガセックスも同様です。セックスの一つ一つの過程に愛を感じいくものなので、空間を作り上げる雰囲気は当然ロマンチックに整えておく必要があります。

穏やかで心休まる音楽を流したり、照明を薄暗くしたりキャンドルをともすのも良いでしょう。また、ベッドの脇の小物や絵などにも配慮すると、気持ちにも余裕が出てきます。

互いに呼吸を合わせる

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タントラヨガセックスが初体験という人は、まずこのセックス特有の呼吸法に慣れていきましょう。これは「タントラユニオン呼吸法」と呼ばれるもので、二人の体と息を合わそうとする気持ちさえそろえば出来るものです。

服を着たままでも、最初から脱いだ状態から始めても構いません。一緒に隣どうし横に座ります。気持ちが落ち着いたら、お互いの目をしっかりと見つめ合いながら、タイミングを合わせて呼吸をします。出来たらそれぞれ約5秒間、「息を吸う⇒止める⇒吐く」を繰り返していきます。

一緒に遅めの呼吸をするということは、2人がお互いの体の声を聞く必要があるため親密度が増していきます。脳と身体をつなぐ脳神経の一つに「迷走神経」と呼ばれるものがあるのですが、この迷走神経を刺激することで、二人の身体をリラックスさせる効果があります。

二人の呼吸を同調させる

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互いの呼吸のリズムを感じ取れて来たら、今度は自分の方から相手に合わせることの方に集中してみましょう。一番好ましい二人の位置は、男性が女性を後ろから抱え込むように抱くことです。もし二人がリラックスできている状態であれば、そのまま思い切ってゴロンと寝転がってみましょう。

最初は男性が後ろから女性の呼吸のリズム、深さに合わせてあげます。それを受けて女性は、男性の胸の上がり具合から押し上げられるままに任せて、自分の呼吸も整えていきます。

こうすることで、お互いが向き合って座るよりも「体」で相手の呼吸のリズムを感じ取り、「体」で応えることによって呼吸を同調させることが出来ます。

ゆっくり前戯から始める

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二人の呼吸が合わさってきたら、いよいよセックスの領域に入っていきましょう。普段のセックスでも「前戯は優しく」が鉄則ですが、タントラヨガセックスではそれ以上に相手を優しく、繊細に触れてあげましょう。

胸や性感帯が高まっているところはもちろん、すぐに局部的に攻めてはいけません。周りを優しく撫でるように愛撫してあげるところから始めましょう。普段5分ほどかけているなら、タントラヨガセックスでは10分に伸ばしても長すぎることはありません。

女性は男性の手が触れるところに、自分の全神経を集中させて、彼の手から伝わってくる鼓動と自分の身体の温もりを掛け合わせてあげてみて下さい。男性の方は、手先の一つ一つで女性の肌の温もりを感じ、相手がまだ緊張しているのか、リラックスして温もりは増しているかなど、読み取ってあげると良いでしょう。

少しずつ挿入し感覚を研ぎ澄ませる

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前戯でお互いの体が十分に温もりを感じてリラックスしてきたら、いよいよ「タントラヨガセックス」流の挿入に入っていきます。もちろん、この際女性の膣が十分に濡れていて、男性のペニスも準備万端であることが条件です。

まずは男性が膣の位置と、それに合うペニスの向きをしっかりと見定めます。膣の向きは女性によっても様々なので、最初は少して探りの部分もあるかもしれませんが、その「探す」行為もゆっくりおこなってあげることで、女性も「大丈夫かな…」と不安になることはありません。

場所の位置を捉えられたら、男性は本当に少しずつ、少しずつ膣の中に入っていく感覚を感じて挿入していきましょう。女性も少しずつ、自分の中に受け入れるおおらかな気持ちで待っていて大丈夫です。

側位がおすすめ

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タントラヨガセックスでよく使う体位が「側位」です。これは普段のセックスではあまり好んで行う人はいない姿勢でしょう。男性が横向きになり、パートナーの女性が男性の足に自分の足をまきつけるようにして寝転ぶ姿勢です。

足の先まで使って相手の体に絡みつくイメージなので、そこにより感度と興奮が高まる姿勢だと言われています。

普段はどちらかが上位、下位になるというポジションが多く、上位に来る方がいくぶん体勢的にも負担がかかることが多いです。しかし側位は、二人がベッドの上に全体重をゆだねられ、いわゆる完全にリラックスできている状態です。思う存分気持ちをゆったりさせて、二人の時間を楽しんでみて下さい。

セックスの質を向上させるヨガのポーズ

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