目次
- 世界最大の大量殺人犯アンネシュ・ベーリング・ブレイビク
- ブレイビクの現在
- オスロ近郊の刑務所に服役中
- オスロ大学への入学を認められる
- フィヨトルフ・ハンセンに改名
- ブレイビクが服役している刑務所について
- 刑務所内でのブレイビクの訴え
- ハンガーストライキを計画
- ゲーム機の変更
- 散歩や外部との連絡に関する条件の改善
- ソファか肘掛け椅子
- 給付額引き上げ
- 人権侵害を訴えて裁判まで
- 多くの女性ファンを魅了する異質な受刑者
- 年間800通以上の手紙
- 150通以上の手紙を送った女性
- 公判中に求婚した女性
- 犯罪性愛
- 犯罪者に惹かれる女性の特徴
- ノルウェー連続テロ事件
- ブレイビクの事前準備
- 政府庁舎爆破
- ウトヤ島銃乱射
- 被害者数
- ブレイビクの逮捕
- ウトヤ島銃乱射事件の詳細
- 武装をしたブレイビクが島へ入る
- サマーキャンプを楽しむ青年たち
- 耳元では大音量の音楽
- ブレイビクの犠牲になった青年部とは?
- 事件当時の警察への批判
- 現場到着までの時間
- テレビ局のヘリの方が早かったという事実
- 警察トップの辞任に発展
- ブレイビクの裁判について
- 法廷で思想宣伝が目的
- 審理の公開やインタビューは行われず
- ブレイビクは無罪を主張
- 精神鑑定
- 裁判の判決
- 禁錮と懲役の違い
- 実刑が軽すぎるという意見
- ノルウェーには死刑制度がない
- アンネシュ・ベーリング・ブレイビクの生い立ち
- 1歳で両親が離婚
- ブレイビクの学歴
- 非行グループに入り逮捕される
- 株式投資で大金を損失
- 顧客サービスでの勤務時代
- 進歩党(新保守主義)党員として所属
- 整形手術
- ブレイビクの思想
- クリスチャン・シオニズム
- ブレイビクが会ってみたい人
- キリスト教
- フリーメイソンの会員
- 事件のその後
- 爆破・銃乱射事件の「碑」設置計画
- 遺族らが反対
- 遺族が反対する理由
- 現場となった建物にメモリアルセンター
- 被害者家族のやり取りが一部公開される
- 映画「ウトヤ島、7月22日」
- ブレイビクの出所に注目が集まる
遺族が反対する理由
via pixabay.com
事件で14歳の娘を亡くした母親は「碑をつくることに反対はしないが、2012年末に計画が持ち上がって以来、遺族はかやの外に置かれ、勝手に子供たちの名前を使うのは横暴。今でも私たちの子供であることに変わりない」と、計画に反対する遺族たちは、プロジェクトの見直しを求めています。
地元住民たちからも「虐殺のことを思い起こすのはつらく、思い出させてもらう必要もない」と、碑に反対する人たちは、Facebookで反対キャンペーンを展開し「自然へのレイプ」「観光客目当て」と非難する声や、ブレイビク受刑者のファンたちにとって『巡礼地』になりかねないという意見も出されています。
プロジェクトの支持者たちは「計画を中止することは考えていない」「碑は2015年7月22日の完成を予定している」と言っていましたが。今だに、慰霊碑は建立されていません。
地元住民たちからも「虐殺のことを思い起こすのはつらく、思い出させてもらう必要もない」と、碑に反対する人たちは、Facebookで反対キャンペーンを展開し「自然へのレイプ」「観光客目当て」と非難する声や、ブレイビク受刑者のファンたちにとって『巡礼地』になりかねないという意見も出されています。
プロジェクトの支持者たちは「計画を中止することは考えていない」「碑は2015年7月22日の完成を予定している」と言っていましたが。今だに、慰霊碑は建立されていません。
現場となった建物にメモリアルセンター
via pixabay.com
事件から5年後、『ノルウェー労働党の青年組織(Arbeidernes ungdomsfylking)=(AUF)』は69人のうち13人の若者の命が奪われたウトヤ島のカフェ小屋の解体を望みましたが、世論が反対しました。そして「悲劇を後世に伝え続けるため」と、犯人が撃った銃弾の跡などを残したままメモリアルセンターが建てられました。
