2019年5月24日 更新

市川一家4人殺人事件の関光彦の生い立ちとは?生き残りの長女のその後

皆さんは、市川一家4人殺人事件をご存じですか? 当時19歳の犯人が、一人の少女を強姦し、それ以外の家族を殺してしまった残虐な事件です。 今回は、生き残った長女のその後や事件の概要、犯人が死刑執行されるまでを詳しく解説していきます。

父親が帰宅し殺害される

 (289770)

母親を殺した関光彦は、少女に母親の遺体を祖母の遺体がある部屋へと一緒に運ぶように脅します。
この時少女は初めて、祖母も殺されたことを知るのです。

そして、すぐに少女を強姦し始めます。
午後9時40分ころに、父親が帰宅をします。

すると関光彦は、父親を脅すために父親の左肩を一度刃物で刺すのです。
そして「殺されたくなければ、現金のありかを教えろ。」と関光彦が父親に言うと、自分の事務所に通帳や現金があることを父親は告白するのです。

すると関光彦は少女に事務所に通帳を取りに行くので用意して欲しいと電話をさせます。
そして、少女とともにマンションの部屋から出た関光彦はこのままでは、父親が警察に言うかもしれないと思い、いったん自分だけマンションの部屋に戻り父親を殺害するのです。

父親の事務所へ向かい長女を拉致

 (289774)

父親を殺害した関光彦は、長女を車に乗せて事務所へと向かいました。
この時すでに、日時が変わり3月6日になっていました。

そして、深夜1時ころに父親の事務所につくと、少女に事務所へ行って通帳を取ってくるようにと脅します。
長女が通帳を取りに行っている間に、関光彦はコンビニに行って空腹を満たしていたといいます。

長女が通帳を取ってくると、関光彦は車を走らせそのままラブホテルへ向かいます。
ラブホテルに入ると、関光彦はすぐに通帳にいくら入っているのかを確認したといいます。

通帳には250万円ほどの金額が入っており、それを確認すると満足げに長女をまた強姦するのです。

長女宅へ戻り妹を殺害

 (289776)

ラブホテルで朝6時半まで長女を強姦し続けたあと、男は長女と一緒にラブホテルから出ます。
そして、長女のマンションへと戻っていくのです。

その際に、4歳の妹が自宅におり、そこで暫くゆっくりとした時間を関光彦は過ごしていました。
事態が把握できず眠っている妹を、長女は必死で守ろうとしていました。

しかし、そんな時に妹が泣きわめいてしまったのです。
その声がうるさいと感じた関光彦は、まだ4歳の妹の背中を刃物で突き刺して殺してしまうのです。

父親の会社からの通報で事件発覚

 (289779)

3月6日、午前8時ころに、ようやく事件は警察に発覚することとなります。
普通、15歳の少女が深夜に事務所に通帳を取りに来るわけがないと父親の事務所の従業員はとても不審に思ったそうです。

そこで従業員は深夜の1時過ぎに警察に通報ました。
警察官と一緒に従業員は長女の家を訪ねるも、この時は鍵がかかっていた為に警察は不在なだけだと判断してその場を去ったといいます。
 (289781)

そして従業員が午前8時前に、長女の家に電話をかけると、長女が電話に出たといいます。
その時に、「何か自宅で起きているのか?」と従業員が長女に聞くと、小さな声で長女は「うん」と答えたそうです。

その後、従業員は急いで警察に通報をすることとなったのです。
しかしもし、一度目の通報で警察が違和感に気付いていたら、もっと早くに事件は解決していたかもしれないのです。

また、妹の死もなかったのかもしれません。

警察が自宅に突入し現行犯逮捕

 (289787)

3月6日8半過ぎにようやく警察は、長女の家へと突入を決断します。
関光彦は、警察がやってくると察して、あることを長女に提案するのです。

長女に刃物を持たせて、長女がすべてやったことにして、関光彦も同じく被害者であるふりをすれば自分は逮捕されないと関光彦は思い長女を脅したのです。

しかし、14時間の監禁の間に家族が殺されている姿を見て、そのうえ強姦までされた長女にそんな気力など残ってはいませんでした。
 (289788)

どんなに関光彦が怒鳴っても、長女はただ立ち尽くすばかりで、そうこうしているうちに警察が部屋に突入してきたのです。

この時、関光彦はやっていないことを主張しましたが、刃物をもっていることで銃刀法違反でその場で現行犯逮捕されました。

そして3月7日、関光彦と長女を事情聴取した警察は、殺人は関光彦がやったことと判断し、関光彦を強盗殺人で再逮捕したのです。

関光彦は監禁の常習犯

 (289793)

