2019年9月5日 更新

「芸術は爆発だ」という名言の意味は?岡本太郎の来歴やその他名言も

芸術家の岡本太郎をご存知でしょうか?岡本太郎を知らなくても「芸術は爆発だ」という名言は聞いた事があるかもしれませんね。これから、岡本太郎の経歴や作品、名言などについて紹介していきます。興味を持ち、実際に作品を見に行くきっかけになったら幸いです。

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岡本太郎は、「芸術は爆発だ」以外にも名言を数多く残しています。これから、それらの名言で有名なものを3つ紹介していきます。奥深い名言の世界を、確認してみましょう。

「職業は人間」

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「職業は人間」という岡本太郎の名言があります。周囲の空気をあえて読まないようにしていた岡本太郎らしく、肩書や能書きを気にしないで、自分とは何かをシンプルに表現した言葉なのです。言ってしまえば、人間みんな、職業は人間なのかもしれません。

しかし、自分の就いている職業に影響されていき、自分がどうしたかったのかを忘れてしまう人もいるのではないでしょうか。そんな人を、ハッと正気に戻してくれるような名言になっています。

「芸術は呪術だ」

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「芸術は呪術だ」という岡本太郎の名言は、「シャーマニズム」に関心を示していた彼らしい名言だと思いませんか。己から芸術を生み出していく作業は、呪術のような側面もあると岡本太郎は感じていたのでしょう。呪術よ聞くと、何か秘密めいた儀式を行って作品を作っていたように感じられます。

岡本太郎は芸術作品を制作する時に、世の中に存在している何か大きな存在を感知していたのではないかと想像してしまいます。そして、何か大きな存在を、芸術として人の目で確認できるような形にしていたのでしょう。

「グラスの底に顔があっても良いじゃないか」

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「グラスの底に顔があっても良いじゃないか」という、とても岡本太郎らしい名言があります。実際には、グラスの底に顔はありません。しかし、何かをグラスで飲んでいる時に、反射で底に顔があるように感じるかもしれません。また、そこに顔がなくても、外から誰かの顔を近づけてもらえば、グラスの底に顔が浮かび上がるでしょう。

このことから、岡本太郎は一つだけの視点で物を見ていない事が分かります。この考え方は、キュビズムに繋がっていると思いませんか。「グラスの底に顔があっても良いじゃないか」は、常識にとらわれず、自由な思考で芸術作品を作り続けてきた岡本太郎らしい名言でしょう。

岡本太郎を知る為のおすすめの本

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岡本太郎は数多くの本を執筆しています。その中から、岡本太郎を知る為におすすめな本を3冊紹介していきます。興味が出ていた人は、実際に読んでみると良いでしょう。

「自分の中に毒を持て」

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岡本太郎は、人間は自分の中に毒を持っているぐらいが丁度良いと思っていました。この本は、そんな岡本太郎の姿勢が感じられる内容になっています。そして、何か辛いことがあったとしても、反骨心を持ち毒づいて道を歩き続けてきた岡本太郎の姿勢を見せつけてくれるでしょう。

人の顔色ばかり伺ってしまう現代人は、この本を読むと人生の参考になります。こんな強い考え方、生き方があったのだなと思わせてくれるのです。その驚きは、あなたの視点に広がりを与えてくれるでしょう。

「今日の芸術: 時代を創造するものは誰か」

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岡本太郎の著書「今日の芸術: 時代を創造するものは誰か」は、刊行当時に人々に大きな衝撃を与えベストセラーになりました。斬新な画風と発言で人々を魅了してきた岡本太郎は、その著書でも、人々に大きなインパクトを残したのです。岡本太郎が著書で人々に伝えようとしたものや、時代を超えて新鮮な感動を呼び起こす理由とは一体何なのでしょうか。

それを確認するためにも、時を越えてきた伝説の名著を読んでみる事をおすすめします。読んでみたら、あなたも創造していく事の奥深さに刺激を受ける事でしょう。

「芸術という生き方」

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岡本太郎の「芸術という生き方」もおすすめの本です。岡本太郎の伝記のようになっていて、どのようにして岡本太郎ができあがっていったのかを確認していく事ができます。この本には、両親との関係性や、パリ留学の話、日本に帰国した後に陸軍に初兵役された時の話などが記されています。

岡本太郎のスケールの大きい不思議な魅力を感じる事ができる1冊となっています。岡本太郎の事を詳しく知りたいと思っているのなら、まずはこの本を読んでみてはいかかでしょうか。

岡本太郎を知って芸術に触れよう

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芸術家の岡本太郎の経歴や作品、名言などについて紹介してきました。そこには、弱虫だからこそあえて空気を読まないで大胆に芸術作品を製作しているひたむきな姿が垣間見えた事でしょう。自分をしっかり持って心を熱く燃やして生きた岡本太郎には、何か人を惹き付ける不思議な魅力があるようです。

もし、この記事を読んで岡本太郎に興味が出てきたのであれば、実際に岡本太郎の作品を見に行く事をおすすめします。そして、彼の作品を間近で見て、岡本太郎が伝えたかった事を感じてみる不思議な体験をしてみてはいかがでしょうか。

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