2019年8月2日 更新

ナッツリターンの概要とその判決は?海外の反応や現在の話も

2014年に起きたナッツリターン事件を覚えていますか?ナッツ姫と呼ばれ世間を賑わせた趙顕娥(チョ・ヒョナ)は現在何をしているのか?ナッツリターン事件の概要から判決、海外の反応までをまとめていきます。その後、ナッツリターン事件はどうなったのか見ていきましょう。

目次

ナッツリターンについて

Airport Travelers Persons - Free photo on Pixabay (515136)

2014年12月に起きた「ナッツリターン」事件を覚えていますか?今から約5年前のことですが、韓国で起きた事件でしたが多くの日本のメディアも取り上げられ大騒動を巻き起こしていたので、覚えている人も多いのではないでしょうか。

ことの発端は、当時の大韓航空の副社長であったチョ・ヒョナが、ニューヨーク発・仁川行きの大韓航空機のファーストクラスに搭乗し、その際に出される“ナッツ”が袋ごと提供されたことに腹をたて動き始めていた飛行機をリターンさせ、責任者を降ろし仁川の到着を遅らせたことが後に大問題となっていったのです。

当時の副社長であるチョ・ヒョナは「ナッツ姫」と呼ばれ、韓国の財閥一家の横暴とも言われる行為が韓国だけではなく世界中から非難が殺到していきました。あなたは、この事件をどう感じたでしょうか?

今回は「ナッツリターン事件」はその後どうなったのか?事件の概要から判決、世界の反応までを詳しく解説していきます。韓国での財閥による問題にも注目していきます。

ナッツリターンの概要

Plane Aircraft Jet - Free photo on Pixabay (515147)

大騒動になったナッツリターン事件ですが、財閥一家の横暴ばかりがピックアップされてしまい事件の経緯事態は記憶にない人も多いことでしょう。

まずは、ナッツリターン事件の概要を押さえていきましょう。5年も前のことで、記憶も曖昧になっていることでしょう。事件をおさらいしながら、どのような事件だったのかを詳しく解説していきます。

ナッツリターン事件とは、一体どのような事件だったのか一から紐解いていきましょう。

大韓航空で起きた

Airport Aircraft Departure - Free photo on Pixabay (515179)

2014年12月5日午前0時50分、ニューヨーク発・仁川行き大韓航空機、離陸直前の航空機の中で起きました。ファーストクラスに搭乗した、当時の大韓航空の副社長であった趙顕娥(チョ・ヒョナ)が騒動の張本人です。

趙顕娥(チョ・ヒョナ)は、韓国の韓進グループ取締役会長を務める父親の趙亮鎬(チョ・ヤンホ)の娘であり、騒動を起こした時は大韓航空の副社長を務めていました。

世間にこの騒動が知れ渡ると同時に、チョ・ヒョナは「ナッツ姫」と呼ばれるようになり財閥一家の娘でもあったことから、その家族の横柄な態度や横暴な会社経営にまでが浮き彫りとなり、ナッツ姫だけではなく家族全員に非難が殺到し、更に騒動が大きくなっていったのです。

大韓航空副社長だった趙顕娥によるナッツの提供に対するクレーム

Nuts Almonds Seeds - Free photo on Pixabay (515193)

ナッツリターン事件とは、大韓航空機がケネディ国際空港から仁川国際空港に向かうために、滑走路に向かいプッシュバックしていた航空機内での出来事です。

ファーストクラス席に搭乗していた同航空社の副社長でもあった趙顕娥(チョ・ヒョナ)に対し、客室乗務員がマカダミアナッツを提供したことがことの発端となります。

客室乗務員は、マカダミアナッツを袋から紙に出さずに袋ごと提供したことに趙顕娥(チョ・ヒョナ)が「機内サービスとしてありえない!」と大声で激怒し提供方法に対しクレームをつけたことが、後に大騒動を巻き起こしていくことになるのです。

CAにすぐに飛行機から降りるよう命令

Aircraft Stewardess Mockup - Free photo on Pixabay (515198)

