2019年11月6日 更新

タナトフィリアは異常性癖の一種!オートアサシノフィリアとの違いも

タナトフィリアは異常性癖の一種であり、自身を傷つけることに性的興奮を覚える人のことです。時には傷つけるあまり自殺してしまう人もいる危険な性癖であり、治療の必要もあります。今回はこのタナトフィリアについて、診断方法やオートアサシノフィリアとの違いを紹介します。

異常性癖のタナトフィリア

Gothic Woman Dress - Free photo on Pixabay (737663)

異常性癖とは、精神医学において疾患があると認められている性嗜好の偏りが極端に見られるものを指します。誰にでも性嗜好はあり、フェチを持っていますが、異常性癖までいくと性的固執が強くみられます。

POUCHSでは、今回、「タナトフィリア」という異常性癖に注目し、これがどのような性癖であるのかを紹介するとともに、その原因についても紹介します。

この他にもPOUCHSでは様々な異常性癖にスポットライトをあて、詳しく紹介しています。以下の記事は、エメトフィリアと呼ばれる異常性癖について詳しく紹介したものです。こちらもぜひ合わせて読んでみてください。

タナトフィリア診断

Doctor Medical Medicine - Free photo on Pixabay (737664)

タナトフィリアは、自分が死ぬことや死ぬかもしれない危険な状況で自分がどう感じるかを知ることである程度自己診断が可能です。

ここでは、タナトフィリアの特徴を紹介します。これらに当てはまるものが多いほど、タナトフィリアである可能性が高いです。

漠然と死にたい気持ちを持っている

Crying Tears Sorrow - Free photo on Pixabay (737665)

誰にでも大きな失敗をしたりあり得ないミスをしてしまったりすると、漠然と死にたくなるという気持ちが湧く瞬間はあります。それを実行に移すか移さないかは問題では無く、いっそのこと死んだ方がましだと感じることもあるでしょう。

タナトフィリアの場合、その死にたいという気持ちを待ち望んでいるという特徴があります。自らが自殺願望や自傷行為への衝動が出てくるのを待っているのです。

「死にたくならないかな~」と思い始めたら、それは自分が死ぬことや傷つけることに対して興奮を覚えている証でもあります。

絶望しているときになぜか性的に興奮する

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絶望している時、通常は食欲が落ちてご飯が食べられなくなったり、夜に眠れなくなったりします。しかしタナトフィリアの場合、絶望を感じれば感じるほど、自殺や自傷行為のチャンスなのではないかと性的興奮を覚えるという特徴があります。

男性であれば絶望の時に勃起し、女性であればすぐに挿入できるくらい膣が濡れていることは少なくありません。自分自身でもなぜ絶望に興奮するかは分かっておらず、いつにも増してワクワクしていることもあります。

危険な行為をしても怖くない

Girl Woman Guy - Free photo on Pixabay (737667)

人間には、簡単には死なないように防衛反応が備わっており、危険な行為をすると怖いと感じることによって生命の危機的状況に陥らないようにコントロールしています。

それは無意識の部分であり、脳から大量のホルモンや物質が分泌されていることでそれ以上危ない状況にならないように抑制しているのです。

しかしタナトフィリアの場合は危険な行為をしても怖くないという特徴があります。どこからが危険なレベルなのかを脳も把握しきれておらず、危険信号が発せられないのです。

タナトフィリアとオートアサシノフィリアの違い

Love Rage Mourning - Free image on Pixabay (737668)

タナトフィリアと似ている異常性癖にオートアサシノフィリアというものがあります。これらを勘違いしたり混同したりしている人は多いです。

2つとも「死」というものに固執しているという点では同じですが、どのような違いが見られるのでしょうか。

タナトフィリアは死性愛

Wing Guardian Angel Tombstone - Free photo on Pixabay (737669)

タナトフィリアは死性愛とも呼ばれ、自分自身の死に対して性的興奮を覚えます。実際に自殺とまではいかなくても、それに近い行為をすることによって快感を得ているのです。

首吊りや入水といった実際に亡くなってもおかしくない方法を試したり、切腹などの自傷行為を行ったりします。そのような行為に恐怖を感じないため、そのまま亡くなってしまう人もいるようです。

異常性癖の中には死体とのセックスを好むものもありますが、タナトフィリアの場合は他人の死では興奮は覚えず、自分が死ぬという事やその行為をすることに興奮するというものです。

オートアサシノフィリアは自己暗殺性愛

Path Train Railway - Free photo on Pixabay (737670)

オートアサシノフィリアは、タナトフィリアとは異なり、自殺願望も無ければ自傷行為もしません。しかし自分が殺されるというシチュエーションになることやそれを想像することで性的興奮を覚えるというものです。

誰かから殺されるのではなく、自分自身で息の根を止めるという場面を想像することで興奮する空想自殺をする場合も多いです。実際に自分を傷つけるわけではありませんが、想像の中で何度も自分は亡くなっているため精神疾患に分類されています。

異常性癖にはさまざまな種類がある

Pencil Notes Chewed Paper - Free photo on Pixabay (737671)

異常性癖は死に関してだけではありません。世界には様々な異常性癖を持った人がいます。また、今まで認定されている異常性癖以外にも、まだ発見されていないものは多いと見られています。

誰もがフェチを持っているように、異常性癖も人によって異なります。ここでは、タナトフィリア以外の異常性癖をいくつか紹介します。

ミソフィリア

Shoe Print Sole Reprint - Free photo on Pixabay (737692)

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