2021年5月14日 更新

コスモリサーチ事件とは?事件の判決や死刑制度についても

まるで令和に引きずっていたくないように、とつぜん異例の年末に死刑執行がなされた2人の死刑囚がいました。死刑囚が犯した事件の名前は『コスモリサーチ社殺人事件』です。暴力団らが、ある日突然他人を拉致し金を奪い、首を絞めて殺害しコンクリート詰めにしたのです。

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死刑判決が下されてると、6カ月後に死刑が執行されるというルールがあるにも関わらずまずされません。ここからさらに『確定死刑囚』ということになった死刑囚は、死刑が執行されないまま生き続ける死刑囚となるわけです。

日本の『確定死刑囚』の期間は長すぎると有名です。いったいなぜ?とさらに追い打ちをかけるように痛みを感じるように待たされ続ける選択肢しかありません。

「犯罪者のまま死刑にしても意味がない」「真人間にして気づかせてから死刑を執行する」という説明がされていますが、それが本当に正しいのかは誰にもわかりません。

被害者を考えれば当然という声

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日本では昔「仇討ち」という制度が認められていました。大切な人を無慈悲に殺されて、捕まりもせずに何の処分も受けずに生きている加害者に対して、遺族が自分の命をかけて加害者の命を奪いに行くなら認められるという制度でした。

しかし、もちろん現代の日本では認められていません。すべての判断を国に託すという選択肢しかないのですが、どういうわけか被害者に寄り添う対応はされません。大切な人を無慈悲に殺害されて、心身ともにボロボロになっていても、とにかく待つという選択肢しかないのです。

支援団体が複数存在する

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コスモリサーチ事件での死刑囚『河村啓三』にも、2004年5月12日亡くなった『大道寺幸子』という女性が立ち上げた「死刑廃止のための大道寺幸子基金」という支援団体が付きました。

毎年6人に、再審請求のための補助金として10万円を渡し、毎年死刑囚の表現展としてあらゆる分野のオリジナルな表現作品を募集し、優秀作品を選定し、河村啓三の本「こんな僕でも生きてていいの」は第1回優秀作品賞を受賞しました。このように、日本には死刑囚を支援する団体も多数存在しています。

死刑制度の意味

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死刑制度とは、そもそもなぜ存在しているのでしょうか。ここでは死刑制度の意味について考えてみましょう。

加害者を罰するだけではない

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死刑制度は、加害者を罰するためだけにあるわけではありません。被害者の傷を癒すためにも存在しています。もちろん、犯人が死刑になっても、失った人が返ってくるわけでもなく、心の傷が癒えるわけでもありません。

それでも、死刑が執行された時に「やっと終わった」と感じる被害者遺族は多いと言われています。そのように、被害者遺族の一つの区切りとなるのが死刑判決の意義です。加害者に死の罰を与えることだけが事件の区切りではないのです。

負の連鎖・感情を断ち切らせるため

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死刑制度は、被害者遺族の心に区切りをつけて「負の連鎖・感情を断ち切らせるため」にも存在しています。加害者が死んでも何も変わりませんが、死刑によって区切りをつけることができるのです。

もし死刑制度がなく懲役刑のみなら、「出所したら自分の手で復讐したい」と思う被害者遺族が多く、さらなる悲しい事件を生んでしまうでしょう。そのような負の連鎖を断ち切るためにも死刑制度は一つの役割を担っていると言われています。

死刑制度には今後も賛否両論巻き起こるだろう

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死刑制度は、各国で盛んに議論されています。「命でしか償えない」と考える人もいれば「命がなくなれば償うこともできない」とする人もいます。また「生きていても後悔しない根っからの悪人もいる」と言う人もいるでしょう。

本当に死刑が正しいのかどうか、それは被害者遺族も含めて誰もわからないことかもしれません。だからこそ、今後も死刑制度に関しては賛否両論活発な意見が交換され続けるのではないでしょうか。

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