そして、激怒した趙顕娥(チョ・ヒョナ)は客室乗務員に対して「サービスをちゃんとできない客室乗務員などいらない、今すぐこの飛行機から降りろ!」と指示したことで、騒動は大きくなっていきます。

客室乗務員の言い分も聞き入れず、ファーストクラス内で人目を憚らず大声で客室乗務員に対し罵声を浴びせる趙顕娥(チョ・ヒョナ)に、他の搭乗者も困惑を隠せない様子であったようです。

たかが、マカダミアナッツの提供方法だけでそれほどまでに怒りが沸いてくることなど普通の人には考えられない状況だと言えるでしょう。ましてや、大勢の客の前で大韓航空の副社長を務めている人物が、大声で客室乗務員を叱責するなどあってはならないことです。

CAはマニュアルに従った旨を説明

Lost Places Factory Old - Free photo on Pixabay (515213)

マカダミアナッツの提供方法は、客室乗務員によると大韓航空機のマニュアル通りに行ったことであることだったと後にわかっています。そのマニュアルには、ナッツアレルギーのお客様への配慮のため袋ごと提供するようにと記載されています。

その旨を、客室乗務員が趙顕娥(チョ・ヒョナ)に説明したところ、更に怒りがエスカレートし「マニュアルを持って来い!」大声で叫んでいたといいます。

その趙顕娥(チョ・ヒョナ)の大声は、航空機内に響き渡るものだったと他の搭乗者は語っています。マニュアル通りに、行った行為であるのにも関わらず趙顕娥(チョ・ヒョナ)は、なぜそこまで怒りが抑えられなかったのか疑問でしかありません。

さらに趙顕娥(チョ・ヒョナ)が怒る

Annoyed Woman Irate - Free photo on Pixabay (515215)

客室乗務員が、マニュアル通りに行ったとの弁明をしたことに更に趙顕娥(チョ・ヒョナ)の逆鱗ふれてしまったと考えられます。同航空会社の副社長を務めているのにも関わらず、ナッツ提供の方法を知らなかったことに対しての自身への侮辱であると捉えてしまったことが怒りをエスカレートさせたのでしょう。

財閥一家に育ち、何の苦労もなく副社長に就任しているため、人から注意をされたり言い返されるということがなかったのでしょう。そのため、たかがナッツの提供方法であれほどまでの怒りを客室乗務員にぶつけることができるのです。

趙顕娥(チョ・ヒョナ)は、自分の感情だけで行動を起こし、自分は正しいんだと押し付ける傲慢な考え方であると言わざるを得ません。

チーフパーサーが間に入る

Aircraft Airplane Airport - Free photo on Pixabay (515239)

趙顕娥(チョ・ヒョナ)の怒りがエスカレートし、「マニュアルを持ってこい!」と大声で叫び客室乗務員を叱責している声を聞きつけたチーフ・パンサーが仲裁に入りに来ます。

そこで、チーフ・パンサーがタブレットPCを使いマニュアルを見せようとしますが、正しいパスワードを入力することができずマニュアルを出すことができなかったといいます。チーフ・パンサーも、ありえない事態に動揺していたのでしょう。

その姿にも、趙顕娥(チョ・ヒョナ)の怒りに触れてしまい静まるどころか、エスカレートしていく一方となります。

チーフパーサーに飛行機から降りるよう命令

Airline Airport Gateway - Free photo on Pixabay (515240)

マニュアルを出すことができない、チーフ・パンサーの姿を見た趙顕娥(チョ・ヒョナ)は「マニュアルを出せないなら、客室乗務員の代わりにお前が飛行機から降りろ!」と絶叫しながら命令します。

マカダミアナッツを袋ごと出すというのには、まずお客様に袋ごと持っていきアレルギーの有無を確認したのちに、客室乗務員が調理室にもどり紙に出して提供するようにと記載されていたようです。

飛行機に乗りられているはずの、趙顕娥(チョ・ヒョナ)がそのことを知らなかったというところに疑問を感じる人も多いのではないでしょうか。

飛行機は滑走路に向かう準備をしていた

Airport Airplane Plane - Free photo on Pixabay (515243)

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