AUFの現代表『マニ・フサイニ』によると「この家の名前は「中にあるものを守る」という意味で『ヘインフーセ(守護の家)』と名付けられ、館内には、かつてのカフェの一部が残っています」とインタビューで答えました。
AUFの現代表『マニ・フサイニ』によると「この家の名前は「中にあるものを守る」という意味で『ヘインフーセ(守護の家)』と名付けられ、館内には、かつてのカフェの一部が残っています」とインタビューで答えました。
被害者家族のやり取りが一部公開される
via pixabay.com
『ヘインフーセ(守護の家)』には、生存者や犠牲者の家族の同意の下「過去の出来事を悲しむ場所ではなく、未来を考える場所」「どのような世界を望まないか考える場所ではなく、どのような世界をこれから作っていきたいか考える場所」であるとし、当時のSMSのやり取りが寄贈され展示されています。
ただの展示館ではなく「教育の場」でもあり、9年生と10年生には社会科見学の場として提供され、ヘイトスピーチ、民主主義・極右思想・法制度・情報源を批判的に読み解く能力、7・22に何が起きたのかを学ぶ場所になっています。
ウトヤ島の代表『ヨルゲン・フリドネス』さんは「なぜ事件は起きたのか?同じような悲劇をどうしたら避けられるか?歴史から学ばなければ、また繰り返される」と語りました。オスロ中心地の爆破現場『市庁舎内』には、別の7・22センターが設けられ、ブレイビクが使用した所持品や車が展示されています。
ただの展示館ではなく「教育の場」でもあり、9年生と10年生には社会科見学の場として提供され、ヘイトスピーチ、民主主義・極右思想・法制度・情報源を批判的に読み解く能力、7・22に何が起きたのかを学ぶ場所になっています。
ウトヤ島の代表『ヨルゲン・フリドネス』さんは「なぜ事件は起きたのか?同じような悲劇をどうしたら避けられるか?歴史から学ばなければ、また繰り返される」と語りました。オスロ中心地の爆破現場『市庁舎内』には、別の7・22センターが設けられ、ブレイビクが使用した所持品や車が展示されています。
映画「ウトヤ島、7月22日」
via pixabay.com
『ウトヤ島、7月22日(Utøya 22. juli)』は、2018年制作のノルウェー映画です。2011年7月22日、ブレイビクが起こしたノルウェー連続テロ事件で、ウトヤ島で起きた銃乱射事件を映画化しました。
Netflix映画『7月22日』と題材は同じだが別の作品です。ブレイビクを主人公にせず、全編のうち72分間をワンカットで映像化しています。第68回ベルリン国際映画祭エキュメニカル審査員賞スペシャルメンションを受賞しました。
Netflix映画『7月22日』と題材は同じだが別の作品です。ブレイビクを主人公にせず、全編のうち72分間をワンカットで映像化しています。第68回ベルリン国際映画祭エキュメニカル審査員賞スペシャルメンションを受賞しました。
ブレイビクの出所に注目が集まる
via pixabay.com
ノルウェーの法律上では、ブレイビクがいずれ出所することになっていますが「ブレイビクのような人間はを外に出すな」と言う意見や「ブレイビク1人のために法律を変えることは、ブレイビクの思惑通りにブレイビクを勝者にし、我々が敗者になる」などという意見でわかれています。
事件が映画化され、世界樹から再び注目が集まっている今、ブレイビクの出所時期や出所後の動向に注目が集まっています。しかし、ノルウェーでは様々な公の場でも「ノルウェーは憎しみよりも、愛と思いやりを選ぶ」と言う内容の複雑な心境を海外にもアピールし続けています。
事件が映画化され、世界樹から再び注目が集まっている今、ブレイビクの出所時期や出所後の動向に注目が集まっています。しかし、ノルウェーでは様々な公の場でも「ノルウェーは憎しみよりも、愛と思いやりを選ぶ」と言う内容の複雑な心境を海外にもアピールし続けています。
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