2019年7月15日 更新

割れ窓理論の概要と事例!恋愛や教育への応用と割れ窓理論への批判

割れ窓理論について詳細を知りたい方に向けて、その理論に対する批判や嘘か真実かの真偽性についてや、具体的な理論の適用事例や教育、恋愛、職場における割れ窓理論について等、身近な例をご紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

意中の人間を振り向かせたい場合

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意中の人を振り向かせたい場合は、まず相手と同じ土俵に立つ必要があります。そして、相手の歩幅に合わせるように自分を律しましょう。似た物同士惹かれる要素を活かしつつ、一方で互いに補い合うような、自分にはない要素に惹かれる部分もあることを認識しましょう。

見た目や趣味、価値観など、重視する所は人それぞれ異なります。何を重視しているかは、身なりやしぐさ、会話内容などに表れますので、注意深く観察することが大切です。

そして、発言内容なども、不適切な発言や、相手を否定するような発言は控えるように律する必要があります。

職場における割れ窓理論

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職場における割れ窓理論について解説いたします。基本的には、職場の秩序をいかに徹底して律する事ができるかが重要です。秩序と言っても、幅広く、何か1つに焦点を絞るのか、全体秩序を幅広く律するのかで、その難易度や実行のしやすさも変わってきます。

片付けや整理整頓、掃除などであれば、書類やデスクの整理、ゴミが落ちていたら率先して拾うなどという行為が徐々に増えていけば良いでしょう。また、コミュニケーションであれば、自分自身の発言にも注意し、他人の不適切な発言はできる限り注意することが職場における割れ窓理論です。

目的を明確化し、そのために律するべき内容を具体的に示す事がとても大切です。常に検証し、改善しながら行なう行動力が必須と言えます。どのような成果を目的とするかによって、手段も大きく変わってくるので、会社ごとの求める成果に合わせて取り入れましょう。

環境をしっかりとしておく

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職場環境というのは、どんな仕事においても大切なものです。作業効率を最大化し、高いパフォーマンスを発揮するためにも、無駄なものは排除しなければなりません。人間はマルチタスクが苦手なので、散らかっていたりすることで、視界に入った時に意識がそがれてしまいがちです。

そのため、できる限り、必要なもののみが視界に入るようにすることで、目の前のやることに集中する事ができます。また、観葉植物などの緑を配置する事で、目が休まり、やわらかい雰囲気を作り出し、コミュニケーションやストレス軽減にも影響します。

人間関係も環境の1つとして考えるのであれば、円滑なコミュニケーションを取りやすいレイアウトに変えたり、コミュニケーションを取りやすい仕組みに変える必要もでてきます。あらゆるものを効率化するには、このように環境整備というのは必須になってくると言えるでしょう。

小さなコトにも注意する

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ちょっとした事がきっかけとなり、崩れ去ってしまう物が世の中にはたくさん存在します。初めは小さな傷だったものが、結果として大きな破損につながることも多々あるのです。これと同じことが職場にも当てはまります。

ゴミが落ちているのを放置するだけで、いつのまにかゴミは徐々に増えていくでしょう。新しい住居に初めてペットが壁をひっかいてしまえば、二度目、三度目と度重なるにつれて、「もういいや」と気にしなくなる心理も同じ理論と言えます。

発言には注意をし、不適切な発言にも注意

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誰かが会社や上司、部下などの悪口や愚痴を広めたりすることは、社内風土の乱れにつながり、モチベーションや士気が下がってしまう要因となります。問題点があれば、改善に向けて話し合うのが社会人です。もちろん、上の立場の人が自分を律する事ができなければ、すべてが台無しになってしまうことも事実です。

ネガティブな言動については、このように、文句として発言するのではなく、「改善すべき問題点の把握」という観点から着目することが大切です。そうすることで、周囲に良い意味で伝染し、環境がよくなります。

こういった雰囲気やモチベーションの伝染を良いものにするか、悪いものにするかが「割れ窓理論」の有効な活用対象となりやすいのです。乱れた言動が、さらなる言動の乱れを助長してしまうように、整った言動や思考が、周囲の思考をも変える影響力を持つ可能性を秘めている事を認識する事が第一歩と言えるでしょう。

割れ窓理論の真偽

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以上、ここまで「割れ窓理論」についてあらゆる視点から具体例を含めご紹介してきました。この理論の名称は知らない方も多かったでしょう。しかし、その考え方は、今ではすでにあらゆるところで活用されています。批判の意見もありますが、効果を実感する方は非常に多いのではないでしょうか?

例外はもちろんありますが、基本的に治安の悪い街には、悪い人たちが集まっていますので、誰も近づこうとしません。それは割れ窓理論が有効な場面があることを証明しています。また、秩序が保たれている方が、犯罪減少効果は薄くても、体感として違いを感じたり、心理的にも安心感を感じます。

犯罪を減らすには、あらゆる要素を考慮する必要があるので、難しい側面もあります。しかし、統計的にも心理的にも、秩序の保たれているところに安心感を感じるのも事実です。みなさんも、恋愛や職場、日常において、ぜひ活用してみましょう。

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