2019年6月17日 更新

金粉ショーの魅力と大須大道町人祭の見所!歴史ある大道芸の魅力

金粉ショーをご存知ですか?その歴史はとても古く、インカ帝国の時代まで遡ります。現在ではその形を変えて、大道芸として見る者を魅了し続けています。この記事では、金粉ショーで有名な大須大道町人祭や金粉ショーの歴史を紹介しながら金粉ショーの魅力をお伝えしていきます。

金粉ショーとは?

Fantasy Transcendence Composing - Free photo on Pixabay (393510)

金粉ショーとは全身に金粉を塗った人たちが踊ったり、芸を披露したりするショーのことです。見た目の華やかさだけではなく、芸術性も兼ね備えており、1960年代から1970年代にかけて盛んに行われていました。

現在では大須大道町人祭で披露される「大駱駝艦」の金粉ショーが有名です。しかしながら、金粉を全身に塗ると皮膚呼吸ができなくなり、命の危険があるという噂もあり、その危険性が指摘されています。

この記事では、金粉ショーで有名な大須大道町人祭をはじめ、パフォーマンス集団「大駱駝艦」の金粉ショーについて紹介していきます。金粉ショーの歴史や目的、指摘されている問題点などもまとめてみました。

大須大道町人祭の金粉ショー

Fireworks Light Festival - Free photo on Pixabay (384934)

金粉ショーを見たいなら、金粉ショーで有名な大須大道町人祭がおすすめです。いつ、どこで開催されているお祭りなのか、このお祭りには金粉ショーの他にどんな魅力があるのかなど、大須大道町人祭の詳細をまとめてみました。

大須大道町人祭とは?

Festival Color Diwali - Free photo on Pixabay (384940)

大須大道町人祭は、毎年10月中旬に、愛知県名古屋市中区の中心部にある大須地区で開催されるお祭りで、全国で活躍する大道芸人を一堂に見ることができます。現在では名古屋市の代表的な繁華街として知られる大須ですが、かつてはひどく寂れた街でした。

第二次世界大戦末期に壊滅的な被害を受けた大須は、その後の復興により歓楽街として復活しましたが、名古屋駅周辺や栄地区の都市開発が進んだことで、次第に客足が減り、衰退していきます。シャッター街と化してしまった大須がかつての賑わいを取り戻したのは、1975年に名城大学の助教授や学生たちが商店街で大道芸などのイベントを開催したことがきっかけでした。

このイベントに刺激を受けた大須の商店主たちが大須復興に向けて立ち上がったのです。そして、1978年に多くの大道芸人が街に集結し、大須大道町人祭が開催されました。この祭りは大盛況を収め、それ以降、毎年行われるようになり、この祭りを見るためにたくさんの人が訪れるようになったのです。

大須大道町人祭のトリとなる金粉ショー

Ramadan Allah Golden - Free image on Pixabay (384942)

全国からたくさんの人が訪れることで街が大渋滞となる大須大道町人祭ですが、この祭りのトリとも言える金粉ショーは、それを目当てに来る人も多く、見るためには、場所取りをした後に、お尻が痛くなるほど待たなければいけないようです。

そこまでして見る価値があるのか疑問に思われる方もいるかもしれませんが、実際に見た人の証言によると、金粉ショーには見た人にしか分からない衝撃や熱狂があると言います。中には気持ち悪いと言う人もいるようですが、それは、金粉ショー自体が気持ち悪いのではなく、ほぼ裸体のパフォーマーを必死に追い回している人たちの異様なまでの興奮が気持ち悪いようです。

もちろん、金粉ショーでは独創的なその見た目だけではなく、アクロバティックなダンスや口から火を噴いたりなど、見る者を圧巻するほどのパフォーマンスを見ることができます。特にスポットライトに照らし出された大須観音を舞台に見る夜のステージは目が離せないようです。

パフォーマンス集団「大駱駝艦」

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大須大道町人祭で金粉ショーを披露しているのは、日本の暗黒舞踏集団「大駱駝艦」です。暗黒舞踏とは日本の舞踏家である土方巽を中心に形成された前衛舞踏の様式です。

大駱駝艦は1972年に日本の俳優、舞踏家、演出家である麿赤兒(まろあかじ)を中心に結成されました。「この世に生まれたことこそ大いなる才能」とする理念をその様式に具現化し、忘れられた身振りや手振りを再構築したパフォーマンスで注目を集めています。

大駱駝艦の中でも、金粉ショーを披露する、数名の男女で構成されたユニット「ゴールデンズ」は人気があり、大須大道町人祭だけではなく、各地で公演を行っています。

大須大道町人祭の見所

Christmas Background - Free image on Pixabay (384941)

大須大道町人祭では、大須の街の広場や空き地や通りなどに大道芸人が集まり、数々の大道芸を披露してくれます。ジャグリング、パントマイム、がまの油売り、大道プロレスなど、さまざまなパフォーマンスを見ることができます。

人気があるのは、金粉ショーと並んで大須大道町人祭の名物になっている「おいらん道中」です。ドラマや映画の中でしか見る機会のない花魁(おいらん)を生で見ることできます。花魁ならではのシャナリ、シャナリと歩く姿をみんな楽しみにしているようです。

しかも、ただ見るだけではなく、花魁や花魁の世話をする禿(かむろ)は一般公募から選ばれますので、参加することもできるようです。花魁や禿になってみたい方は、ぜひ応募してみてください。

大須大道町人祭の開催期間

Calendar 2019 Year Turn Of The - Free photo on Pixabay (384949)

大須大道町人祭は毎年10月中旬の土日に開催されます。金曜日には前夜祭があります。開催時間は土曜日は11:00~20:00、日曜日は11:00~19:00となり、会場は大須商店街一帯となります。

今年の開催期間はまだ発表されていませんが、お祭りが近くなると、公式ホームページで開催日時とともに当日のタイムスケジュールを見ることができますので、お目当てのパフォーマンスが何時にどこで行われるのかを前もって確認することができます。

大駱駝艦の注目メンバー

Rose Petal Flowers - Free photo on Pixabay (384966)

大須大道町人祭だけでなく各地で公演を行っている大人気の大駱駝艦。女性メンバーはみんな美人ぞろいと評判ですが、その中でもとくに人気の高いメンバーをご紹介していきます。

藤本梓

Rose Festival Flowers Fresh - Free photo on Pixabay (384939)

藤本梓は金粉を塗ったその身体がとても綺麗だとネットで話題になりました。そのため、「藤本梓=金粉ショー」というイメージが定着していますが、彼女は女優としても活動しています。

ドラマ、PV、舞台など、その活動は多岐にわたり、今後の活躍が期待されています。大駱駝艦の一員としては、2019年1月26日に奈良県のならまちセンター市民ホールで上演された大駱駝艦・舞踏公演「阿修羅」に出演しました。

「阿修羅」は、大駱駝艦のメンバーである鉾久奈緒美が振付・演出を担当し、2015年に大駱駝艦のアトリエである壺中天で初演された作品です。

岡本彩

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