2019年7月23日 更新

かごめかごめに込められた意味が怖い?怖い都市伝説10選

有名な童謡の一つであるかごめかごめには、実は怖い意味が込められているとする都市伝説があります。歌詞を確認しながら歌の本当の意味を見ていきましょう。さっちゃんやはないちもんめ、とおりゃんせなど他の童謡についても解説していきます。

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「いろは歌」は仮名を重複させずに作られた47字の誦文です。手習いの手本として受容され、いろは順としても辞書や番号付けに広く利用されました。

歌の歌詞や怖いと言われている理由を見ていきましょう。

歌詞

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歌詞は「いろはにほへと、ちりぬるを、わかよたれそ、つねならむ、うゐのおくやま、けふこえて、あさきゆめみし、ゑひもせす」です。

漢字で表すと「色は匂へど、散りぬるを、我が世誰ぞ、常ならむ、有為の奥山、今日越えて、浅き夢見じ、酔ひもせず」となります。

仏教の無常を歌ったものだと解釈されることが多く「匂いたつような色の花も散ってしまう。この世で誰が不変でいられよう。いま現世を超越し、はかない夢をみたり、酔いにふけったりすまい」と訳されるのが一般的です。

呪いの歌説

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「いろは歌」は7音で区切られています。それぞれの行の一番後ろの文字だけを読んでいくと「とかなくてしす」となります。漢字に置き換えると「咎なくて死す」で罪がないまま死ぬという意味が表れます。

学者は単なる偶然だと片づけていますが国学者の黒川春村は「諸行無常を詠み、手習いとしても広まっているいろは歌に、忌まわしい言葉が含まれているのはよくないことだ」と嘆いています。

偶然だと否定しつつも不吉な歌だという認識はあったようです。

恨みを残して死んだ人間が書いた説

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「とかなくてしす」のメッセージを残した人物については様々な説があります。有名なものには柿本人麻呂説、菅原道真説、小野篁説があります。

柿本人麻呂は古今和歌集の中には高級官僚であったと推測できる表記がありますが、歴史書には記載がなく処刑されて亡くなったのではないかと言われています。

菅原道真はとても優秀な人物であったため周囲の人から妬まれて事実を捻じ曲げられた状態で九州へ左遷されました。小野篁は高級官僚でしたが朝廷を批判する詩を書いて流刑されました。それぞれが悪いことをしていないのに処罰を受けた人物であることから「いろは歌」を作った人物ではないかと疑われています。

日本の怖い童謡「とおりゃんせ」

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「とおりゃんせ」は江戸時代に歌詞が成立したと考えられているわらべうたです。「行きはよいよい帰りはこわい」が被差別部落への一本道を意味しているとする説があるため、東京では放送できますが大阪では放送できません。

舞台は埼玉県川越市の三芳野神社とする説や神奈川県小田原市の山角天神社だという説があり、どちらの神社にも発祥の碑があります。

歌詞や怖いと言われている理由を見ていきましょう。

歌詞

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歌詞は「通りゃんせ、通りゃんせ、ここはどこの細道じゃ、天神さまの細道じゃ、ちっと通して下しゃんせ、御用のないもの通しゃせぬ、この子の七つのお祝いに、お札を納めにまいります、行きはよいよい帰りはこわい、こわいながらも通りゃんせ、通りゃんせ」です。

歌の訳は「 通りなさい、通りなさい。ここは、どこの細道ですか?天神様の細道ですよ。ちょっと通して下さいませんか?御用の無い者は、通しはしません。この子の七つの御祝いに、御札を納めに参ります。行きは良いですが、帰りは困難です。困難ですが、通りなさい、通りなさい」となります。

生贄説

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「とおりゃんせ」は子どもを間引いたり生贄に捧げたりすることを歌ったものだとする説があります。歌詞は母親と神社へ入る手前にいる門番のやり取りです。

門番に「行きはよいよい帰りはこわい」と言われているのにもかかわらず「こわいながらも通りゃんせ」と答えていることからどうしても7歳の子を神社に連れて行きたいことが伝わります。

昔は子どもが小さいうちに死んでしまうことも多かったため生まれてから3年、5年、7年を迎えるたびに子どもが生きていることを神社へ報告に行く風習がありました。7歳の子は神社への生贄だった可能性があります。

「帰りが怖い」の意味とは

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「とおりゃんせ」のモデルは埼玉県川越市にある三芳野神社だと言われています。三芳野神社は川越城の城郭内にあったことから怪しい人物が紛れ込むのを防ぐために見張りの兵士が監視をしていました。

厳しい監視が「行きはよいよい帰りはこわい」の由来になっているとされています。他にも方言で「疲れた」を「こわい」という地域があるため「こわいながらも通りゃんせ」は「疲れたでしょう、早く通りなさい」という意味だとする説があります。

日本の童謡に怖い意味を持つものが多い理由

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日本の童謡には怖い意味を持つものがたくさんあります。理由としては当時の時代背景や次の世代の為に歌にしたことが考えられますが本当のことはわかっていません。

もしかしたら現代人が深読みし過ぎているだけかもしれないのです。しかし歌が作られた当時は間引きなど悲しい風習があったことは確かです。

日本の童謡に怖い意味を持つものが多い理由を詳しく見ていきましょう。

当時の時代背景

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童謡には間引きを歌っているとされるものが多く存在しています。歌が作られた当時は子どもを間引くことは一般的に行われていたため、当時の人にとって当たり前の日常を歌にするのは不思議なことではありません。

現代の歌の歌詞に「スマホ」などが出てくるのと同じ要領で間引きのことが歌われたのでしょう。現代では間引きが行われていないので同じような歌は二度と表れないはずです。

歌には当時の時代背景を表したものがたくさんあるのです。

次の世代の為に歌で「今」を残した

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