2019年3月9日 更新

石女の意味や語源とは?石女は差別的な表現?

石女とは、離婚原因にもなった「不妊女性」を意味する言葉です。昔は、妊娠しないといった理由だけで、離婚が成立していたってご存知ですか?この記事では、石女の意味や歴史、語源や対義語など、詳細にご紹介していきます。正しい知識を知り、偏見・差別をなくしてみましょう。

目次

不妊原因が自分にあることを受け入れられない男性も多い

Lonely Man Sitting - Free photo on Pixabay (96085)

長らく不妊の原因は、女性だけにあると考えられていました。そのため、病院での検査によって、男性側に原因があるという結果が出たにも関わらず、それらを受け入れられない男性も少なくないのです。

男性側の原因を受け入れられずにいると、治療に積極的になれませんし、通院についても前向きに考えられず、不妊期間がさらに長引くでしょう。

男性不妊の方が治療が長引くことも

Syringe Pill Capsule - Free image on Pixabay (96088)

女性側の不妊原因によっても、長らく治療が必要な場合がありますが、基本的に男性不妊の治療の方が長引くと言われているのです。男性不妊が一般化したのは、それほど昔ではありません。つまり、女性不妊にたいする治療よりも、遅れをとっているということになります。

治療が長引いてしまい、年齢を重ねていくと、それだけ妊娠も難しいものになっていくでしょう。正しい現状を理解し、できるだけ早い段階で、適切な治療を受けるようにしてみてください。

気をつけて!「お子さんはまだ?」の質問がタブーな理由

People Girls Women - Free photo on Pixabay (96090)

ここからは、子供がいない夫婦に向けた言葉に注目して、解説していきます。夫婦の問題は、他人には計り知れないものがあるのです。そのため、発言には十分気を遣う必要があります。

不妊に悩み妊活中の夫婦が増えているから

Love Romance Fingers - Free photo on Pixabay (96092)

夫婦が抱えている問題は、外見からは判断ができません。仲が良さそうで、何不自由なく暮らしているように見えても、不妊に悩み、妊活を続けている夫婦は、大勢いるのです。そういった夫婦に向けて、「子供は作らないの?」「子供は?」など聞いてしまうのは、非常に失礼であり、傷つける発言になります。

子どもを持つのが当たり前の時代ではないから

Pregnancy But Isaac Birth The - Free photo on Pixabay (96093)

現在は、子供を産んで当たり前の時代ではありません。結婚したら、必ず子供を産まなければならないわけではないのです。そういった多様化した価値観があるにも関わらず、結婚している男女に向かって「子供」の必要性を説いたり、子供の有無やその理由を探るのは、非常に不躾でしょう。

人それぞれのタイミングや人生計画があるから

Couples Portrait Pose - Free photo on Pixabay (96102)

人には、それぞれのタイミングがあります。結婚についてもそうですが、出産についても、個人のタイミングがあるのです。仕事を頑張りたい時期や、起業を目指していたりと、子供以外に力を注ぎたい時期もあります。

つまり、夫婦によって人生設計は大きく異なるものであり、それには正しいや間違いなどは存在しないということです。あなた自身が、子供に比重を置き、その大切さを実感していたとしても、それが他の夫婦に当てはまるわけではありませんし、当てはめる必要もありません。

各々の過程を尊重し、タイミングや人生設計が違うことを、理解しましょう。そういったことを理解することによって、「子供」に関する不躾な質問をして、相手を不快にさせることもなくなります。

他人のプライベートに口出しするのは失礼だから

Sculpture Bronze The Listening - Free photo on Pixabay (96106)

どれほど仲がいい友達であっても、知人であっても「子供はまだ?」というプライベートに踏み込んだ質問をするのは、非常に失礼な行為です。他人のプライベートに首を突っ込み、あれこれと聞き出すのは、単に自身の好奇心を満たしたいがための行動だと自覚しましょう。

他人が子供を産もうが、子供を産まず充実した生活を送ろうが、自分自身には全く関係のないことであり、影響がないことなのです。それを知ろうとする行為は、自分本位な幼稚で失礼な行動であることを自覚しておきましょう。

どうするのが正解?不妊に悩む人との接し方

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他人夫婦にたいしての発言について、注意しなければならない理由が、理解できたでしょう。ここからは、不妊に悩む人にたいする接し方に注目して、ご紹介していきます。不妊は、デリケートな事柄なため、接し方には気を遣ったり、優しさや思いやりが非常に重要になってくるのです。

不妊の話題には触れない

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不妊に悩む人との接し方で大切なことは、あえて不妊の話題に触れないことです。人は、男女ともに好奇心が旺盛な生き物ですし、特に女性は周囲の女性の話題に敏感で、根掘り葉掘り聞きたくなる強い衝動を持っています。

「不妊である」と相手が発信しなくても、会話の端々から、相手が不妊であることも察知できるのが、女性です。「不妊」というデリケートな事柄を察知したのなら、それをあえて掘り下げたり、相手に話させるような会話は控えましょう。あなたと同じように、相手の女性もあなたが何を求めているのか気付いてしまいます。

「興味本位で不妊の話を聞き出したいんだな」と感じさせてしまうのは、非常に失礼であり不快な状態です。不妊や子供の有無、これからの人生設計などは、それぞれの夫婦によって違って当然ですし、あえてそういったデリケートな会話をするよりも、お互い気持ちよく会話できる話題を見つけてみましょう。

根拠のない慰めをしない

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相手の家庭が「不妊」と知ると、女性は根拠のない慰めをしがちです。なぜ、不妊と知ったとたん、根拠のない慰めをするのかというと、不妊=不幸といった固定概念を持っていることが要因になります。「大丈夫だよ」「まだ若いから」など、不妊夫婦を慰める必要はありません。

まして、何の科学的根拠もないフォローも、発言する必要はないのです。不妊や子供の有無は、非常にデリケートな事柄になります。それを、自分の価値観だけで「慰める」といった行為は、安易であり、人を不快にさせかねないものなのです。

不妊夫婦が、それらの慰めに不快感を示した時、「せっかく慰めたのに」「励ましてあげたのに」と、被害者感情を勝手に感じてしまう恐れもあります。不妊については、あえて会話で触れないことと、求められていない助言や慰めは、しない方が賢明でしょう。

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