2019年7月30日 更新

死刑囚最後の一時間とは?死刑囚の日常や死刑囚と刑務官の心境も

死刑囚の最後の一時間について知りたいと思った事はありませんか?この記事では死刑囚の最後の一時間を含め死刑囚の日常や死刑執行の流れ、刑務官の苦悩や死刑囚の心情などを詳しく解説している記事になっています。気になる方はぜひお読みください。

死刑囚の最後の一時間とは?

Life Beauty Scene - Free photo on Pixabay (515962)

あなたは死刑を宣告されている人達が、最後の一時間をどのように過ごすのか知っていますか?この記事では、死刑囚の日常や死刑が執行されるまでの期間、死刑囚が収容されている拘置所や死刑執行までの最後の一時間について紹介します。

また、執行ボタンはなぜ三つあるのかについてや死刑執行にあたる刑務官の苦労、死刑囚も死にたくないと感じる?といった疑問や、日本では毎年複数の死刑が行われている事などについても解説をしていきます。

では、はじめていきましょう!

死刑囚の日常

Mma Network Cage - Free photo on Pixabay (515974)

まずは「死刑囚の日常」について十一個ほど解説していきます。死刑囚はどのような場所で、どのような作業をしているのでしょうか?

また、何時に起床し何時に就寝するのか、運動などは許されるのか、独房の広さや最低限の設備は整っているのか、お風呂には入れるのか、服装や髪型はどのようにしなければならないのか、外部との関わりは持てるのか、などという疑問をを一つずつ解説していきます。

それでは、死刑囚の日常がどのようなものであるのか?一緒に理解していきましょう。

刑務所ではなく拘置所

Prison Cell Jail - Free photo on Pixabay (516021)

まず一つ目は「刑務所ではなく拘置所」について解説していきます。罪を犯した人間はまず、拘置所に収監されます。

懲役何年と確定した犯罪者は刑務所に収容されます。しかし、死刑が確定した死刑囚は刑務所ではなく、拘置所内にある死刑房に直接収監されます。無期懲役は死刑ではないので、刑務所に収容されます。

それでは、刑が確定する前から死刑囚が拘置所に移送されるまでの流れを説明していきます。まず、犯罪を犯した人間は警察署内にある留置施設=留置場に勾留されます。

起訴後も勾留が続く場合は、途中で拘置所に移監になります。判決で死刑が確定した場合に、死刑囚は死刑執行施設がある拘置所に収監されることになります。

刑務作業のような仕事はない

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二つ目は「刑務作業のような仕事はない」について解説していきます。なぜ、死刑囚は刑務作業のようなものがないのでしょうか?死刑とは他の懲役刑などに比べて大きく異なることであります。

死刑は自らの命をもって、罪を償うのが死刑であるため、国の収入の一部となる刑務作業をさせる必要はないのです。しかし、死刑囚の中には被害者への償いのため、軽作業や書籍の点訳ボランティアをしていた死刑囚も過去にはいるようです。

そこで、軽作業について少し解説していきます。軽作業は本人が希望する場合に、内職などの作業を七時間程度行うことができ、それによって収入を得ることができることです。

起床から就寝まで時間が決まっている

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三つ目は「起床から就寝までの時間が決まっている」について解説していきます。死刑囚の起床から就寝までの時間は施設によって多少異なりますが、都内にある施設を例にあげて解説していきましょう。

まず、午前六時二十分に起床、点検を終えて六時五十分に朝食、十一時半から五十分昼食、午後四時から夕食、六時就寝と一日のスケジュールが決まっています。基本的にはどこの施設も早い時間に起床し、早い時間に就寝する事が決まりになっているようです。

大まかに、死刑囚の起床から就寝までの流れを説明しましたが、起床から就寝までの間に運動をしても良い時間や自由時間、軽作業などをする時間も与えられます。

戸外運動と房内体操の時間もある

Men Yoga Classes Gym - Free photo on Pixabay (516380)

四つ目は「戸外運動と房内体操の時間もある」について解説していきます。なぜ死刑囚には戸外運動と房内体操があるのでしょうか?それは健康維持のためだと言われております。

戸外運動と房内体操をする時間は、施設によって多少異なります。戸外運動の時間は夏季が週二回、その他は週三回で時間は三十分程度行うことができます。

死刑囚のような独房収容者は、運動も一人で行います。運動場はコンクリート製のベランダや屋上の狭い空間で行われ、上部から監視されながら運動をします。

運動用具は縄跳びのロープのみ貸し出されます。

拘置所の独居坊は4畳弱

Prison Cell Wing - Free photo on Pixabay (516589)

五つ目は「拘置所の独居坊は4畳弱」について解説していきます。「独居坊の四畳弱にはなにがあるの?」と疑問に思う人もいるでしょう。

まずは、独居坊の室内について解説していきます。四畳弱の奥にはトイレがあり、机と壁に書籍が置ける棚が設置されています。この二つだけなのです。

部屋から外は見れず、空を見れる機会があるのは運動時間だけなのです。家族がいる死刑囚はその狭い独居坊の棚に、家族の写真などを飾られているようです。

独居坊についても施設によって、三畳の施設もあれば五畳の施設もあるようです。

必要最低限の設備

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六つ目は「必要最低限の設備」について解説していきます。死刑囚にも必要最低限の設備は備えられています。

手などを洗う流し台や用をたすトイレ、睡眠をとる寝具、書籍や書物をする机があります。そのほかにも、生活に必要な個人で購入する房内所持品が一定の範囲で認められているのです。

死刑確定囚には、健康でいてもらわなければなりません。死刑が確定している囚人に対しての扱いが矛盾しているのですが、拘置所では死刑執行命令が出るその日に備えて、死刑囚を心身ともに健康な状態に保ったおかなければなりません。

ですから、健康な状態を保つため必要最低限の設備は備えておかなければならないのです。

入浴について

Shower Douche Bathroom - Free photo on Pixabay (516659)

七つ目は「入浴について」解説していきます。死刑囚が入浴できる日は運動した日を除く夏季週三回、冬季週二回で、衣類の脱着を含めて入浴時間は約十五分程度です。

死刑囚は入浴も一人です。ですが、想像以上に死刑囚が入浴できる日が多いイメージがあります。

お風呂の広さは三畳ほどで、独居坊と広さはあまり変わりません。もちろん、監視下のもとで入浴します。

入浴に関しても、必要最低限の設備です。死刑囚が健康を保つためには、入浴も必要な事なのです。

座っていることが義務付けられている

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