2019年11月6日 更新

タナトフィリアは異常性癖の一種!オートアサシノフィリアとの違いも

タナトフィリアは異常性癖の一種であり、自身を傷つけることに性的興奮を覚える人のことです。時には傷つけるあまり自殺してしまう人もいる危険な性癖であり、治療の必要もあります。今回はこのタナトフィリアについて、診断方法やオートアサシノフィリアとの違いを紹介します。

人間は大きなストレスを抱えると脳も正常に機能しなくなります。大きなストレスを抱えた状態で何かいけない行動を起こしたとき、それに対してふと性的快感を覚えてしまうと、それが異常性癖に繋がることも少なくありません。

ストレスが一時的なもので、そのストレスが無くなった後でもその時に得た性的快感が忘れられず、同じ行動を何度も繰り返してしまうこともあります。ストレス社会だと言われている現代は、異常性癖が突然発症する可能性も高まっているようです。

自分で息抜きができる方法を知り、ストレスをため込まないことが予防となります。

異常性癖を持っているか診断する手段

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「○○に興奮する」という性的嗜好やフェチは誰でも持っているものです。匂いや仕草などある特定の物が好きと感じるのは一般的なことです。そのため、異常性癖との境界線を引くのは難しいものでもあります。

では、異常性癖を自分が持っているかどうかを判断するにはどのような方法があるのでしょうか。

心理テストで確認

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まずは自分の性癖が異常なものであるかどうか、心理テストなどを使って調べることができます。ウェブサイトや本には質問にイエスかノーで答えるだけで診断できるものも多く、時間もあまりかかりません。

誰かに相談するのは勇気がいることですが、自分だけが結果を知るという状況であれば気軽に挑戦することができるでしょう。しかし心理テストはあくまで抽象的なものであるということを念頭に置き、結果に出た性癖を必ず持っているというわけではありません。

信頼できる友人に話してみる

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異常性癖を持っている場合、多くが自分の性癖を異常だとは認識していません。きちんと認識していれば自分で病院に行ったり、カウンセリングなどを受けたりすることができるでしょう。

そのため、少しでも自分の性癖はおかしいのかな?と思う節があるのであれば、信頼できる友人に話してみましょう。もちろん性癖によってはひかれることもあるため、話す相手は選ばなければなりません。

しかし親しい友人が悩んでいると知れば親身になって話を聞いてくれる人は多く、治療などに協力してくれる場合もあります。同性の友人の方が性癖を受け入れ、きちんと話を聞いてくれる傾向にあります。

精神科に行く

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自分が性的興奮を覚える方法を知っているというのは悪いことではありません。しかしその性癖によって社会的に問題が生じたり生活に支障をきたしている場合には精神科を受診してみましょう。

性犯罪者はまさにこの例であり、性癖によって罪を犯しているというものです。刑務所に入っても性癖が治るわけではないので衝動を抑えられず犯罪を繰り返してしまいます。

グループワークやカウンセリングを通して自分自身の性癖と向き合ったり、性衝動を抑えるための薬物療法やホルモン治療によって良くなることも多いです。

以前は精神科へのハードルが高かったですが、現在では人に話を聞いてもらいたい人でも行ける雰囲気があり、構えずに通院することができます。

危険な異常性癖には要注意

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今回は異常性癖の1つであるタナトフィリアについて紹介しました。人によって性嗜好は異なるため、それが異常性癖であるかを見分けるのは難しいです。

しかし時にその性衝動が暴走し、周りに迷惑をかけてしまうこともあるでしょう。人と異なる性癖がある場合、自分の個性として受け入れることも必要ですが、異常な場合には治療が必要なこともあります。まずは自分が異常性癖を持っていることを自覚する必要があります。

また、付き合った恋人が異常性癖を持っていた場合、危険なプレイを強要されることもあるようなので、たかが性癖と思わず危険を感じたら逃げる勇気を持ちましょう。

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