2019年7月23日 更新

添い乳のやり方や注意点は?添い乳のメリットとデメリットも

赤ちゃんを寝かせたまま授乳をする事を添い乳と呼びます。添い乳は赤ちゃんの寝かしつけが楽になったりするため取り入れたいと思っているママも多いのではないでしょうか?こちらの記事では添い乳のやり方、添い乳のメリットデメリット等、添い乳について徹底解説していきます。

添い乳をすることで赤ちゃんとママの肌が触れることによって、良いスキンシップを取ることもできます。
日常生活の中で赤ちゃんとママが肌と肌をゆっくりと合わせる事は、よく考えるとありそうでなかなか無いことかと思います。

ワンオペ育児のママはお風呂で肌を合わせる事もあると思いますが、どうしてもママ1人で赤ちゃんをお風呂に入れるのはバタバタしがちなのでゆっくり赤ちゃんの肌を感じることが出来るのはやはり授乳のタイミングです。

肌に触れて、おっぱいを飲む赤ちゃんの姿を見ることでママの心の休息にもなり、赤ちゃんにとっても大好きなママの肌に触れることは幸せな時間になる事でしょう。

ママにとって幸せが大きい

Park Mother Girl - Free photo on Pixabay (503499)

ママがリラックスをして授乳することによって、「愛情ホルモン」と呼ばれている「オキシトシン」のレベルが上昇し、ママも幸せな気分を感じることが出来ます。

「オキシトシン」という言葉はパパママ学級等で耳にしたことがあるママも多いかもしれませんが、赤ちゃんがおっぱいを吸う刺激で分泌されるホルモンで、ママが幸せな気持ちになるだけでなく、出産後の体の回復も促します。

オキシトシンはママがリラックをして授乳することにより、更に活発に分泌されると言われています。
ママもゆったりと授乳することのできる添い乳は、オキシトシンの分泌の手助けとなってくれる場合もあるでしょう。

添い乳のデメリット

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添い乳のメリットを説明しましたが、添い乳にはいくつかデメリットもあります。
必ずしも添い乳をしなくてはいけないという事は全くないので、メリットとデメリット両方を知った上で添い乳を利用するかしないかを検討するとよいでしょう。

では、一見あまりないようにも感じる添い乳のデメリットはどのようなものがあるのでしょうか?

乳腺炎になる可能性がある

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添い乳は寝かしつけのいらない授乳方法ともいえますが、それが逆に乳腺炎を引き起こしてしまう場合もあります。

赤ちゃんが添い乳で片方のおっぱいだけを飲んで寝てしまってもう片方のおっぱいが乳腺炎になってしまう、また添い乳は毎回同じ角度での授乳になりやすいため、上手くおっぱい全体の母乳を赤ちゃんが飲むことが出来なくなってしまい乳腺炎になってしまうなど、添い乳に関する乳腺炎のトラブルの話は多く聞かれます。

乳腺炎になってしまうと家事はおろか育児をすることもかなり大変になってしまいます。
おっぱいが張っていたり、しこりが出来てしまっている場合は添い乳はせずに起きて授乳をすると乳腺炎になりにくくなります。

骨盤がゆがみやすくなる

Backpain Back Pain - Free image on Pixabay (503540)

毎晩何回も同じ向きから添い乳をしていると、腰痛を予防するはずが逆に骨盤がゆがんでしまう場合もあります。

ある程度添い乳に慣れてくるとあげやすいおっぱいというの方向が決まってくると思いますが、出来れば寝る位置を毎回とまではいかなくても日によって変える等の工夫をすると良いでしょう。

また、添い乳の体勢のまま、ママが横を向いて寝てしまっても毎回同じ方向になってしまうので骨盤がゆがんでしまう事に繋がります。
まめに体勢を変える、少しでいいのでストレッチをするなど心がけましょう。

赤ちゃんが添い乳でないと受け付けなくなる

People Woman Mother - Free photo on Pixabay (503565)

赤ちゃんの学習能力は大人が思っている以上に高く、毎回添い乳をしていると赤ちゃんが添い乳でないと授乳をさせてくれなくなってしまう場合もあります。

家では特に支障はないかもしれませんが、そうなってしまうと困るのは外出先です。
赤ちゃんが大泣きしていても、起き上がっている状態ではおっぱいを飲んでくれないという事になってしまうとママはどうしようもなくなってしまいます。

万が一、添い乳でないと赤ちゃんがおっぱいを受け付けないという事になってしまった場合は、赤ちゃんが寝ぼけたときにおっぱいを差し出すと飲んでくれることもあるようなので、試してみてください。

赤ちゃんが虫歯になる可能性がある

Dental Teeth Dentist - Free photo on Pixabay (503573)

添い乳をした為に必ず虫歯になってしまうという事ではありませんが、乳児期に添い乳を習慣化してしまうことによって虫歯になるリスクが高まるという話もあります。

添い乳のまま寝てしまうとおっぱいを咥えている口の形のまま寝付いてしまい、口を開けて寝てしまう事が多くなります。
口を開けて寝てしまうと、口の中が乾いてしまい虫歯になりやすい口内環境になってしまいます。

また、添い乳で寝かしつけることにより、歯を磨けずに寝てしまうという事が増えてしまいます。
歯がしっかりと生えてきたら添い乳から他のスキンシップで徐々に寝かしつけられるようにしていけると良いでしょう。

赤ちゃんが中耳炎になる可能性がある

Baby Face Portrait - Free photo on Pixabay (503585)

寝たまま授乳をする添い乳は、赤ちゃんが中耳炎になる可能性が高くなると言われています。
喉、耳、鼻は繋がっているため頭を寝かせたままで授乳をすると母乳が耳管を通って中耳に入ってしまい、中耳炎を引き起こしやすくなってしまうと考えられています。

これは添い乳だけでなく、赤ちゃんを寝かせたままでミルクを飲ませる場合も同じことが言えます。
赤ちゃんは吐きやすいため、添い乳をして横を向いたまま嘔吐をしてしまうと、吐瀉物や母乳、ミルクが耳管を伝って中耳に入ってしまう事も原因の一つと考えられています。

吐きにくくするために起きて授乳する事や、授乳後は頭の下にタオルを敷くなどすることで中耳炎の防止に繋がります。

添い乳をやめる方法

Baby Girl Teddy Bears Flower - Free photo on Pixabay (503600)

赤ちゃんが大きくなってくると様々な理由でおっぱいを辞める日がやってきます。
これを「卒乳」「断乳」といいますが、ママたちにとって大きなイベントと言えることでしょう。

おっぱいを辞める上で役に立つ方法をいくつかご紹介します。
添い乳に限らず、おっぱいを卒業する場合全般に役に立つので、是非参考にしてみてください。

頻度を少なくしながらやめる

Child Kids Children - Free photo on Pixabay (503612)

まず一つ目は、1日の授乳の回数を少しずつ減らしていくという方法です。
赤ちゃんの離乳食を食べる量が増えてくると離乳食の後の授乳が段々必要なくなってくる場合がほとんどです。

いきなり断乳をしてしまうと赤ちゃんが精神的に不安定になってしまい泣き止まない、ママのそばからなかなか離れない等のケースも出てきてしまうので、昼間の水分補給は麦茶などに切り替え、昼間の授乳を少しずつなくしていき、落ち着いたころに夜も断乳するという方法もあります。

ただ、おっぱいの辞め方は赤ちゃんによって方法が変わります。
赤ちゃんの様子を見ながら無理せずに行ってください。

他のスキンシップをとる(※だっこなど)

Baby Care Caucasian - Free photo on Pixabay (503598)

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