2019年8月23日 更新

セックスで挿入ができない原因は?挿入できない時の対処法や注意点も

性に関する悩みが誰にもあるものです。特に挿入が上手くいかないというのは、致命的でありながらなかなか他の人に相談しにくいもの。しかし責任探しではなく「何ができるか」の対策に目を向けることで状況を劇的に変えることが可能です。一人で悩まず一緒に探っていきましょう。

高血圧患者の勃起不全(ED)合併率は約70%と言われるほど、EDと高血圧の関係性は重要視しなければなりません。高血圧患者はそうでない患者の約2~3倍EDを合併しやすいといわれています。

なぜ高血圧だと勃起不全EDになりやすいのですかというと、そもそも勃起は、陰茎海綿体の動脈が大きく拡がり血液が流れ込むことで起こるからです。高血圧によって陰茎海綿体の動脈が障害を受けると、十分な量の血液をペニスに送りこむことが出来ません。

挿入できない原因は「性交疼痛障害」の可能性

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男性の性器は問題なく勃っているのに、女性側の苦痛が耐えずなかなか入れることが出来ないとなると、これは女性の方位「性交疼痛障害」がある可能性があります。

命を脅かす病気ではありませんが、痛みがひどい場合は子宮内膜症やその他の病、炎症にかかっている可能性もあります。また、セックス時の痛みに悩む女性の多くは、その痛みを「そういうものなんだ」と半ば諦めて認識しがちですが、適切な処置が求められる場合もあります。

性交疼痛障害とは

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セックスの際、性器に痛みが走ることを「性交痛」といい、これは大きく分けると「性交疼痛障害(せいこうとうつうしょうがい)」と「膣痙(ちつけい)」に分けられます。性器に痛みがあり、触られるだけでも痛いと感じる状態はすべて「性交疼痛障害」と定義されます。

性交疼痛障害が重症化し、膣が委縮した状態が「膣痙」です。ここまでくると、指の太ささえも痛みと苦痛を感じるようになります。実際に血液が出るなどして目で見える症状がでるわけではないため、見落とされがちな疾患の一つと言えます。

挿入時に痛みを感じる

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「性交疼痛障害」の代表的な症状が、ペニスの挿入時に痛みを感じてしまうというものです。そもそも、性器やその周辺を触れられただけで激痛が走るので、勃起して固くなったペニスが入ってくるとなると、その痛みは男性の想像をはるかに超えるものです。

多くが女性が処女の場合だったり、あまりセックスになれていない女性が、いくら愛撫の段階で心地よく感じていてもいざ挿入となると、その気持ちがどこかへ行ってしまうほどの痛みを感じてしまうと言われています。

性交中に痛みを伴う

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挿入は上手くいったのに、次のピストン運動の時になると急に痛みが出てくるという人もいます。もしくは、最初の挿入の時から痛みを感じてはいたけど、そういうものだと我慢していた人が、最後のフィニッシュに行く前に限界に来てしまうというパターンです。

男性からすると「さっきまでは平気だったのに…?」「気持ちよさそうにしていたのに?」と疑問に思ってしまう人もいるようですが、それほど女性は男性を傷付けないようにと気を遣っているものです。

濡れない

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性交通を伴う人の多くは「十分に塗れない」悩みも同時に持つ場合が多いです。というのも、挿入時やピストン運動時に痛みを伴うのは、膣が十分に塗れておらず摩擦がそのまま痛みになるからです。

もともと女性は、セックスの時に興奮が高まると下半身に血液が流れ込み、腟壁周辺に張り巡らされている毛細血管が拡張します。そして血管壁を押し開くことで、その隙間から潤滑液がしたたり落ちてきて「濡れる」状態になります。

この濡れ具合には個人差がありますが、この分泌が不十分で濡れていない状態で無理に挿入しようとすると、痛みを感じてしまいます。

膣外の筋肉が痙攣・収縮する

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性交疼痛障害が重症化し、膣が委縮した状態が「膣痙」だといいましたが、これは女性側が「未熟状態」という、性知識やセックスに不慣れな状態だとよく起こるといわれています。

「膣」という普段触れられることがなかった場所から、自身の体内に異物が挿入されることに強い恐怖心や抵抗感を感じた場合に、発症しやすいといわれています。筋肉が萎縮しすぎて最初から入らないという人もいれば、挿入できたはいいけど、その後球威膣内の締めつけが強くなりペニスが抜けなくなることもあります。

性交疼痛障害になってしまう原因

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「性交疼痛障害」は女性にとっては身体的にも非常に苦痛を伴うものです。ましてやそのことが原因で挿入がうまくいかず、彼との関係にも気が気でなくなるとしまったら、二重の苦しみになってしまいます。

性交疼痛障害を適切な方法で改善していくためにも、まずはその原因がどこにあるのかしっかりと自分で認識していきましょう。

原因①性交痛へのトラウマ

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セックスは人間の三大欲求の一つです。しかし一方で「性は脳なり」とも言われるほど、心理状態が直接に関係してきます。一度何らかの理由で痛みを感じてしまうと、以降はその痛みに対する不安や緊張がストレスとなってしまします。

女性の体は愛撫や前戯のときにその感度が増すことで性器が濡れ始めますが、極度の緊張状態では潤いも十分にはいかず、そのせいで摩擦が生じて痛みを起こしてしまうという悪循環が生じてしまいます。

自分では今まで意識したことが無かったとしても、もし過去に辛い痛みを経験したというのであれば、痛さへのトラウマを知らず知らずのうちに抱いてしまっているかもしれません。

原因②性交へのトラウマ

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セックスのときに痛みは無かったとしても、男性からの何気ない一言でも女性は非常に傷ついてしまものです。男性も同じですが、誰として始めから自分のテクニックに100%の自信をもっている人はいません。初めてのことや、相手の様子を探り探っていき、回数を重ねることでお互いが喜ぶセックスに行きつくものです。

しかし、もし過去に自分の身体のプロポーションやセックスのテクニックのことに批判的な(あるいは批判的に聞こえる)ことを言われたことがあったとしたら、セックスをすること自体に嫌悪感やトラウマ、躊躇を覚えてしまうでしょう。そうすると膣内も非常なる緊張状態になってしまいます。

極度の緊張に至った性器は濡れないだけでなく、筋肉が収縮して質の大きさも非常に小さく、ペニスが通りにくくなってしまいます。

原因③ストレス

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