2019年5月27日 更新

好々爺の意味と読み方は?好々爺の特徴と女性の場合の対義語も

好々爺の読み方と意味をご存知ですか?好々爺は漢字の通り良い意味を持つ言葉です。しかし女性に対しては使われないので男性よりも女性の方が穏やかに生きることが難しいという考え方もあります。好々爺の類語や対義語、特徴をご紹介します。

Articulated Male Meeting Together - Free photo on Pixabay (299805)

好々爺然とした人は周囲の人に慕われています。笑顔が絶えないので接しやすく、否定的なことは言わないので自然と人が集まってくるのです。

年を重ねた時に偉そうな態度で上から目線の発言ばかりする人は孤立していきます。今まで生きてきた年数が長いからこそ今までの経験がものを言います。

辛いことがあってもきちんと向き合って消化してきた人は穏やかな老後を過ごしますが、辛かったことを恨み続けてきた人は怒りに満ちた老後を過ごします。周囲の人々に慕われる老人になりたいものです。

女性が穏やかに年齢を重ねることの難しさ

Dependent Dementia Woman - Free photo on Pixabay (299809)

好々爺はお爺さんに向けて使われる言葉でお婆さんに向けては使われません。好々爺は、お爺さんとお婆さんの両方を指すとする辞書もありますが「翁」をお婆さんに使うのは違和感を感じる人がほとんどです。

年老いた女性を褒めるような言葉があまりないのは、女性が穏やかに年齢を重ねることの難しさを表しているのかもしれません。

年寄りの女性を表す言葉について見ていきましょう。

好々婆という言葉は存在しない

Sombrero Old Woman Hat - Free photo on Pixabay (299811)

好々爺という言葉はありますが好々婆という言葉は存在しません。好々爺のような人が女性の場合は優しいお婆さんと言うしかないようです。

鬼婆という言葉はあるのに鬼爺という言葉は存在しない

Hand Human Woman - Free photo on Pixabay (299814)

鬼婆とは老婆の姿をした鬼のことを言います。また、残酷な老女のことを指すこともあります。年老いた意地悪な女性に向かって使われることの多い言葉です。

鬼婆は山姥の別名でもあり、山姥は「やまんば」と読みます。飢餓の際に口減らしのため老婆を山に捨てる風習があったことが由来と考えられています。

鬼婆とは言いますが鬼爺と言わないのは、山へ捨てられるのは老婆だったからという可能性があります。女性の悲しい経験が怨念になり、妖怪へと姿を変えたのでしょう。

女性が年齢を重ねる事への考察

Light Bulb Lights Bokeh - Free photo on Pixabay (299820)

お爺さんのことを褒める言葉はあるのにお婆さんのことを褒める言葉がないのは、年を重ねると老害になりやすいのは女性だからという意見が多いからでしょうか。

男性でも年を取れば老害になることはあるので一概には言えませんが、鬼婆のように女性の方が怨念が大きい印象があるのだと考えられます。

老害エピソード

Pair Seniors Pensioners - Free photo on Pixabay (299824)

老害の本来の意味は企業において中心人物が実権を握り続けて若返りが行われないことです。しかし現在では年老いたことを気にせずに若い人の妨げになるような行動をする老人のことを言います。

自分の考え方を押し付けたり、都合の良い時だけ老人ぶる人は老害と言えるでしょう。若者のやる気を削ぐ行動が多いので厄介な存在です。

老害には具体的にどのようなエピソードがあるのか見ていきます。

エレベーターに我先に乗っていく

Elevator A Beautiful View Building - Free photo on Pixabay (299828)

エレベーターに我先に乗っていきます。プライドの高い人が多く、若者よりも偉いと考えているので周りの人のことは気にしません。

年を取っているから何でも優先されて当たり前だと考えているのです。エレベーターの他にも、トイレの列やスーパーの特売でも我先にと人を押しのけていきます。

トイレの列では、足腰が弱いから若者より早くトイレに行くのが当然だと考えて列を無視してトイレに入ります。スーパーの特売でも同様に老人であることをいいことにして周りの人へ特売品を譲れアピールを欠かさないのです。

空いているのに人を立たせてまで優先席に座る

Beach Chairs Sea - Free photo on Pixabay (299830)

空いているのに人を立たせてまで優先席に座ります。いつもは年寄扱いされると怒り出すのに、席に座りたい時だけは老人であることを都合よく利用します。

老人だから優先席に座るのは当たり前だという態度で、他の席が空いていてもわざわざ優先席に座ろうとします。「若いくせに優先席に座るなんて信じられない」「老人に席を譲らないなんて親の教育がおかしい」というように罵倒をして無理やり席を空けさせるのです。

座るところがなくて困っている様子であれば若者の方から声をかけることもありますが、上から目線で来られては譲る気が失せてしまいます。

何かに激しく怒っている

Punch Fist Hand - Free photo on Pixabay (299834)

何かに激しく怒っています。不満ばかり口にするので話を聞く側は嫌な気持ちになりますがお構いなしです。些細なことに目を付けてひたすら不平不満を繰り返します。

年を重ねて相手にされなくなったことが寂しいのでしょう。好々爺然とした人のように笑顔でいれば人は集まりますが、不満を言う人は笑顔がないので人が離れていきます。

怒りっぽいと何でも人のせいにします。自分のミスすら人のせいにするので対処のしようがありません。怒りの根底には悲しみがあるものですがあまりに激しく怒ってばかりいては誰も手を差し伸べられないでしょう。

紙や札を数える時指を舐める

Typewriter Old Alphabet - Free photo on Pixabay (299836)

紙や札を数える時指を舐めます。指先がかさついて紙や札をめくりずらくなることが原因ですが、渡される方は不快な気持ちになります。

紙をめくりやすくするクリームなどもありますが、指を舐める人に限ってクリームなどは使わない特徴があります。不快に感じても指摘することもできずむずがゆい気持ちを抱えている人は多いでしょう。

指摘すると怒り出す場合があるので注意が必要です。

些細なことで「責任者を呼べ」と怒鳴る

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