2019年8月20日 更新

珍しい名字と珍しくない名字のランキング!珍しい名字の芸能人も

学校での点呼、受付の呼び出し、挨拶...。様々な場面で使われる名字は、とても大切なもの。そんな名字ですが、いつも人と被るようなよくある名字から全国でも十数人しかいない珍しい名字まで非常に多くあります。今回はそんな珍しい名字について、ご紹介していきましょう。

一文字で珍しくない名字ランキング3位は「原さん」です。読み方としてはもっともメジャーな「はら」から「げん、こうげ、くわはら、はぎはら」などがあります。

全国人数はおよそ246,000人。物部氏の族である原造、原首、秦原公の子孫と言う説から清和天皇の子孫で源姓を賜った氏であるという説や社家の荒木田姓という説などがあります。

1位から3位まで全て自然を連想させる並びとなりましたが、何か共通の理由があるのかもしれません。より深く調べてみるのも興味深いでしょう。

二文字の珍しい名字一覧

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さてお次は二文字の珍しい名字をご紹介していきましょう。今回、字数ごとにご紹介していますが、名字の字数は一文字、二文字、三文字、四文字…とあります。その中で一番多いのはやはり二文字の名字です。

そんな二文字の名字、珍しくない方は非常に多くの人が持つ名字ではありますが、逆の珍しい名字はどうでしょうか。さっそく見ていきましょう。

政宗

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まずご紹介するのは「政宗」という名字です。読み方としては「まさむね」と読みます。前述した杏のように、「名前じゃないの?」と思う方々は多いでしょう。それは戦国時代のかの有名な伊達政宗の影響が大きいからと言えます。

杏のように少ないのでは?と思われるかもしれませんが、意外や意外、全国人数はおよそ150人と三桁に上ります。とはいえ全国的に見ると非常に珍しい政宗姓。そんな政宗さんは、広島県、岡山県、北海道などにいらっしゃると言われています。

気になるのはその由来。やはり伊達政宗と関係があるのか、というところですが事実は未だわかっていないのです。

雲母

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次にご紹介するのは「雲母」という名字です。「ウンモ?」と読みがちですが、名字としての読み方は「きらら、きら」です。全国人数はおよそ60人になります。

語源としては吉良、雲英と同じで、雲母の産地が起源となっています。雲母(ウンモ)とは、珪酸塩(けいさんえん)鉱物の一種です。花崗岩(かこうがん)中に含まれる板状結晶のことで、はがれやすい特徴があります。また、耐火性が強いため、電気の絶縁にも使われています。

そんな雲母、きらきらと光る鉱物であることから「きらら、きら」という名前がつきました。雲母さんは北海道や静岡県に多く、特に小笠郡菊川町吉沢に集中していらっしゃるそうです。

世界

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次にご紹介するのは「世界」という名字です。読み方としては「せかい」です。驚く人は多いでしょうが、世界さんは実際に全国におよそ20人ほどいらっしゃいます。

世界という名字のもとは瀬賀という説や新界氏に関連するという説、新海三社神社(新開大明神)が起源であるという説、美努(みの)王の妻県犬養(あがたのいぬかい)三千代が橘宿禰(すくね)の氏姓を与えられることに始まる橘氏という説などがあります。

北海道、愛知県に世界さんはいらっしゃると言われており、宮城県亘理郡山元町には世界という地名もみられます。

凸守

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二文字の珍しい名字最後にご紹介するのは「凸守」という名字です。「とつ?でこ?え、名字?」と驚くでしょうが、読み方としては「でこもり」と読みます。

全国で10人も満たないほどの希少な名字であり、現在は大阪府にたったの一世帯だけが凸守さんとしていらっしゃる模様です。

それほど希少なため、詳しい起源なども不明な状態なのです。普段深くは気にすることが無い名字ですが、もしここの凸守さん宅で結婚などで名字が潰えてしまったら全国のどこにも凸守さんがいらっしゃらなくなると思うと、名字を引き継ぐ大切さを感じます。

二文字で珍しくない名字ランキング

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いよいよもっともメジャーな二文字の珍しくない名字をランキング形式でご紹介していきましょう。みなさんも周りに必ず複数名知人友人がいるであろう名字ばかりです。

さっそくご紹介していきましょう。

【1位】佐藤

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二文字で珍しくない名字ランキング堂々の1位は「佐藤さん」です。日本人の名字の中で佐藤さんが一番多いというのは結構有名なのではないでしょうか。山田悠介原作のベストセラー小説『リアル鬼ごっこ』にて、「佐藤」という名字が一層注目されたのは多くの人が知っていることでしょう。

そんな佐藤さん。読み方としてはもっともメジャーな「さとう」を始めとして「さどう、さとお、さと、さいとう、そとう、さふじ、さとを」と様々あります。名字ランキングは字数関係なく全国順位1位!全国人数はなんとおよそ1,880,000人!!

佐藤さんの多さも然ることながらその由来の多さも。中臣鎌足が天智天皇より賜ったことに始まる氏という説や藤原秀郷の子孫、左衛門尉公清が佐藤を称するに始まったという説、秀郷流藤原氏流は下野国佐野庄発祥という説や岩代国信夫庄発祥の奥州藤原氏流という説など多くあります。

【2位】鈴木

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二文字で珍しくない名字ランキング2位は「鈴木さん」です。読み方としては「すずき」のほか「すすき、すすぎ、すずぎ」などがあります。佐藤さんに引き続き、全国順位は2位! 全国人数はおよそ1,802,000人です。

鈴木さんも由来は様々で、古代の氏族であり、物部の伴造(とものみやつこ)として軍事、刑罰を担当した物部氏族穂積氏の子孫という説や現和歌山県と三重県南部である紀伊国熊野の豪族で熊野神社勧請で広まったという説、清和源氏松平氏族、三河流、駿河流、雑賀流、安房流、関東流、東北流などがあり全国に広まったという説など多数の家系から全国津々浦々へと鈴木さんが広まっていきました。

ちなみに「鈴木」の語源は、田の中の穂積みに立てた一本の棒(稲魂招来用)を指し、鈴木氏はその化身とされています。

【3位】高橋

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二文字で珍しくない名字ランキング最後の3位は「高橋さん」です。読み方としては「たかはし、たかなはし、たかばし、たはし」があります。やはり字数的に一番人数の多い二文字の名字です。佐藤、鈴木に続き高橋も二文字ランキングと全国順位が同じの3位! 全国人数は およそ1,416,000人です。


高橋という語源は、「高い橋、高い柱」から来ています。昔の人にとって川に高い橋を架け二つの土地の行き来を可能にすることはただ便利なだけでなく憧れでもありました。加えて、天と地を結ぶために高い柱を立てることは祭祀の一つであり、高橋氏は職掌も司ったと言われています。それゆえに、高橋氏の名字や地名も発生したとされているのです。

具体的には、伊勢神宮祠官からという説や弥彦大宮司からという説、古代高橋邑人の末裔、大和国添上郡高橋発祥の高橋朝臣は安倍氏族からという説や利仁流藤原姓後藤氏族、丹波の族、伊予国大三島の大祝家で越智氏族からという説など全国的に家系があります。

三文字の珍しい名字一覧

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