目次
- 四日市ジャスコ誤認逮捕死亡事件とは?
- 四日市ジャスコ誤認逮捕死亡事件の概要
- 事件が起きた場所
- 68歳の男性が拘束後に死亡
- 男性の死因
- 男性の冤罪が判明
- 女性は虚偽告訴罪の被疑者に
- 68歳男性死亡事件の詳細
- 過度の拘束
- 病院に搬送するも手遅れ
- 所持品は無惨な状態
- 異例の画像公開捜査
- 冤罪の証拠となった映像
- 男性の両手はふさがっていた
- 女性と男性が揉み合いになる
- 女性が叫んで取り押さえられる
- 女性がATMの様子をうかがう姿も
- 被疑者女性の特徴
- 民事訴訟の判決
- 遺族が損害賠償訴訟を起こす
- 2010年津地方裁判所の判決
- 2011年控訴審判決
- 四日市ジャスコ誤認逮捕死亡事件の謎
- 20分も制圧する必要はあったのか
- キャッシュカードに指紋は残っていなかったのか
- 被疑者女性の似顔絵は公開されていない
- 女性の目的は?
- 遺族のコメント
- いつ自分の身にふりかかるかわからない
男性を病院に搬送したのが遅く男性は手遅れとなってしまったのです。通報を受け応援の警察官が現場に到着するまでの20分間、男性は意識を失い嘔吐していたにもかかわらず、二人の警察官は拘束し続けたのです。もっと早く男性の容態や正しい判断ができる警察官がいれば、こんなことにはならなかったのではないでしょうか?
所持品は無惨な状態
男性が亡くなる間際まで握りしめていた所持品や身につけていたものは、男性がどれだけ抵抗し、強く拘束されていたかがわかります。男性が最期まで護るように握り締めていたキャッシュカードは、3つに折れ曲がり、眼鏡も片方のレンズが壊れていたのです。どちらも2005年(平成17年)2月27日、遺族に返却しています。
異例の画像公開捜査
三重県警察は女性を虚偽告訴罪の被疑者として捜査を続け、事件から一年も経ったところで監視カメラに映っている画像を公開しました。事件当時の監視カメラの映像が公開されたのは「グリコ・森永事件」以来のことでした。また容疑が確定していないままの画像公開は異例でした。
冤罪の証拠となった映像
冤罪の証拠となった映像には、男性の両手が塞がっていたことや女性から男性にぶつかって揉み合いになっている様子が映し出されています。また女性が事前にATMコーナーを下見している様子も映っています。それぞれ詳しく解説していきます。
男性の両手はふさがっていた
監視カメラによると男性の両手は、買い物袋を持って塞がっていることがわかりました。死亡した68歳の男性は、孫が飼っているペットのハムスター用の餌やトイレ砂などを購入し、その袋で両手が塞がっていたのです。
また68歳の男性のことをハムスターおじさんと書く記事があるのは、このためです。四日市ジャスコ誤認逮捕死亡事件=別名ハムスターおじさん事件としてもまとめられています。
また68歳の男性のことをハムスターおじさんと書く記事があるのは、このためです。四日市ジャスコ誤認逮捕死亡事件=別名ハムスターおじさん事件としてもまとめられています。
女性と男性が揉み合いになる
監視カメラの映像には、女性が突然、男性の肩にぶつかっていき、体を触るような仕草を始める様子が映っています。そして、男性の胸倉を掴んで揉み合いとなります。この間、監視カメラの映像から、男性は一切の窃盗行為をしていないことが証明されているのです。
女性が叫んで取り押さえられる
女性と揉み合いになってから、女性の「泥棒」という叫び声を聞いて、近くにいた店員や客が3名がATMコーナーに入ってきます。男性が「違う」といっても3人の男性は取り押さえるのをやめず、さらに別件で居合わせた警察官2人が男性を拘束したのです。
女性がATMの様子をうかがう姿も
公開された防犯カメラの映像によると、男性が取り押さえられる約5分前から、女性がATMコーナーから3〜4m離れた位置より、何度もATMの方をうかがう様子が映っていたのです。女性はATMコーナーの様子を伺って男性に狙いをつけていたのでしょうか?いずれにせよ女性の行動が怪しすぎます。
被疑者女性の特徴
2019年現在も、加害容疑のかかっている女性の消息は一切わかっていないまま時効を迎えたのです。事件現場には被害男性を押さえつけた3人を含む複数の目撃者がいたにも関わらず、加害者女性の似顔絵やモンタージュ写真は作成されなかったのです。
また、嫌疑不十分で監視カメラの映像を公表するというのは、「グリコ・森永事件」以来のことでした。監視カメラの映像が公開されたのは事件から1年後のことで、その間に加害者女性が顔を変えたり逃げたりする時間は十分過ぎるほどあったのです。その為、映像公開後も有力な情報はほとんど寄せられなかったのです。被害者遺族はかなり早い時期から映像公開を要請していたがこれはかないませんでした。ネットで検索すると画像が出てきますが、低画質のカメラ映像を再処理して得られた加害者女性の人相がかなり不気味であったことも世間で話題になりました。いずれにせよ、こんなに画質が悪いと有力な情報は得られそうもないでしょう。
画像以外でわかっていることは、加害者女性の年齢は25歳から30歳位、身長は約160センチ、体型はやせ形で抱いている子供の体格から見て、女性の肩幅が小さく、かなりの細身です。髪型は肩ぐらいまでの薄い茶髪、肩まで伸ばした女性の髪の毛がフワフワとカールしていま。 当時の服装は黒っぽいズボンと上着を着用し、 ショルダーバッグを提げていました。また2歳〜3歳ぐらいの子供を抱いていたのが特徴です。これは当時の様子なのでさすがに今この条件で探すことは難しいでしょう。
また、嫌疑不十分で監視カメラの映像を公表するというのは、「グリコ・森永事件」以来のことでした。監視カメラの映像が公開されたのは事件から1年後のことで、その間に加害者女性が顔を変えたり逃げたりする時間は十分過ぎるほどあったのです。その為、映像公開後も有力な情報はほとんど寄せられなかったのです。被害者遺族はかなり早い時期から映像公開を要請していたがこれはかないませんでした。ネットで検索すると画像が出てきますが、低画質のカメラ映像を再処理して得られた加害者女性の人相がかなり不気味であったことも世間で話題になりました。いずれにせよ、こんなに画質が悪いと有力な情報は得られそうもないでしょう。
画像以外でわかっていることは、加害者女性の年齢は25歳から30歳位、身長は約160センチ、体型はやせ形で抱いている子供の体格から見て、女性の肩幅が小さく、かなりの細身です。髪型は肩ぐらいまでの薄い茶髪、肩まで伸ばした女性の髪の毛がフワフワとカールしていま。 当時の服装は黒っぽいズボンと上着を着用し、 ショルダーバッグを提げていました。また2歳〜3歳ぐらいの子供を抱いていたのが特徴です。これは当時の様子なのでさすがに今この条件で探すことは難しいでしょう。
民事訴訟の判決
この冤罪事件に関して納得のいかない遺族が、三重県に対して警察官の過度な拘束によって男性が死亡したのではないかと裁判を起こすことになりました。2007年から2011年まで長い間、被害者のいない裁判が続きました。遺族の方の気持ちを考えると苦しくなりますが、長い裁判の詳細を解説していきます。
遺族が損害賠償訴訟を起こす
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