長岡京殺人事件の概要と詳細！犯行場所と犯人の候補も

京都府長岡京市にある奥海印寺（おくかいいんじ）の地元の人々からは野山と呼ばれている美竹台住宅地の裏山の河陽が丘内の竹林が長岡京殺人事件の発生した現場となります。ここは「たけのこの里」と言われるほどたけのこが収穫されることで有名なところです。

また、ワラビなどの山菜採りのスポットにもなっていて、山菜取りやピクニックへやってくる人がいるほど地元では有名な山でした。しかし、竹や木が生い茂っており、街灯が少なく薄暗い場所でした。

昼間でも薄暗い場所が多く、殺害された2人の主婦が入奥海印寺（おくかいいんじ）の裏山へ山したとされている1979年5月23日の午前11時ころも奥海印寺（おくかいいんじ）の裏山の竹林は薄暗かったのではないでしょうか。

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また、脇道や分岐点も多く一歩道を間違えると人気のない場所へと出てしまします。2人の主婦は道を間違えた可能性も考えられます。

このように、奥海印寺（おくかいいんじ）の裏山の竹林はたけのこやワラビなどの山菜採りの人気スポットである反面、竹や木が生い茂り、街灯が少なく薄暗いこともあり、長岡京殺人事件の前にも、たけのこ泥棒が出没したり、レイプ事件や痴漢事件が発生するなど決して治安が良いとは言えないような場所でした。

絞殺された主婦の身体には30か所以上の殴打の痕

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殺害された主婦の1人Aさん(43歳)の死因は首を両手で絞められたことによる窒息死でした。しかし、Aさん(43歳)の全身には約30ヶ所の皮下出血がありました。また、拳で殴られた跡や足で蹴り上げられたような跡がありました。

このことから首を両手で絞められて殺害される前に犯人によって殴る蹴るの暴行を受けたとみられています。単に行きずりの強姦、殺害だけが目的なのであれば、このような執拗に殴るけるの暴行をするでしょうか。

肋骨が折れ肝臓が破裂していた

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殺害された主婦の1人Aさん(43歳)の全身には約30ヶ所の皮下出血があり、拳で殴った跡や足で蹴り上げられたような跡がありました。犯人からの執拗な殴る蹴るの暴行を受けた影響なのか、左右で合計9本の肋骨が折れており、肝臓までもが破裂していました。

9本物肋骨が折れ、肝臓が破裂するほど殴るとなると、相当な力で殴っていたことが想像されます。そうすると、犯人の手や足にも何らかの影響があるのではないでしょうか。

体内からは犯人の体液が検出される

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Aさん(43歳)が遺体となって発見されたとき、衣服は着用していました。シャツにやや乱れはありましたが、ジーパンはきちんと履いていました。それはまるで、自分で身なりを整えたかのようでした。しかし、Aさん(43歳)の体内からは犯人のものと思われる体液が検出されました。

このことから、Aさん(43歳)は、殺害される前に性的暴行にあっていたのではないかと言われています。Aさん(43歳)の身なりを整えたのが犯人であればすごく冷静な犯人です。

刺殺された主婦の身体には50か所以上の殴打の痕

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殺害されたもう1人の主婦Bさん(32歳)の死因は包丁で刺されたことによる失血死でした。しかし、Aさん(43歳)と同様にBさん(32歳)の体にも約50ヶ所の皮下出血があり、拳で殴られた跡や足で蹴り上げられたような跡がありました。

このことから包丁で刺されて殺害されるまでの間に犯人によって執拗なまでに殴る蹴るの暴行を受けていたことがわかります。行きずりの強姦や殺害だけが目的なのであれば、このような執拗に殴るけるの暴行をすることは珍しいと言われています。

発見当時は包丁が身体に突き刺さったまま

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Bさん(32歳)の遺体が発見されたとき、肋骨は切断されており、心臓から肺にまで達する包丁が胸に突き刺さったままでした。

Aさん(43歳)やBさん(32歳)へ執拗に殴る蹴るの暴行を加えていた犯人がいざ殺害するときには一発で仕留めたい気持ちが出てきたのでしょうか、肋骨を切断して、心臓から肺にまで達するほど強い力でBさん(32歳)の胸を突き刺しています。

通常、犯人は逮捕されることを恐れて凶器は持ち帰るか、どこかへ捨てますが、長岡京殺人事件の犯人は凶器となった包丁をなぜ胸に突き刺したままにしていたのでしょうか。

下着やストッキングが裂かれていたが体液は検出されず

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Bさん(32歳)の遺体が発見されたとき、下半身の下着は引き裂かれて庵、ジーパンや靴がBさん(32歳)の遺体近くに散乱していました。この状況から、警察は性的暴行を受けた可能性も示唆していましたが、Bさん(32歳)の体内からは体液は検出されませんでした。

しかし、０型の血液型とされる体毛が付着していました。犯人は、性的暴行を加えたAさん(43歳)の衣服は整え、性的暴行を加えていないBさん(32歳)の下着を引き裂き周囲に散乱させる何とも矛盾した行動をしています。

被害者2名のアキレス腱が切られていた

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発見された2人の主婦Aさん(43歳)、Bさん(32歳)のアキレス腱はそれぞれ切断されていました。犯人はまずAさん(43歳)、Bさん(32歳)のアキレス腱を切断することで2人が殺害現場から逃げられないようにしたのではないかと考えられています。

2人同時に殴る蹴るの暴行を加えることや殺人を犯すことは難しいですので、アキレス腱を切断して身動きが取れない状況にしてから1人1人へ殴る蹴るの暴行を加え殺害したのではないでしょうか。