概要で、関光彦がどれだけ残虐な事件を起こしたのかお分かりいただけたはずです。
15歳の少女を監禁し強姦までするというのは、一生心の傷になるはずですし、絶対に許されることではありません。

しかし、この関光彦は実は市川一家4人殺人事件を起こす前にも監禁事件を起こしています。
何故、それが警察沙汰にならなかったのか、どういった事件を起こしたのかを今回は解説していきます。

フィリピンパブホステスの監禁事件

 (289794)

19歳の関光彦は、フィリピンパブに通うのが日課になっていた。
そこで、関光彦は、折井入りのフィリピン女性を見つけてしまうのです。

しかし、口説いても口説いてもフィリピン女性は関光彦に振り向くことはなく、市川一家4人殺人事件が起きた同年の2月6日に関光彦はフィリピン女性を拉致します。

そして、2日間にわたる監禁をして、強姦し続けたのです。
しかしこれでなぜ、逮捕されなかったのかというと、実はこのフィリピンパブの店主の知り合いが暴力団だったために警察には被害届を出さなかったのです。

24歳女性の監禁・強姦

 (289795)

実は関光彦は、市川一家4人殺人事件の始まりとなった15歳の少女を強姦した前の日に、24歳女性を監禁し強姦しているのです。

24歳女性がバイトの帰りに東京と中野区の歩道を歩いていると、関光彦が車を女性の前に止めて無理やり女性を車の中に乗せた。

女性も抵抗したが、結局そのまま関光彦の自宅に連れ込まれてしまい、そのまま強姦されてしまったのです。
この時の被害届は出されておらず、市川一家4人殺人事件が起きて、その後の事情聴取で分かったことです。

そして翌日、それだけでは満足せずに15歳の少女を強姦することとなったのです。

事件を起こした動機

 (289799)

2 / 5

関連する記事 こんな記事も人気です♪

日本や世界の不思議な事件まとめ!中には未解決の事件も?

日本や世界の不思議な事件まとめ!中には未解決の事件も?

日本や世界では不思議な事件が多く起きています。未解決の事件もたくさんあり、発生理由がわからなかったり行方不明のまま見つからなかったりするものもあります。どのような事件が起きているのか日本編と世界編に分けて詳しくご紹介していきます。
光市母子殺害事件の詳細と判決!大月孝行の壮絶な生い立ちと現在は?

光市母子殺害事件の詳細と判決!大月孝行の壮絶な生い立ちと現在は?

1999年に発生した光市母子殺害事件の犯人は大月孝行(旧姓・福田)という男性でした。犯人の男は18歳という若さで主婦・乳幼児を殺害したのです。今回は光市母子殺害事件について詳細を紹介すると共に、死刑に至るまでの経緯、そして大月孝行の生い立ちを紹介して参ります。
ホモフォビアの意味と原因とは?同性愛の歴史と日本で起きた事件

ホモフォビアの意味と原因とは?同性愛の歴史と日本で起きた事件

性について寛容と言われる日本でも多く存在する『ホモフォビア』という思想をご存じでしょうか。同性愛などの性的思考と関係が深いその言葉が生まれた歴史的背景や、原因について、また世界での捉え方も同時に触れて、性的志向への議論に関しても考えて行きます。
アメリカの有名ギャング「アル・カポネ」の生涯!逮捕された理由とその後も

アメリカの有名ギャング「アル・カポネ」の生涯!逮捕された理由とその後も

アル・カポネは、20世紀のアメリカを代表するギャングです。アメリカで禁酒法が施行された時代に犯罪組織の近代化に成功し、絶大な権力を誇りました。その影響は現在まで続いています。今回は、アメリカ史上最も有名なギャング、アル・カポネの生涯に迫ります。
底なし沼は日本にも実在する?沼の仕組みや脱出法と死亡事故も

底なし沼は日本にも実在する?沼の仕組みや脱出法と死亡事故も

底なし沼は国外だけのものではなく、日本にも実在しています。ここでは、底なし沼の深さや仕組みについて解説、脱出方法・救助方法や悲しい死亡事故、また、底なし沼がある場所の特徴や底なし沼がでてくる映画や童話なども紹介していきます。

この記事のキーワード